blog of Flying Tangler

皆もすなるぶろぐといふものを、我もしてみむとてするなり

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バタフライ・エフェクト、

2008-03-07 21:07:26 | 社会学・斜怪樂
ってご存知ですか?・・・

熱帯地方のどこかで、一頭の蝶がフッと飛び立つ時に、

僅かに揺らいだ空気の渦が気流のバランスを乱して、

連鎖的に次第に大きな気流の乱れを呼び、

やがて大きな台風にまで育ってしまう、という学説(?)です。


『風が吹けば桶屋が儲かる』という因果連鎖が引き合いに出されることもありますが、

『風が吹く』事象と『桶屋が儲かる』事象とは、まったくカテゴリーを異にするものの、

どちらも大した事件とはいえないのではないでしょうか?


その点、『蝶の羽ばたき』と『大型台風』とではエネルギー規模からして大変な違いがあります。


気象現象としてバタフライ・エフェクトの信憑性はよく判りませんが、

社会・経済現象としては、これに似たような渦の拡大・暴発が充分に考えられるのではないでしょうか?


 
さて、そこで・・・

このワタクシめが恐れるのは、

『毒餃子が招く世界恐慌』です。


ご存知のように、中国産輸入餃子に毒物が混入していた事件を契機に、中国産野菜の輸入は既に4割減となってしまったそうです。(まだ4割しか減っていないのがむしろ驚き、という向きもあるようですが)

今後、野菜に限らず、穀物、海産物、加工食品の輸入にまで影響は必須でしょう。


この結果、日本国内市場では内国産食品へ需要が集中し、食料品などの生活必需品が軒並み値上がり。 

それが家計を圧迫して、その他の内需がますます冷え込みます。




一方、中国の農業、漁業、加工製造業、輸送業、貿易業、その他さまざまな業界に大きな傷を与えることになるでしょう。


半年後に控える北京オリンピック開催、その終了に伴う『オリンピック景気の終焉』もあわさって、この20年間続いてきた中国経済の驚異的な発展も、ついには終わりをとげます。


『中国経済発展』が終わってしまうと、中国を取り巻く世界の経済も連鎖的に崩壊してゆきます。

膨大な資源需要の伸びに支えられてきた、鉄鋼、非鉄金属、エネルギー産業・・・

世界一の人口国の急速な需要増に支えられてきた、製造業、サービス業・・・

同時に伸びてきた、不動産業、金融業・・・

エトセトラ、e.t.c.・・・


どの産業も例外なくアウトです!


中国だけでなく、日本も、アメリカも、ECも・・・ 皆、枕を並べて討ち死にです。



どうでしょうか、この『毒餃子が招く世界恐慌』という経済モデル?

そりゃ、決して実現して欲しくはない『悪夢』ではありますが。



(どうしよう? 今の内に食料の買い溜めでもしとこうかなぁ?)

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