クラシック 名盤探訪

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とっておきの名盤 その14 F・ショパン ワルツ全集

2006年08月08日 | とっておきの名盤「器楽曲」
このワルツ全集の演奏が何故私を惹きつけるのか、何と表現したら良いのかうまく説明できないが、とにかく魅力的な演奏である。
一曲目の「華麗なる円舞曲」の華やかな弾きぶりから始まり、ショパンの傑作「第7番嬰ハ短調作品64の2」の憂いに満ちた表現、そして最後の14曲目までショパンの詩情を歌い続ける。
この盤はマリア・ジョアオ・ピリスが、病気から復活し本当に充実した活動を続けていた頃の録音であるが、ピアノの響きを深くとらえたその録音も素晴らしい。
ピリスの弾くショパン、シューベルト、モーツアルトはどれも良いが、その中でもこの盤は真っ先に取り上げたいとっておきの一枚である。
この曲のベスト・スリーは
・マリア・ジョアオ・ピリス、1984年演奏 <ERATO>
・ディヌ・リパッテイ、1947年演奏 <EMI>
・クラウディオ・アラウ、1979年演奏 <PHILIPS>

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