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鯨肉嫌いを許せない3K新聞

2009-11-02 20:02:56 | 捕鯨騒動
先週、Jan Peter Balkenende オランダ首相が日本を訪問していた。
この際、Balkenende 首相は鳩山(兄)首相と歴史認識や捕鯨騒動などの対談をした。
この辺については以下を参照(手抜き)。
・鳩山首相「村山談話を受け継ぐ」 オランダ首相に改めて表明(2009年10月26日 MSN産経ニュース)
・天皇陛下:オランダ首相と会見(2009年10月27日 毎日jp)
・バルケネンデ・オランダ首相:「EU大統領、まだ不明」 立候補明言せず(2009年10月28日 毎日jp)
・Sea Shepherd の船の船籍剥奪という噂 2(2009年10月29日 flagburner's blog(仮))

だが、この中で鳩山(兄)首相は、3K新聞の編集委員がブチ切れる勢いの発言をかましていたとか。
当然の如く、3K新聞はこの発言に噛み付いた・・・。
・鳩山首相「クジラ肉大嫌い!」 反捕鯨後押し? オランダ首相との会談で(2009年10月30日 MSN産経ニュース)
・I hate whale meat, Japan's PM confides(2009年11月1日 smh.com.au;AFP)

実の所、鳩山(兄)首相の発言は、先月26日の首脳会談中に出てきたものらしい。
とにかく、2009年10月30日分 MSN産経ニュース『鳩山首相「クジラ肉大嫌い!」~』を全文引用する。

---- 以下引用 ----
 鳩山由紀夫首相が、反捕鯨国として知られるオランダのバルケネンデ首相との会談で、日本の捕鯨問題に絡み、「私はクジラ肉は大嫌いだ」と発言していたことが30日、分かった。
調査捕鯨活動を直接否定したわけではないが、再び活発化しつつある世界的な反捕鯨の動きを後押ししかねない危うさをはらんでいる。

 鳩山首相は26日、首相官邸でバルケネンデ首相と会談した際、米環境保護団体「シー・シェパード」がオランダ船籍の抗議船を使い、日本の調査捕鯨船の活動を妨害していることについて「旗国としてしっかり対処してほしい」と要請。
捕鯨に関する両国の考え方の相違に言及しながらも「クジラ肉は大嫌いだ」と強調した。

 関係者は「首相は相手の考えに合わせて共感を示そうとした」と説明するが、鳩山首相は民主党幹事長時代の昨年6月、やはり反捕鯨国であるオーストラリアのスミス外相と会談した際も「実は今朝、家内(幸夫人)の手料理にクジラが出た。
私はクジラを食べない主義なので拒否した」と述べている。
地元の北海道苫小牧市や室蘭市などでホエールウオッチングを観光資源とする動きがあることにも配慮しているようだ。

 日本は世界でも例をみない多種多様なクジラ料理と文化を有しているが、捕鯨制限・禁止の潮流の中でその消失が危惧(きぐ)されている。
今年は和歌山県太地町のイルカ漁を批判したドキュメンタリー映画「The Cove(入り江)」が米サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、世界的に反捕鯨の動きが活発化しつつあることもあり、政府内からも「捕鯨国、日本の首相として甚だ軽率だ」との声が上がっている。

---- 引用以上 ----

・・・この記事への突っ込みは下の記事を参照(手抜き)。
・「日本の首相が鯨肉きらいといった」と騒ぐサンケイ(2009年11月1日 戦争を語るブログ)

つーことで、ここでは俺が疑問に思ったことを適当に書いておく。

問題の記事が出たのは先月30日。
で、Balkenende 首相と鳩山(兄)首相の会談が行われたのは今月26日。
なんで、会談の内容をわざわざ2回に分割して公開したのやら?
ま、3K新聞的には、従軍慰安婦問題でさらなる補償を求められるのを嫌ってるからこそ、そっちの問題を先に出したのかもしれんが・・・。

つーか、3K新聞の伝えるように、鳩山(兄)首相の発言は「反捕鯨の動きを後押ししかねない」ものなんだろうか?
むしろ、この発言ってのは、今年も日本政府が「調査捕鯨」団を送り出す以上もっと単純なレベル・・・個人的嗜好の話かと。
それを「反捕鯨の動きを後押ししかねない」と妄想できるのは、なんでも DPJ のやることに反対する 3K新聞ならではか。

にしても、幸さんもなんで鯨肉料理を出したんだ?
ま、「太陽を食べる夫婦」ってことを考えれば納得できなくもないが・・・。


それはそうと。
鳩山(兄)首相の「鯨肉は嫌いじゃ」という発言を取り上げて喜々としてる 3K新聞が、今更ながら Sea Shepherd の抗議活動(Operation Walzting Matilda)について伝えていた。
・シー・シェパード 高速船投入し2船で捕鯨妨害へ(2009年11月1日 MSN産経ニュース)

これに関して、水産庁が意味不明の発言をしてたのだが・・・。
以下、2009年11月1日分 MSN産経ニュース『シー・シェパード~』からその部分+αを引用する。

---- 以下引用 ----
(中略)
日本の水産庁もこの事実を確認。時速40ノットでは終始付きまとわれて捕鯨活動に深刻な障害が出る恐れもあるが、同庁は「調査捕鯨を行う海域は多数の氷が浮かんでおり、南極海仕様の装備でなければ通常の航行はできない。燃料補給も困難で、バイオディーゼル船が南極海に出向くことには懐疑的だ」と話している。

 SSの抗議船にはドキュメンタリー番組制作のための撮影班も乗船しており、バイオディーゼル船は「番組用の話題作りにすぎない」との声もある。
(佐々木 正明)
---- 引用以上 ----

いや、バイオディーゼルに添加剤を突っ込んだり、エンジンの排熱で燃料をなるべく温めておけば南極海でもなんとか航行できるんじゃね?
流石に最高速度(40kt)での航行はキツイだろうが。
いくらなんでも、Watson 船長もその対策を立ててるだろうに・・・。
この辺は以下を参照。
・BDFの利用(pref.hokkaido.lg.jp ;.pdfファイル)

良くも悪くも、水産庁が Sea Shepherd を馬鹿にしてるかを端的に示してる話。
ついでに、今頃 Sea Shepherd の新型船導入をネタにする 3K新聞のイカれぶりも。


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