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高知1ヶ月滞在記~①本山町

2016年11月03日 14時53分56秒 | MEMO)旅

【本日の福野郎 No.98】(遅刻)


2016年4月。
退職から1年。自分の進むべき道を探しつつもハッキリと見つからない中、
ふと検索していた「田舎 求人」
そこで出会った、「木材加工・デザインのアシスタント」のインターンシップ。
ぬくもりのある木の商品には昔から目がいってしまう方だったし、デザインやものづくりにも興味があった。
だけどそれを「好き」や「趣味」として扱うことと、「仕事」にするのとでは、向き合い方も大きく変わってくると、思っていた。
だからこそ、自分の「好き」「やりたい」は趣味としてなのか、仕事としてなのかは、
実際に「仕事」として経験してみないとわからないし、今後進む道を決めるためにもハッキリさせたいと思っていた。

しかし、迷っていた。
このインターンシップ、開催地は北海道から遠く離れた四国・高知県。期間は1ヶ月。
知り合いもいない、環境も異なる場所に、1人で、1ヶ月。参加費交通費合わせて費用もかなりかかる。
やってみたい気持ちもあるが、不安もたくさんあった。踏み出しきれずにいた。
そんな時、私の背中を押してくれたのは、
3月、熊本地震の1ヶ月前、阿蘇神社で引いたおみくじの「進んで自分の苦手な事にチャレンジしてみましょう」
そして不安だからという理由だけで自分が逃げ出してしまわぬよう、周りの人に行こうと思っている旨、その理由を話していた事。
…歩き出さなければ、景色は変わらない。
7月末、ようやく、勇気を出してこのインターンシップに応募しました。

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9月末。
参加する上での不安要素に、飼い猫ニャン太と1ヶ月お別れしなければいけないという「ニャンタロス」がありました。
目いっぱいなで回してから、出発。北海道とも、1ヶ月お別れ。人生初の四国。



インターンシップの1ヶ月間、高知県本山町に滞在することに。
一軒家をお借りして、最初の2週間は同じく研修生の方と共同生活、残り2週間は一人暮らし。

研修内容は今後の記事でご紹介するとして…
今回は、1ヶ月滞在しました高知県・本山町についてふれたいと思います。
(道民目線での感想なので、本州の方と感覚が大分ずれている可能性はありますが…)





まず本山町に訪れての第一印象は、景色が美しい!
周りを緑の山々に囲まれ、美しい吉野川を中心にできた町、という印象でした。
北海道は四方を山に囲まれている景色というのは多分なかなか見られないので、道民には珍しい景色かも。
吉野川、特に晴れの日は深みのある美しい青緑なのですが、実はとっても透き通っています!
岸に近いところでは、青緑から砂の色にグラデーションしていく色合いが、優しくてとても美しい。
ちなみにこの写真、町の中心部です。道路沿い、というか川沿いに道路があって、
研修先への通勤も、この美しい川と山の間を行く、という感じでした。気持ちいい!!
写真は撮っていませんでしたが、棚田があったり、10月には柿やゆずがあちらこちらに実っていたり。
1ヶ月の滞在ではありますが、四季の移り変わりも身近に感じられる土地なのかなあと思いました。

四季の移り変わりといえば…
9月末、北海道ではもう肌寒い時期に本山町に足を踏み入れましたが、
肌がじりじりと暑い。北海道の夏のような気温でした。
朝晩冷えるし、山間だから意外と涼しいよと聞いていた私は、半袖1枚の他は全て長袖を詰めていったのですが、
上着もいらず、長袖をまくって研修に励む日々でした…!
10月上旬になると急に朝晩冷えるようになり、朝布団から出るのが辛かったり、出勤時に上着を着るようにはなりました。
しかし日中は暖かく、やはり腕をまくりながら過ごしていました。札幌の初雪の知らせを聞いた時も腕まくりしていました(笑)
地元の方に聞くと、今年は暑さが長く続いて、寒さが突然来た感じ、らしいので、
やはり"関東と比べると"涼しい場所なんだろうなあ。(確かに、9月の群馬は暑いどころかサウナだったし)
冬には雪も降るそうなので、本当に四季の移り変わりを感じられる場所なんですね。
そして人々の生活もそうした自然界の移り変わりと共にあって、
田んぼの景色、畑の景色も四季折々くるくる移り変わり、それもまた景色の一部として、私達を感動させてくれます。
今回は秋の初めにお邪魔しましたが、是非別の季節にも行ってみたいな、と思いました^^♪




周りを山々に囲まれている本山町。
町の標高自体も高く、車で登れる山の上では、雲海も見られます!しかも日常的に見られるそうです!
(写真の撮り方を失敗して、暗い写真になってしまいましたが、とても壮大で美しかったです)

山といえば。
ヘビもいました。タヌキもいました。窓の外にヤモリも張り付いていました。
そしてビックサイズの虫もいました…!!詳しくいえば手のひらサイz……長くなりそうなので、その話はまたいつか。

そして田舎といえば、心配な交通面ですが…
なんと高知市へも高速道路で約30分、徳島・香川・愛媛の中心部にも2時間以内で行けちゃうそうです!
JRの最寄は大杉駅、車で約15分ほどでしょうか?車がなくてもバスがありますが、やはり車があると大変便利。

TVチャンネルが限られていたり、本屋さんがなかったりはするそうですが、
今はインターネットが便利になっているので、その辺りもそれほど不便は感じなさそうです。
むしろAmazonや宅急便は北海道よりも早く届くようです…!!!(悔)

その他美味しい食材、温かい人々など、他にも魅力はたくさんですが、それはまたの機会に。


とにかく心も体ものびのび過ごせるこの本山町、
現在人口は減少傾向にあるようですが、一方で移住者は増えているようです。
滞在中お会いした方の中にも移住してきたという方がたくさんいらっしゃいましたし、
共同生活をしていた研修生の方も、前回このれいほく地域(本山町含む)に訪れてすっかりファンになってしまい、
来春から移住をしたくて、今回その前準備もかねて研修に参加されたそうなのです。
確かに、都会で忙しい日々を送っている方には、心にしみるものがたくさんあると思います。
こんな風に生きていいんだ、と感じることがたくさんあると思います。
そうして生まれた心の自由から、今、色々なチャレンジ→価値がこの地域でたくさん生まれているのを実感した1ヶ月でした。
それを少しでも、今後の記事で皆さんにお伝えしていけたらと思います。
私自身、このインターンに出会わなければ知らずにいた場所でしたので、
これからの記事をきっかけに、皆さんにも「行ってみたいな」と思っていただけたなら嬉しいです!




次回もお楽しみに!

でゃ!

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