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No Olympic Tokyo 2020(P. 32.2)

2013-01-26 21:16:38 | 五輪招致ネタ
つ~ことで、今回は2020年夏季五輪招致活動で(勝手に)先頭に立ってる猪瀬 直樹(Naoki INOSE)東京都知事の発言群をネタにする。


まずは、今月18日に行った記者会見から。
・猪瀬知事記者会見(2013年1月18日 metro.tokyo.jp)

この会見ってのは、都知事に就任から1カ月というある意味節目の日に行われたもの。
そのため、猪瀬知事は会見で自分の仕事ぶりを強調してたのだが・・・。
以下、2013年1月18日分 metro.tokyo.jp『猪瀬知事記者会見』から、五輪招致に関する発言を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
【記者】毎日新聞の柳澤と申します。
知事、就任されてから今日で1カ月になりますが、これまで予算の査定、それからロンドン出張とかいろいろあって、年末年始でお忙しかったと思いますが、改めてこの1カ月振り返られてのご感想と、今後の目標というか、改めてお聞かせいただければと思います。

【知事】ほとんどね、休日返上でやってきましたからね、ただ、最初が肝心ですから。
やはりね、僕が最初に言ったのは、情報発信、まずやらなきゃだめだと。
積極的にサービス業として情報発信をすると。
情報発信をすると、逆に情報が返ってきます。
そうすると政策のヒントになります。
で、ツイッターのアカウントを全局持つようにしました。
先ほど訓示で言いましたが、月曜日の成人の日、休みだったら、じゃあツイッター打たなくていいのかと。
休み関係ないぞと。
大雪降ってんだから、交通機関動いてなきゃだめなんだからというふうにして、まず意識を変える、意識改革が全てにつながってくる。
それは言葉の力。
僕は1カ月やりましたが、それは普段僕が今まで考えてきてることを進めていくわけで、それ、ロンドンでも当然ながら、結局はただオリンピックやりたいっていったってだめなんで、自分の思想を語らなきゃだめなのね。
そういう意味で、そういう思想を語るということで、僕はこの1カ月忙しかったが、僕自身が自分の作家として書いてきた全ての作品と現在の1カ月は全部連動してますので。
ただ、若干睡眠時間が減って苦しいというところがあるだけで、それは後で睡眠の借金は、睡眠は貯金できないけど、借金は返せるんですね。
ですから、睡眠の不良債権化をとにかくしないように、どこかで常に睡眠の借金を返すということをやればいいと思って、今はまず、この1カ月は予算に集中しました。
そして、オリンピック誘致に集中しました。
これから、この予算の後、具体的に、さらに中身を、予算つけりゃいいってもんじゃないです。
中身をどう実施していくかということに、この予算に磨きをかけるということですね。ブラッシュアップしていくということであります。以上です。
(以下略)
---- 引用以上 ----

自分の思想、か。
2020年夏季五輪を招致する理由について、どこまで猪瀬知事が自分の思想を持ってるのか疑問なんだが(苦笑)。
少し前まで、石原 慎太郎前東京都知事の下で副知事として仕事をしてたとはいえ(だからこそ?)、あまり違いが見えてこないのよね・・・。
まぁ、人種差別発言を繰り返してきた石原前知事が(困ったことに)国政に復帰したのを踏まえると、対外的には猪瀬知事のイメージは特に悪い点はないとも言えるけど。

というより、東京都職員に対し休日にまで Twitter のアカウントを使わわせる必然性が全くないんだけど。
24時間戦えますか?じゃないっての(呆)


そんな猪瀬知事は、昨日行われた自民族中心主義全開の記者会見でうかつな発言をしていた(後で東京都のサイトに掲載された発言録のリンクを貼る予定)。
・東電「ぼったくりバー」 尖閣利活用「いまは五輪招致が先」(2013年1月26日 MSN産経ニュース)

昨日の記者会見で、猪瀬知事は『The future in Tokyo』という冊子を長々と紹介していた。
そして、その中で、猪瀬知事は国際オリンピック委員会(IOC)の方々が3月に東京を視察することに触れていたのだが・・・。
以下、2013年1月26日分 MSN産経ニュース『東電~』から問題の部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
今度来るIOC(国際オリンピック委員会)の調査団にこれをお渡しし、さらにこの東京のすばらしさを理解してもらう。
あとは楽しみながら見ていただくといい。
○○から見た外の景色。
調査団の人は○○に泊まる。

ここでコーヒー飲みたいね。
ホスピタリティとはなんぞやと、究極の世界を描いている。
最後に、世界自然遺産の小笠原がある。
1つはこれが武器。
もちろん他にも招致団に対してのプレゼンテーションはたくさん考えているが、スポーツをいかに普及させるか。
スポーツによって子供の心をどう豊かにしていくか。
その都市はどういう都市なのか。
一体となったプレゼンテーションが必要。
今日あらためて紹介したが、4年前につくった『TOKYO COLORS』も改訂した。
(以下略)
---- 引用以上 ----

○○に泊る、と伏字になってるのは、その後の展開が原因。
以下、2013年1月26日分 MSN産経ニュース『東電~』から最後のオチを(略

---- 以下引用 ----
(中略)
《事務方がメモを猪瀬知事に見せる》

IOC委員の泊まるホテルは非公表だ。
さきほど、○○に泊まるということを言ったが、○○に泊まるかどうかは分かりませんということにする。
---- 引用以上 ----

・・・こういうミスって、結構 IOC 側の心証を悪くする気がするので、猪瀬知事も注意していたはずなのに(苦笑)
猪瀬知事は、本当に言葉を大事にしてたのか?

ちなみに、○○ホテル云々という発言は現時点で東京都の公式サイトに掲載された猪瀬知事の記者会見動画(2013年1月26日分)で確認できる。


なお、猪瀬知事は、昨日の記者会見中、高校日本史の教科書で関東大震災中に起きた朝鮮人虐殺の記述について妙なことを述べてた。
以下、2013年1月26日分 MSN産経ニュース『東電~』からその部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
--高校日本史の「江戸から東京へ」の修正がいくつか発表され、関東大震災の項目について「数多くの朝鮮人が虐殺された」という一文が、史跡の言葉を引き、「朝鮮人の尊い命が奪われました」と変えられているが

形容詞を少し変えるぐらいのことは大した意味はない。
そうではなく、風評被害の怖さというものを別枠でつくるという発想があってもいい。
3・11のときもそうだが、デマ情報や風評被害が必ず起こる。
関東大震災でも一瞬だが東京を駆け巡った。
こういうときはそれが恐怖になる。
その恐怖は誰が原因だという話になり、朝鮮人のせいだというデマになって広がった。
そういうパニックの心理を描かないと、表現をいじってもしようがない。
ただ、表現だけが一人歩きしている場合は、ある程度組み替える必要もあると思う。
---- 引用以上 ----

形容詞を変えるのって、結構重大な意味があると思えるけど・・・(汗)。


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2 コメント

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Unknown ()
2013-02-19 16:14:50
この記事についてコメント致しましょう。

猪瀬東京都知事は、ロンドンでの会見の中である言ってはいけないことを言ってしまいました。

実は、この会見で「先進国がオリンピックを誘致するのが必然的で、後進国は先進国についていけばいい」というニュアンス的な発言をしてしまったのです。これは、スペイン:マドリードにも言っているのでしょうが、おそらくトルコ:イスタンブールに対する挑発的な発言ですね。いくら日本の首都でもある東京都知事の発言として有り得ないでしょう。こんな発言をするのは?立候補する相手国をネガティブキャンペーンするとは、相手国も黙って見過ごすわけにはいきません。

これを報じた海外メディアは、猪瀬都知事の発言に失笑をしたことは間違いないでしょう。

このことにより、IOC側も1次選考の選出方法をおそらく批判されたものと受け取られたかと思われます。
だから、IOC側の報復として柔道の体罰問題報道、レスリングのオリンピック種目から外される候補となる要因を作ることになったのではないのかと思います。

この記事に書かれていますように、IOC関係者に東京オリンピックのパンフレットらしきもの(よくわからない資料)を手渡し、東京の素晴らしさを理解してもらうと言っていますが。私自身は大変申し訳ありませんが、このようなオリンピック誘致方法については全く理解できないし、私物化を100%認めるアピールしているとしか受け止めないのが「オチ」ではないのか?と思いますね。

これを波田陽区さん風(ギター侍風)に例えるとこうなります。
 
 東京は日本で最も発展している大都会、他の都会より人が多いし、オリンピック誘致も出来るって言うじゃない?でもアンタ2018年韓国:平昌にオリンピックを誘致成功しておりますから残念!!!負け犬の遠吠えにしか見えてこない2020年東京オリンピック誘致切り!!!

誘致したかったら、好き勝手にやらせておきなさい。としか言えません。



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。 さんへ (flagburner)
2013-02-20 20:47:34
コメント&情報ありがとうございます。
。さんからの情報は、今日の更新分で使わせていただきました(謎)

>猪瀬東京都知事は、ロンドンでの会見の中である言ってはいけないことを言ってしまいました。
この発言について調べていたら、その2日前から猪瀬知事が似たような発言を繰り返してることに気づいてゲンナリしてしまいました。
というか、猪瀬知事の発言に記者の方々が誰も疑問を抱かなかったのか不思議で仕方がありません。

>これを報じた海外メディアは、猪瀬都知事の発言に失笑をしたことは間違いないでしょう。
確かに(苦笑)
でも、日本国内だと猪瀬知事の発言について「好感」とか伝えられているという・・・。
この辺りは、言葉の問題もあるので単純に誰が悪いと言いづらいのがキツい所です。

>IOC側の報復として柔道の体罰問題報道、レスリングのオリンピック種目から~
両者とも自爆という側面が強いんじゃないでしょうか?
前者は、昔から日本の柔道界で温存されてた悪癖が(全柔連と JOCの不手際で)一気に露呈した形です。
後者の場合は、日本のみならず国際レスリング連盟(FILA)側の(FILA自身も認めている)怠慢が招いたのは否めませんし・・・。
IOC からの報復云々というなら、むしろ 4年前 石原 慎太郎前東京都知事が2016年五輪開催都市決定後 リオ・デ・ジャネイロに関する暴言の方が説得力があると思います。

>誘致したかったら、好き勝手にやらせておきなさい。としか言えません。
ですね。
とはいえ、招致失敗の際、本来五輪招致の責任を負う猪瀬知事や竹田 恆和 JOC理事長が責任を誰かになすりつける可能性も否定できないので、この辺りは言い続けないと大変なことになりそうなので・・・。
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