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逮捕から約615日目で初公判になったわけだが

2010-02-15 20:07:16 | 捕鯨騒動
つーことで、今日は Greenpeace Japan のメンバー2人に対する裁判の初公判日。
この裁判については以下を参照(手抜き)
・鯨肉横領疑惑の裁判本番はいつのことやら(2009年10月8日 flagburner's blog(仮))
・審理前に不戦敗となった Greenpeace Japan?(2009年11月20日 flagburner's blog(仮))
・青森地裁には証人を有効活用していただきたい所だが(2010年1月22日 flagburner's blog(仮))

とはいえ、今日の初公判は顔見せ興行の意味合いも強かったようで・・・。
・鯨肉事件、「告発のためだ」グリーンピース側無罪主張(2010年2月15日 asahi.com)

以下、2010年2月15日分 asahi.com『鯨肉事件~』から、被告と検察の言い分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
この日の冒頭陳述で、検察側は「2人は配送所に無断で侵入し、運送会社に損害を与えたうえ、その信用も傷つけた」と指摘し、グリーンピース側が問題視している船員の鯨肉持ち出しについては触れなかった。

 一方、弁護側は「2人が確保したのは船員が持ち出した不正な鯨肉。調査捕鯨の問題点を指摘する正当な行為で、違法性はない」などと、2人の行為の正当性を船員の鯨肉持ち出しと絡めて審理するよう訴え、3月に行われる集中審理では船員らを証人に呼ぶ。

 計7回行われた公判前整理手続きでは、争点は(1)被告に鯨肉を自分のものにする意思があったか(2)正当行為として違法性を免れるか――などの4点と確認されている。
(有近隆史)
---- 引用以上 ----

しかし検察は、公判前の審理でGreenpeace Japan のメンバー2人を有罪にする証拠だけ示せば充分と裁判所に認められたからな~。
その意味では、この裁判は依然として被告不利に思えるのだが・・・。

で、被告となってる佐藤 潤一氏と鈴木 徹氏が行った今日の発言は↓。
・佐藤 潤一、鈴木 徹の罪状認否スピーチ(2010年2月15日? greenpeace.or.jp)

まずは、佐藤氏の発言。
今日の裁判で佐藤氏は、鯨肉横領疑惑の告発の意義・「調査捕鯨」の実態を語りつつ、自分達が無罪であることの理由を 3つ述べていた。
そして、3つ目の理由について意味深なことを語っていた。
以下、2010年2月15日分 greenpeace.or.jp『佐藤 潤一、鈴木 徹の~』からその部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
そして最後に、わたしがもっとも重要だと思うことに、民主的な社会において、不正を厳しく罰することと、不正を指摘しようとする人を厳しく罰すること、どちらが良い社会につながるのかを問いたいと言うことがあります。

わたしたちが大々的に逮捕されたその当日に、船員の横領行為については強制捜査もないまま不起訴になりました。
さらに、水産庁の官僚や事業主体である日本鯨類研究所の職員が、賄賂のように高級クジラ肉を貰っていた事実もまともな調査すらされず、今後はクジラ肉を受け取らないとするだけで責任をとっておりません。

このことからもわかるように、このクジラ肉不正横流し問題は、船員個人の横領問題だけではなく、調査捕鯨の主体である日本鯨類研究所、共同船舶株式会社、そして水産庁が三位一体となって行い、その不正が発覚した後に三者が隠蔽した公の機関を巻き込んだ腐敗なのです。

結果として、捜査機関は国の不正を見逃し、不正を指摘したわたしたちを罪に問うことを選びました。
国連人権理事会の作業部会はこの決定が国際人権法に違反していると日本政府に警告しています。
(以下略)
---- 引用以上 ----

次は、鈴木氏(2人ともありふれた姓なので困るのよ)の発言。
こちらは、鯨肉横領疑惑に繋がる証拠を得た際の驚きとその後に体験した出来事について語っていた。
以下、2010年2月15日分 greenpeace.or.jp『佐藤 潤一、鈴木 徹の~』から、鯨肉横領疑惑を告発→逮捕後について語った部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
しかしながら、さらに大きく重大な不正は、私たちが横領鯨肉を告発した後に起きた、「組織的な口裏合わせをし、事実を隠蔽し、市民の口をふさぐ」という民主主義の社会においては決して許されない行為にあると思います。
マスコミの目前での75名を動員した逮捕劇、東京地検の調査打ち切り、鯨肉箱の所有者を被害者として扱わず起訴、黒塗りの証拠、横領鯨肉の実態に触れさせない青森地検、これらは成熟した民主主義の社会では決して許されるものではありません。

計画の6割しか鯨を捕獲できなかったにも関わらず、海上保安官が複数同乗していた捕鯨船、日新丸の船上で、大規模な横領行為がこれまでどおり平然と行われました。
国民の税金が投入された事業においてです。
狭い船内において、彼らは鯨肉が横領された現場を確実に目撃しているはずです。
果たして彼らは鯨肉が横領されたことについて事情を聞かれたのでしょうか?

わたしが逮捕された直後の、ある警察官の言葉が今でも忘れられません。
「私が警察官でなかったら、あなたたちのしたことは偉い、と言いますよ。」
彼が言ったとおり、わたしたちは何一つ悪いことはしていません。
市民が持つ、公益のために大きな不正を暴くという自由、それを実践したまでです。

わたしたちは被告人席に座ってはいますが、この裁判は、検察・警察の公正さを問う裁判、日本という国の民主主義レベルを示す裁判、そして調査捕鯨という嘘で塗り固められた虚業を裁く裁判だと思って、望むつもりであります。
---- 引用以上 ----

うはは。
2人のコメントを読んでると、日本が本当に民主主義社会かどうかそのこと自体を疑う必要があるかもしれんな。
え、こういう発言が行える時点で日本が本当に民主主義社会といえるんじゃないか、って?
冗談はよせ。

だいたい、この裁判の公判前整理における検察+裁判所の態度なんてそのような仮定をあざ笑う代物だったし。
その上、開示される証拠はほとんど被告不利なブツ・・・。
一応、公判前整理の最終段階で調査捕鯨を実施する共同船舶株式会社の幹部+日新丸の船員3名+国際人権法の専門家などが証人として呼ばれることになったのだが、それもどのような証言をするのか想像つくし(最後の人は例外だが)。

それと、この裁判って結構日本国外から注目されてるらしいが・・・。
どうせなら、裁判所には英文でも判決文を公表していただきたいところだわさ。
その後どうなっても責任は負いかねるが。


それにしても。
この裁判、一審の判決が出るのはいつの事になるんだろうか?
なんせ、逮捕→起訴(2008年7月)から初公判まで1年半以上かかってるしな。
この調子だと判決が出るのは、来年の今頃というオチがつきそうな悪寒。

そして、控訴審まで含めると、最終決着を迎えるのはさらに後になるのは確実・・・。


一体この裁判、いつになったらケリがつくのやら。



ひょっとしたら、某 TV 局で某有名ユニット卒業生がこの裁判の最終決着についてニュース原稿を読む時期まで長引くかも・・・(謎)


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8 コメント

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この件に関する私見を述べさせてください (通りすがり)
2010-02-16 01:15:24
グリンピースが横領の証拠なり情報なりを入手した時点で司法に相談すべきだった。司法が信頼できないのなら、そうした権力をターゲットにしているメディアに相談すればよかった。国内にそんなメディアがいないのなら、自分たち以外の市民団体にも協力を仰げばよかった。(そんな市民団体もいないのなら日本はもうダメなので正義の国アメリカとかに頼むしかないのかな、と、これは冗談ですが)と。

いずれにせよ単純に捜査権もなければメディアでもないグリーンピースが、自分たちが反対活動をしている相手(それも厳密に言えば鯨研や水産庁の人間じゃなく、どんなに関係が深くても一企業の一社員)に対してアクションを起した。(これは彼らの“利益”にもなりますよね)

今回の逮捕の本来的に問われているのは、そうした点だと思います。裁判ではズレてきているのかもだけれども。

被告たちは盛んに「横領」が事実として発言するが。今後なにかの形で捜査なりあってクロとなるかもしれないが、少なくても現時点では不起訴になっているのだから、その事実はなかった前提で考えるべき。最近になってアクションを起したようだが不起訴になった時点でグリーンピースは法的権利を行使しなかった。それは一般的に考えれば検察の判断を受け入れたことになるのでは。あの時、彼らは海外向けにアピールするばかりでなぜ法的手段を講じなかったのか。それが自分たちの裁判になってからあれこれ持ち出している。その点も含めて、やはり彼らの主張には疑問を持っています。

もちろん。推定無罪の原則ですから、裁判の結果が出るまで私自身は彼らを有罪とは言いませんが。
しかし彼らは「横領」が事実だと推定有罪で語っていることだけは再度言っておきたいです。

自分の意見だけ述べて失礼しました。
返信する
Unknown (kkneko)
2010-02-16 01:59:01
今日は大方のマスコミがSSの乗船騒動の方に行ってしまい、初公判のニュースはほとんど流れませんでしたね(NHK9時は見たけど)。捕鯨サークルサイドはホクホク顔でしょう。
少なくとも、今年の年次総会の前には判決は出ないと思えますが、どういう結論が出ようと間違いなく最高裁まで行くでしょうね・・
返信する
通りすがり さんへ (flagburner)
2010-02-17 21:06:02
コメントありがとうございます。

>そんな市民団体もいないのなら日本はもうダメなので正義の国アメリカとかに頼むしかないのかな、と、これは冗談ですが
難しい所ですね(苦笑)。
なんせ、日本においては市民団体への信頼がお世辞にも高くないですし。
ましてや、「お上」に逆らう人達を処罰するのが・・・って話が逸れました。

>いずれにせよ単純に捜査権もなければメディアでもないグリーンピースが、自分たちが反対活動をしている相手(それも厳密に言えば鯨研や水産庁の人間じゃなく、どんなに関係が深くても一企業の一社員)に対してアクションを起した。(これは彼らの“利益”にもなりますよね)
>今回の逮捕の本来的に問われているのは、そうした点だと思います。裁判ではズレてきているのかもだけれども。
「彼らの"利益"になる」という言い方に納得いかない部分があるのですが・・・。
捜査権を持たない人達による告発行為を「不正」と問われる危険性については、Greenpeace Japan のメンバーも理解していたと思います。
ただ、その告発の内容についてはもっとまともに調査して欲しかったのが本音ですが・・・。

>あの時、彼らは海外向けにアピールするばかりでなぜ法的手段を講じなかったのか。
>それが自分たちの裁判になってからあれこれ持ち出している。
逮捕→起訴された時期(2008年6月~7月)に検察審査会へ訴えたとしても、その決定には法的拘束力が無い(2009年5月21日以降は法的拘束力が発生している)ので(「調査捕鯨」団を訴追するかどうかは)検察官次第という面があったんですよね。
また、国内に向けてアピールしなかったのは、件の告発をメディアや検察に対して行った反省もあったかもしれません。
その意味で Greenpeace Japan は、良くも悪くも日本の実情に沿って法廷闘争を行ってると言えます。
結果がどうなるかは不明ですが・・・。
返信する
kkneko さんへ (flagburner)
2010-02-17 21:10:10
コメントありがとうございます。

>今日は大方のマスコミがSSの乗船騒動の方に行ってしまい~
Sea Shepherd が日本で注目されないことにムカついて、わざと Greenpeace Japan のメンバー2人への裁判初公判日に事を起こした、なんて妄想をしたくなるくらい見事な騒動でしたからね(苦笑)。

もっとも、日本政府が Bethune 氏を訴追するとなれば、身柄の取り扱いに相当気をつける必要が出ると思いますが(理由は別記事参照)。
その意味では、日本政府にとっても頭の痛い騒動とも言えます・・・。
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ご返信ありがとうございます (通りすがり)
2010-02-18 01:54:57
いくつか引用させていただきながら
自分の考えを述べさせていただきますね。

>その告発の内容についてはもっとまともに調査して欲しかったのが本音ですが・・・。

だからこそグリーンピースは最初の一歩を慎重に行うべきだったと思いますし、その後の対応(そのアピールの仕方)について多くの国民の賛同を得る努力をすべきだったと思います。これは想像で言いますので間違いかもですが、「真実」は措いて現時点の一般的な世論ではグリーンピースの分が悪いのではないでしょうか。一義的には日本国民のためにこそ「不正」を暴こうとするのなら、その部分は大切ではないでしょうか。

>「彼らの"利益"になる」という言い方に納得いかない

私の表現が足らなかったかもしれません。
所謂「捕鯨問題」というのが最初にあって、
「捕鯨」に反対する活動をしていた彼らは
つまり「当事者」のひとりではないかということです。
もしも「不正」が暴かれ(その真偽や善悪は別として)た場合に
やはりグリーンピースという「組織」に「益」となるわけですよね。
組織の目的が果たせるのですから。
そこは重要なポイントではないでしょうか。
もちろん「不正」が「真実」であれば我々にとっても
有益な結果を導いてくれたことになりますが
「当事者」であることを考えれば
その「不正」を暴く過程で「操作」をしている可能性を
まずは疑うべきなんじゃないでしょうか。
立場や官民に関わらず巨大な組織をまったく疑わずに
清廉潔白であると考えるのは、あまり現実的ではない気がします。

>逮捕→起訴された時期(2008年6月~7月)に検察審査会へ訴えたとしても、その決定には法的拘束力が無い(2009年5月21日以降は法的拘束力が発生している)ので(「調査捕鯨」団を訴追するかどうかは)検察官次第という面があったんですよね。

この点はなるほどそうかもしれませんね。
法的な戦略としては理解できます。
しかし同時に(これは感情論かもしれませんが)
やはり国民に訴えることこそが一番大切じゃないでしょうか。
今後、「横領」が再度起訴(で良いのでしょうか?)されて
捜査されたとして、それが現実的に勝訴につながるのか不明ですし。
最終的には一般の人々の判断を信頼しきれないということに繋がりますよね。
「グリーンピースは何様なんだ」という反感が広がるだけじゃないでしょうか。
もう少し真摯な姿を見せることの方が世論を形成しやすいと思うのですよね。
それが結果「不正」(があるのであれば)を暴くことの近道なのでは。

>また、国内に向けてアピールしなかったのは、件の告発をメディアや検察に対して行った反省もあったかもしれません。

反省の方向が間違っている気がします。
良くも悪くも結局は国民を無視して自分たちの組織のことを考えている気がします。
これはもちろん捕鯨推進派にも多かれ少なかれ同じことが言えますが。

長々と失礼いたしました。
返信する
通りすがり さんへ (flagburner)
2010-02-20 20:10:05
コメントありがとうございます。

>「当事者」であることを考えれば、その「不正」を暴く過程で「操作」をしている可能性をまずは疑うべきなんじゃないでしょうか。
返答になってるかどうかわかりませんが・・・。
Greenpeace Japan のメンバー2人の場合で考えれば、鯨肉を持ち出したこと自体が「操作」ってことなんでしょうか?
あるいは、持ち出した鯨肉(元は個人の所有物だけど)を証拠として提示したのが「操作」ってことなんでしょうか?
これだと、全ての不正申し立てが「操作」と受け止められかねないと思えますが・・・。
(行動を起こすこと自体が「操作」、という見方もできるが)

>しかし同時に(これは感情論かもしれませんが)、やはり国民に訴えることこそが一番大切じゃないでしょうか。
確かにそれも必要なことなんですよね。
とはいえ、Greenpeace Japan の主張(というか捕鯨反対の意見)について「聞く耳持たない」人たちも少なからず多い事情を踏まえると、結構厳しいことだったりしますが・・・。

>反省の方向が間違っている気がします。
>良くも悪くも結局は国民を無視して自分たちの組織のことを考えている気がします。
日本国内よりは国外にいる人たちのほうが自分たちの主張を聞いてくれる、と踏んだのかもしれません。
結果としては、それなりに成果が出たのも事実ですが・・・。
返信する
レスポンスありがとうございました (通りすがり)
2010-02-21 00:08:31
「操作」の件ですが、
今回の個別の件に関して「操作」があったかどうかは私は知りません。
私の文章力の欠如から誤解を与えてしまっているなら謝罪いたしますが
個別の件で「具体的」にないかがどうこうという事を述べているつもりはありません。
あくまで、ポイントは
「捕鯨問題」について(利害のぶつかる)「当事者」の一方であるグリーンピースによる「告発」である。
その点につきます。
「当事者」が不正申し立てするのはもちろん構わないですし
今回の件も真実である可能性も十分あるでしょう。
しかし「当事者」であれば、
もっと慎重に手順を踏まえるべきではないか、
そういうことです。

ここで強いて挙げるなら、
私が疑わしいと思っている点
(もちろん素人の感情的観方でしかありません)は
最初の「横領告発情報」ともいうべきものです。
そこに何らかほんの若干程度「操作」があるんじゃないかと、
(しかしあまりに陰謀論なきもしますが)
思わば思えなくも無いかも。
理由はほとんど無いのですが
それは以下の「事実」から、なんとなくそう思えるということ。

そもそも「横領告発情報」ともいうべきものをグリーンピースが入手して
その真実を確信していたのなら
どうして最初に司法の元に届けなかったのでしょう。

その理由が、もしも司法を信用できない。ということなのであれば
もうそもそものそもそもとして
検察に告発すること自体、馬鹿げているじゃないですか。
どういうつもりで信頼できない検察に訴えでたんですか。

つまり
彼らの理屈は全て後付けなんじゃないかと疑いたくなります。

不正の証拠があり、それを公にする行為は
勇気ある素晴らしい行動です。
それが国家権力の腐敗を暴くものであれば猶のことでしょう。

そうした行動やそうした想いをもつ人々に反対するつもりじゃないです。

しかし、証拠と思われるものを
たとえばあなたや私やグリーンピースの人々のように
犯罪捜査に素人で、ジャーナリズムの素人である人間が
その道のプロフェッショナルに働きかけることもせずに
自分自身の手でいきなり直接行動するのは、
やはり迂闊なことではないですか。

その上、グリーンピースが、その行動のターゲットとしたのは
自らの意見と反対の立場の人間(しかも一応は一般個人ですよね)です。
彼らは明らかに公平な「第三者」ではないのです。


>Greenpeace Japan の主張(というか捕鯨反対の意見)について「聞く耳持たない」人たちも少なからず多い事情を踏まえると、結構厳しいことだったりしますが・

なぜ「少なからず多い」のでしょう。国民がバカで政府に騙されているから仕方がないんですかね?
世界中の人々に支持され協力され大きな資金力をもって鯨研なんかよりも立派なHPを作ったり広告に有名な人を登場させたりしているグリーンピースでも、日本政府のかっちょいい広告戦略には太刀打ちできないんでしょうか。
私には、グリーンピースのこれまでのキャンペーンの仕方、その根っこの動機のあり方がマイナスだったんだと思えますが。
その根本的な理由は、
flagburnerさんが、まさにおっしゃっているように

>日本国内よりは国外にいる人たちのほうが自分たちの主張を聞いてくれる、と踏んだのかもしれません。

国民の正義の為でなく、まさに「自分たちの主張」を一番大切にしての一連の行動であるということなんじゃないでしょうか。

グリーンピースのすべての目的や業績、あるいはそこで働く個々人の使命感を
私は否定するつもりもありませんし、そもそもそれだけの知見も持ち合わせていません。
また、「捕鯨問題」に関する日本政府、関係者に糺すべき問題点はあるだろうと想像もしています。
同じように「反捕鯨」の海外諸国や諸団体の中にも問題点があるのだろうとも想像します。
そしてついでに、持続的捕鯨の考え方には、その基本は同意しておりますが
「最終的」に捕鯨を縮小していけるのであれば、それもありだと思う程度の推進派です。

そのように考えている私ですが
今回の件についてのグリーンピースの「法廷闘争」は
「自分たちの主張」の為のものとしかみえません。

そこに「国民の為」という「正義」を「旗」にしているところに反感を覚えます。
そんな「旗」は燃やすべきです。

少し感情的になり過ぎかもしれませんね。
不愉快な点、ご迷惑な点ありましたらお詫びします。
いずれにせよ長文で申し訳ありませんでした。
失礼します。
返信する
失礼しました (通りすがり)
2010-02-21 00:19:59
私は基本的に、この件のグリーンピースのやり方に反対しているだけで、その気持ちを、この場をお借りして述べさせていただきました。
なんか言い方が感情的になって、flagburnerさんのご意見をねじ伏せようとしているみたく受け取られておりましたら、それは違いますので、どうかご理解ください。
flagburnerさんとは捕鯨に関しては立場も意見もほぼ反対ではありますが、ご主張を全面的に否定したいと思っているわけではありません。

それぞれに立場があって、そこから見える景色は異なるものだと考えます。そしてその双方とも、もしもそうした道があるのであれば、日本や世界がより素晴らしい場所になってほしいと願っていると信じています。

今回のエントリーに端を発する私の考えは、とりあえず述べさせていただきましたので、特段ご指名いただくようなことがflagburnerさん側でありませんでしたら、書き込みはこれまでとさせていただきますね。
どうもありがとうございました。
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