焦げ跡のご相談でした

こんにちは、家具修理担当の青松です。

「ずっと気になってたんだけど…　　　　　まぁいいかって思ってたの」

お伺いして良く言われる事の筆頭です。


少し前にお伺いさせていただいた時のお話です。

椅子の張替の相談が済んだ後。


「こんなのも相談できる？」

と見せられたテーブル




くっきりと焦げています。






「お鍋を食べた後に気がついてたんだけど、
まぁいいかって4、5年ほったらかしで過ごしてたの、
だけど、やっぱり気になってね…」

あまりにもきれいに焦げているだけにあきらめていたご様子。

テーブルをきちんと確認すると、
無垢材の天板

綺麗にしてみせます！
と、お話し引き取らせていただきました。

こんなにきつい焦げ跡、ですが…






あの焦げ跡がなかったことに！






(Facebookでテーブルの塗り替えをご紹介させていただいています。ぜひどうぞ)
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「今まで何年も気になっていたけど、
まぁいいかって(あきらめて)、放っておいたまま。
本当は気になって仕方がなかったのよ！」


納品時にいただいたのはそんな一言でした。

家具を治すことで、小さな小さなストレスを解消できると
本当に嬉しいです。

焦げ跡のご相談でした。


追伸
先日のオイルメンテナンスのお客様宅に、
弊社岡野（塗装職人）が訪問施工させていただきました。

岡野に確認したところ、
「ローボードよりもオイル仕上げのテーブルのメンテナンスの方が喜んでもらえましたよ！　
　白っぽくなったウォルナットが気になっておられたようです」とのことでした。


フィンガーマークス 修理担当：青松

気になることがあればどうぞ！
　ご連絡お待ちしております。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

椅子のきしみのお話

こんにちは、家具修理担当の青松です。

椅子の張替え、
革ソファのひび割れ補修、
チェストのサイズ変更、
タンスの洗い などなど、
見え方の変わる事例は数多くあります。
また、お客様からの要望も多い内容です。

唐突ですが、
今までに歯科にかかった事はありますか？

実は家具のいたみと、虫歯には似たようなことがあります。

久しぶりの実家。
いつもの通り椅子に座ると、
ギシッ！ 嫌な音がしたり。

やっと見つけたビンテージチェアに座ろうとすると、
グニャリ…とゆがんだり。

（抜けた脚に気づかずそのまま倒れてしまった！
というお客様もいらっしゃいました。）


今回、お預かりしたチャーチチェア。
写真ではわかりませんが、もたれかかると揺れてしまい、
安心してお食事するのが辛いとのこと。

こうなっっていたら虫歯の初期段階のようなものです。

いたいけど、気にしなければ食べられる。
そんな状態。

そのままにすると、夜も眠れないほどの痛みに変わり、
看てもらう頃には、大変な事になっていることも…

虫歯の治し方はお医者さんに聞かないと分かりませんが、
椅子のは場合は、
一旦パーツになるまで解体、
以前のノリ（接着剤やニカワ）の撤去と、新しいノリの充填、
大事な締め付け（圧着）、
仕上げの歪み調整

と、順を追って治療を行います。


※圧着が重要です。
ハンマーで無理に叩きいれたり、
接着剤を上からつけたり、
無理にビスを打ち込んだりすると、かえって逆効果の場合があります。
虫歯が痛むから爪楊枝でつつくようなイメージです。
（僕はしてしまいますが…）

もしも、部品が割れていたり、折れていた場合は、
新しく部品を作り直して組み上げます。

残念ですが、新しい部品を作ると、
コストに大きく反映してしまいます。
まるで金属の詰め物や被せを作るように。


虫歯の痛みと同じように、
椅子の軋みや、抜けを感じたら、早めに相談してくださいね。

見た目には変わらないですが、
美味しく食事や会話ができる食卓にさせていただきます。

椅子の軋みのお話でした。

追伸
先日の富士山と猿の本棚を納品しました。
倉庫に置きっ放しから、
部屋の中へ。
気持ちもスッキリしていただけました。
ありがとうございました。

施工に関して、詳しくはFacebookで紹介しています、
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輪ジミのご相談でした

こんにちは、家具修理担当の青松です。

京都はずいぶん暖かくなったと思ったら春が短く、急に夏のようです。

さて、今日の問い合わせは

お気に入りのデスクに輪ジミが出来てとても気になる… というお悩みでした。



オイル仕上げのデスク天板に置いた鉢植え。
いつも以上にお水を与えてしまい、お水をこぼしてしまったとのこと。


くっきりと輪ジミが出来てしまいました。

完全になくすには一旦工房で預かり、表面を丁寧に研磨した後、オイルワックスで仕上げます。
ところが今回は出張メンテナンスで対応させていただきます。
（ご自宅で職人が施工させていただきます。）

オイル仕上げのダイニングセットをお使いで、
ご購入されたカネカ家具様からメンテナンスオイルをいただいているのに、
上手に使えていない とお困り。。。

実は椅子の背中がパサついているのが気になっていたのでメンテナンスさせていただきました。


メンテナンス前


メンテナンス後


分かりづらいですが、左がメンテナンス後です。

ザラザラだった背中が、すべすべに！

これをご覧になられて、職人が施工する横でメンテナンスを見ていただくことになりました。

メンテナンスとはいえ、お気に入りの家具に紙ヤスリを当てるのは不安なもの。
職人のやり方を盗んでくださいね。


今回は
テーブルの輪ジミのご相談でした。

ところで、先日のイームズラウンジチェアを
納品させていただきました。
取り付いた肘を見て、
そうそう！これ、これ！
これで座れる！ と
喜んでいただけました！
ありがとうございました！


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