Beyond Borders ~国境を越えて~

身近な日常生活での新たな発見や出来事から、数々の国境を越えて
存在している私の愛する「人・場所・モノ・話題」などを紹介

4em jour a Paris  再会 (その3)とペール・ラシェーズ 編

2008-06-05 01:33:57 | 旅の出来事 (France)
「4月のParis里帰り日記」も6月にしてやっと最終日~
(Euro 2008が始まる前には終わらせねば…と焦りが)

実はヤツ、この2日前の金曜日に西海岸への出張を代わってもらって、お休みを取ったので、
翌日の月曜日の朝には出張先に行かねばならず、正午ごろ発のFlightのため、
午前10時には空港行きのバスに乗らねばならなかったのです。

私は、20時の飛行機なので、17時位までParisを満喫出来る~

そして、いつも私達が空港との行き来に利用しているのが、「Les Cars Air France」。

…というわけで、お見送り 次のデートもFranceでね~!宜しく



その後、Madameをお迎えに市バス92番線に乗って「Gare de Montparnasse」へ。

↓Gare de Montparnasse

何年ぶりの再会だったでしょうか???

この日も市バスで動きたかったため、Madameに1日券をプレゼント
(TGVでわざわざParisまで来てくれたんだから、これ位はしなきゃね。)

前の日に電話した時から「どこに行くかは任せる。」とMadame。

色々と考えましたよ。そして…

今まで行きたい行きたい…と思いながらも行く機会のなかった
「Cimetière du Père Lachaise/ペールラシェーズ墓地」。

Madameも
「C'est une bonne idée!」と大賛成してくれました

まず、96番線に乗って、Châteletへ…。
と、待っている間に久しぶり過ぎてついついお喋りに夢中になってしまい、1台乗り過ごしてしまいました


そして、Châteletで69番線に乗り換えようと思ったら、69番は日曜日は走っていなかった


すぐに、Paris Pratiqueを取り出し、別の行き方を探し当てたら同じバス停からでした。
バスを待つ間にお互いを撮ったりしながら記念撮影タイム~


76番線で Ledru Rollin-Faubourg Saint-Anotoineまで行って、


61番に乗り換え。

                ↑ここの緑色の所が「Cimetière du Père Lachaise/ペールラシェーズ墓地」です。


↓こちらは墓地の北西角の入り口で売っている「歴史的有名人のお墓がある場所」を示した地図。


まず、向かったのは、

☆Eugene Delacroix/ドラクロワ(画家) のお墓

↓「La liberte guidant le peuple/民衆を率いる自由の女神(ルーブル美術館所蔵)」を描いた画家です。


その次は、

☆Ingrés/アングレ(画家) のお墓

↓「La source/泉(オルセー美術館所蔵)」や↓「Grande Odalisque/グランドオダリスク(ルーブル美術館所蔵)」を描いた画家さんです。
 

同時代を生きた「Delacroix」と「Ingrés」なのですが、リベラル派のドラクロワと保守派のアングレはいつも対立していました。
この事は以前記載した「オルセー美術館 Musee d'Orsay Guide」でも少し触れています。
この話題を掲載する前にちゃんと「芸術紹介シリーズ」で掲載しておくべきだったな~反省。
こんなに広い墓地で、そんな仲の悪い二人の墓石が↓こんなに近くにあっていいの~と思いながら…、



そしてお次は、私がここの墓地で一番訪れたかった
☆Sarah Bernhardt/サラ・ベルナール(女優)のお墓を探す。。。がなかなか見つからないやっとの思いで発見!

Sarah Bernhardtは、1900年前後の時代 Parisで一番の舞台女優さんで、多くの画家達が彼女を描いたのでした。
↓Sarah Bernhardt

そして、私の好きなアールヌーボー画家「Mucha/ミュシャ」が一番多く彼女を描きました。

↓ミュシャが描いたサラ。(彼が描いたサラはもっともっとありますが…。)
    

(この話題も以前掲載しましたが)以前観た「Paris Je t'aime」という映画で描かれていた
Pairs(20区中)18区の短編物語のここ20区の舞台はこの「ペール・ラシェーズ墓地」でした。

その映画で主人公は、「オスカー・ワイルド」の墓前で彼(オスカー)の姿を見たのですが、
そんな幻想が現実になるのなら、私はこの「サラ・ベルナール」の姿を見たいな~と思ったのでした。


その後、他の有名人達の墓前も訪れたのですが、最後に訪れたのが

☆Edith Piaf/エディット・ピアフ(歌手) のお墓でした。
 

映画の後ということもあってか、結構訪れている人が多く居ました。
私も訪れる前に映画観とくべきだったな~

↓以下、その他(一部を抜粋しただけでも)この墓地にはこれだけの歴史的有名人のお墓があります。
(広すぎるので今回は訪れられなかった)

☆ショパン(音楽家)
☆モディリアーニ(画家)
☆コロー(画家)
☆モリエール(作家)
☆オスカーワイルド(作家)

などなど…。

3日目の続きは、また次回…ということになってしまいました

では、次回。


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2 コメント

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ありましたねー (marimo)
2008-06-05 06:37:55
墓地のお話!ここなんですね。

しかもそんなにたくさんの歴史的有名人達が眠っているなんて、考えただけで鳥肌が立ちそうです。ちょっと通な観光スポットですね
Re; (french-blue)
2008-06-09 23:24:24
>To; marimoさん

そうなんですよ!あの映画の20区の舞台はココだったのですよ。
Parisの端っこにある上、住んでいた場所からは対角線上で中々行けなかったのです。
今回ここに行ったのは、ずっと行きたかったのもあるのですが、あの映画の影響もなきにしもあらず…でした

>ちょっと通な観光スポット
そうですね~!今回も少なからず観光で訪れていた人達(外国人も含む)と会いましたが、日本人とは会わなかったですね~。
墓地って住んでいる人くらいしか行かなさそうですものね!