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Ex-Israeli soldiers(sushi chefs) vs. Sushi Police?

2012-07-03 20:48:03 | パレスチナかイスラエルか
何か知らんが、イスラエル軍で兵役を終えた兵士に寿司職人になるための講習を行ってるという話がある模様・・・。
・イスラエルで元兵士にすし講習 兵役後の職業訓練(2012年7月3日 47news.jp;共同)

俺も知らなかったのだが、イスラエルは何気に寿司マニアの方々が多いらしい。
なにしろ、去年3月の震災後には、寿司ネタが日本から来なくなるかもしれないなんて心配をするくらいで。
↓の記事を出した後、ynetnews.com に批判が飛んだのは言うまでもないけど。
・Israelis fear sushi shortage after quake(2011年3月15日 ynetnews.com)

ただし、メニューには米国の影響が相当強く表れてるようだが・・・。
以下、2012年7月3日分 47news.jp『イスラエルで~』を全文(略

---- 以下引用 ----
【テルアビブ共同】
米国風にアレンジされたすしが大ブームのイスラエルで、兵役を終えた元兵士への職業訓練としてすしの作り方などを教える「アジア料理講習」が行われている。
アジア系労働者が多いすしバーでイスラエル人の雇用を増やす狙いもある。

 イスラエルは昨年の統計で1人当たりのすしバー軒数が世界3位ともいわれる。
健康的でおしゃれなイメージのすしは、家庭で楽しむ人も多い。

 2日に商都テルアビブのホテルで行われた講習では、卒業間近の生徒らが模範演技。
アボカドやニンジンをのりとコメで巻き、その上からサーモンを巻く米国風のすしなどを披露した。
---- 引用以上 ----

米国風の寿司、か。
日本から寿司ポリス(Sushi Police)が来ても知らね~ぞ(嘘)


・・・ってのはともかく。

実は半年前に、Haaretz.com が 寿司職人講習がイスラエル軍の職業訓練の計画として紹介していた。
・Israel allocates funds to help former IDF soldiers become sushi chefs(2012年1月2日 Haaretz.com)

つ~ことで、2012年1月2日分 Haaretz.com『Israel allocates funds~』から前半部分を(略

---- 以下引用 ----
Demobilized soldiers will be able to study Asian cooking this year at the government's expense, as part of an effort to reduce the number of foreign workers employed as cooks in Asian restaurants by training Israeli professionals to replace them.

The cooking courses are estimated to cost about NIS 4.5 million a year, about NIS 1 million of which will come from the Defense Ministry budget.

The government is trying to match recently discharged soldiers with industries facing a shortage of Israeli workers, Defense Ministry officials said.

"There is a lack of Israeli workers in this area, and that is why we are building a program that allows them to learn, get a job, and has lots of 'treats' for those taking the course," a ministry official said.

Six courses are scheduled for this year in the north, center and south, with a minimum of 25 students in each course.

Some recently demobilized soldiers taking the course may receive aid for housing and living expenses for the first few months.
Though the NIS 30,000 tuition is fully subsidized, students will have to pay NIS 1,800 each for clothing and equipment.

Graduates of the course will receive a large grant if they work in the industry on a regular basis over the course of the first year.
(以下略)
---- 引用以上 ----

受講料の 2万8200シェケルはイスラエル軍持ち、か。
どんだけ、イスラエルでアジア系の人達が嫌われてるんだって話だよ・・・(汗)
裏を返せば、イスラエルの労働市場でアジア系の人達がそれなりの数を占めてるってことだけど(パレスチナの人達を排除してる、という側面もある)。
そんなに、アジア系の人達が怖いんかね?

つか、こうした職業訓練には、米国政府がイスラエル政府に援助した資金も使われてるけどな。
それも、米国自身の福祉サービスを削って・・・。
・While America shuts down fire houses, cuts infant nutrition, US subsidizes Israel army sushi courses(2012年1月4日 Electronic Intifada)

まぁ、米国政府にしてみれば、イスラエル政府に援助した資金の使い道について多くを語りたくないんだろうが・・・。


それはそうと。
日本国外の人達に対し、すしの基本的な衛生調理知識とその指導法の講習を行い筆記による認証試験を実施する『すし知識海外認証制度』なんてのが存在するらしい。
元は、全国すし商生活衛生同業組合連合会(全国すし連合会)が始めた制度なのだが・・・。
・aff インタビュー CLOSE UP 仕事人 Vol.08 山縣 正さん(2012年1月?日 maff.go.jp)

以下、maff.go.jp『aff インタビュー』からこの制度の概要を述べてる部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
海外で本格的なすしを食べようとすると、現地の物価からすれば、かなり高価な食事になる。
それはそういった店の多くが、日本の築地市場からわざわざ魚を空輸しているからだという。
現地では、衛生管理が徹底された生魚を仕入れることが、なかなかできないことがあるのだ。
「すしはヘルシーな食べ物」ということだけがひとり歩きしてしまい、すしが日本の食文化として確立された背景や、すしを握る際に不可欠な衛生調理の知識が正しく理解されていないと、山縣さんは強く感じた。

そこで山縣さんたちは、「すし知識海外認証制度」を立ち上げる。
これは、海外ですしの基本的な衛生調理知識とその指導法の講習を行い、筆記による認証試験を実施するというものだ。
第1回目の認証試験は平成23年1月に、シンガポールで行われた。
初めての認証試験で、海外に在住する日本人すし職人を含む約50名の受験者のうち、13名に認定書が授与された。

また、国内外を問わず、すしに関して的確なアドバイスができる人材を養成するために、調理師やレストラン従事者を対象にした「すしアドバイザー認証講習」も実施している。
「長い歴史をもつすしの魅力は奥深い。お客さんと会話しながら、店ですしを握るのが好きだけど、認証活動はスタートしたばかりだから、まだまだ動き回らなくちゃね」と言いながら、山縣さんはほほえんだ。
---- 引用以上 ----

名前を変えた寿司ポリス・・・(違)
つか、職業訓練で寿司の握り方を教わった元イスラエル軍兵士達、全力で逃げて~(違)


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