水道水から放射性物質を除去することに成功

水道水からヨウ素131やセシウムなどが検出され、ミネラルウォーターが品薄になるなどの
事態が発生していますが、汚染された水道水から放射性物質の除去に成功したことが
明らかになりました。



「逆浸透膜ろ過」を用いて純水を作るシステム「ECOA」シリーズを販売する寺岡精工の
プレスリリースによると、「ECOA」シリーズは水道水をろ過して純水を造る装置で、
放射性物質のろ過能力については想定外で実証的な根拠は示されていませんでしたが、
福島第一原発から約40kmに位置する福島県の飯舘村役場の協力を得て、放射性物質を
含んだ同役場の水道水を「ECOA」でろ過する実験を行った結果、放射性ヨウ素と放射性
セシウムの除去に成功したようです。



放射性ヨウ素　　　（水道水）350～600Bq/kg　（ろ過水）検出されず
放射性セシウム　　（水道水）　10～32Bq/kg　（ろ過水）検出されず

ECOAの放射性物質除去能力について



ECOAシリーズは、家庭用の浄水器ではなく業務用の装置であるため、自宅に導入することは
難しいですが、製品ラインナップを見ると、スーパーで無料提供している純水装置として、
ECOAを設置している店があるかもしれません。
また、業務用に純水装置を検討している飲食店は、検討してもいいでしょう。