18/05/28 ifsmagazine Jason Brown Heads North https://www.ifsmagazine.com/jason-brown-heads-north/
Jason Brown 23歳5ヶ月 米国 http://www.isuresults.com/bios/isufs00012123.htm
まず、Cricket Clubの主要な所属選手をおさらいしてみましょう。
[~2017-18] Sr.男女:5人
男子シングル 年齢順↓ 北京五輪時 ※Lee Barkellがメインコーチ
Javier Fernandez 1991年 4月15日 27歳 スペイン 30歳10ヶ月 2014年ソチ五輪 4位。
羽生結弦 1994年12月 7日 23歳 日本 27歳 2ヶ月 2014年ソチ五輪 金メダル。【ピーク年齢】
Junhwan Cha 2001年10月21日 16歳 韓国 20歳 3ヶ月 2017-18 Sr.GPSデビュー。五輪開催国選手
女子シングル
Gabrielle Daleman※ 1998年 1月13日 20歳 カナダ 24歳 1ヶ月 2014年ソチ五輪 17位。【ピーク年齢】
Elizabet Tursynbaeva 2000年 2月14日 18歳 カザフスタン 22歳 0ヶ月 【ピーク年齢】
<Young You> 2004年 5月27日 14歳 韓国 17歳 8ヶ月 2017-18 Jr.GPSデビュー。
この状況でも、TVカメラが入った際のリンク環境は混んでおり、TOP選手が所属するクラブとしては、練習環境が懸念されていた。(ロシアのクラブと比較しても明らかに多すぎる)
地元トロントの富裕層の子弟、海外から派遣されてきている競争力のない選手、国際的に著名な選手、と入り乱れた状態。
[2018-19~] Sr.男女:9 → 8人 (Javiを除いても)
男子シングル 北京五輪時 ※Lee Barkellがメインコーチ
(Javier Fernandez) 1991年 4月15日 27歳 スペイン 30歳10ヶ月 2018年平昌五輪 銅メダル。2019年欧州選手権出場予定、半引退。
羽生結弦 1994年12月 7日 23歳 日本 27歳 2ヶ月 2014年ソチ五輪 金メダル、2018年平昌五輪 金メダル。
Jason Brown 1994年12月15日 23歳 米国 27歳 1ヶ月 ピーク年齢で痛恨の平昌五輪出場枠を逃す。
Boyang Jin 1997年10月 3日 20歳 支那 24歳 4ヶ月 平昌五輪 4位。【ピーク年齢】 五輪開催国選手
Junhwan Cha 2001年10月21日 16歳 韓国 20歳 3ヶ月 平昌五輪 15位。自国開催だった平昌五輪に続き、2度目の五輪出場を目指す。
Stephen Gogolev※ 2004年12月22日 13歳 カナダ 17歳 1ヶ月 2018-19 Jr.GPSデビュー。年齢制限がなければ、カナダ代表として北京五輪に出場する見込み。
女子シングル
Gabrielle Daleman※ 1998年 1月13日 20歳 カナダ 24歳 1ヶ月 2018年平昌五輪 15位。カナダ女子はJr.世代が育っていないため、団体戦の為にも、引退できない状況。
Evgenia Medvedeva 1999年11月19日 18歳 ロシア 22歳 2ヶ月 2018年平昌五輪 銀メダル。Zagitovaと僅差の2位で終えたことにより、コーチ変更の引き金になった。
Elizabet Tursynbaeva 2000年 2月14日 18歳 カザフスタン 22歳 0ヶ月 平昌五輪 12位。 18/06/05(火) Sambo-70 エテリ組に移籍判明。
Young You * 2004年 5月27日 14歳 韓国 17歳 8ヶ月 【ピーク年齢】 年齢制限が導入されば、Sr.デビューが遅れる事態に。
* Young Youに関しては、18Jr.WC時のProfileで、Junhwan Cha と異なり、low season:加・トロント、high season:韓国・泰陵選手村となっています。コーチもGhisland Briandから韓国人コーチに戻っていますね。
資金面のせいか、学業のためか、Jr.初年度の成績のためか、分かりませんが。
これまでSr.男女が5人だったところが、今後は9 → 8人以上になるわけです。(最終的な陣容はまだ不明)
これは、羽生結弦が五輪連覇を成し遂げ、クラブの名声が最大化されたのと同時に、ベテランのJavier Fernandezの引退で枠が空くからですね。
しかしそれにしても、明らかに多すぎますね。Jason Brownが加入すれば、全日本選手権(羽生)/ロシア選手権(Medevedeva)をどちらを優先するかという問題もあり、全米選手権-カナダ選手権と年末年始の仕事は2倍になります。
当然、Sr.GPSも非常に忙しくなるでしょう。おそらく、Medevedevaは羽生とのコラボレーションを優先するため、2017-18シーズンのように、同じGPSに出場するのではないでしょうか。(費用も安く済む)
Cricket Clubにもコーチは複数いますが、エテリ組のエテリコーチのように、他のコーチに対して「権威付け」「恩寵」を与えていないため、全てBrian Orserが参加しないといけなくなるでしょう。(Ghislain Briandでは知名度が不足)
日本男子の羽生結弦とロシア女子におけるMedvedevaでは立場は違うので、例年通り、同時期の開催日程ならば(*)、全日本選手権はOrserとは違う他のコーチが派遣される可能性が高いですね。
(露女子の方が競争が激しく、EC派遣3枠の為にも、Medvedevaは絶対に失敗できません。前半のGPS/GPFで結果を残しても、後半のEC/WCに派遣されなければ、“移籍は失敗”の烙印が押されてしまいます)
(*) [18/06/07 追記] 2018-19シーズンのロシア選手権は、12/19(水)~23(日)にロシア・モルドヴィア共和国のサランスクで行われるようです。 https://www.sports.ru/figure-skating/1063855826.html
基本的に次の五輪サイクルで優先されるべき戦力として、ピーク年齢&開催国選手の男子は「Boyang Jin」、女子はピーク年齢の「Young You」となります。
対外的には男子は「羽生結弦」、女子は「Evgenia Medvedeva」が所属するクラブということになりますが。
羽生結弦は既に大業を成しており、いつ引退しても問題ない状況です。彼が適切なタイミングで、自由意志に基づき、引退を表明するのが理想です。
2018-19シーズン中は、今後の競技生活については沈黙を守り、シーズン後にルール改定や競技内容を検証し “北京五輪まで続ける価値なし” であれば、
オフに「次シーズンでの引退」を表明し、2019-20シーズンは引退興行というのが最善のシナリオです。
最悪なのは、加齢による衰えや、怪我で満足な演技が出来ないにも関わらず、様々な“しがらみ”で引退できず、ボロボロになっても現役を続け、若手の“踏み台”になってしまう事態ですね。
(五輪連覇の王者としての価値が損なわれる。人々が思い出すのは、過去の輝かしい記憶よりも、現在の印象)
引退した場合は、フィギュアスケート競技への関心、人気、視聴率の低下、スポンサーの撤退、クラブの求心力の低下、コーチの権威の低下など甚大な影響がありますが、そんな事は知ったことではないですね!
また、Jason Brownが加入すれば、今後4年間、米国フィギュアスケート関係者に羽生結弦の情報
(どんなプログラムを演じるのか、どんなエレメンツを練習しているのか、怪我の有無や健康状態、引退時期など)が筒抜けになるでしょう。
これらは本来、秘匿されるべき情報です。(“TOP SECRET”)
もちろん、Jason Brownは練習で得られる内部情報を外部に漏らすような選手ではないでしょうが、Cricket Clubを自分は基本的に信用していません。
Cricket Clubは過去、内部情報が外部に漏れており、羽生選手が母親と一緒にいる写真ですら、隠し撮りされてネットにUploadされていた事がありました。
フィギュアスケートの短期合宿や振り付け作業で不特定多数の内外の選手が出入りするクラブ事情があるとはいえ、相当、モラルやセキュリティが緩いわけです。
私はBoyang Jin、Evgenia Medvedevaの加入に寛容であっても、Jason Brownの加入には反対です。(Medvedevaの加入でさえ、羽生結弦に対して悪影響がある)
Jason Brownの選手としての課題は4回転Jumpの習得ですが、Cricket Clubがそれに最適か、多くの人が疑問に感じている事でしょう。
彼の出生地である米国カリフォルニア州拠点の Rafael Arutunian の方が向いていると思いますがね。皆さん、いかがでしょうか。
ちょっと冷静に考えてみてください。Brian Orserの「2018-19」シーズン以降のコーチとしてのタスクを。
Evgenia Medvedeva 「3Lz」のエッジエラーの矯正とSP/FPで3回の導入(今まではFP:1回のみ)。
Boyang Jin 【PCS】の向上。
Jason Brown 「4T」の習得とプログラム内での安定した着氷。
羽生結弦 「4Lz」の安定した着氷とプログラム内での「4A」の着氷!
Stephen Gogolev カナダ人男子初の五輪金メダリストを誕生させる。
まるで、「竹取物語」のかぐや姫が出した難題に匹敵しますね! Orserは自分できちんと理解しているのでしょうか?
(追記) Icenetworkは自国選手のJason Brownを早速、羽生やMedevedevaに類する “エリート” 選手と見なしているようですが、決してエリート選手ではありませんね。
彼が移籍することにより、このような言説が増えるのでしょうかね。 やれやれ (´・ω・`)
(敬称略)
Jason Brown 23歳5ヶ月 米国 http://www.isuresults.com/bios/isufs00012123.htm
まず、Cricket Clubの主要な所属選手をおさらいしてみましょう。
[~2017-18] Sr.男女:5人
男子シングル 年齢順↓ 北京五輪時 ※Lee Barkellがメインコーチ
Javier Fernandez 1991年 4月15日 27歳 スペイン 30歳10ヶ月 2014年ソチ五輪 4位。
羽生結弦 1994年12月 7日 23歳 日本 27歳 2ヶ月 2014年ソチ五輪 金メダル。【ピーク年齢】
Junhwan Cha 2001年10月21日 16歳 韓国 20歳 3ヶ月 2017-18 Sr.GPSデビュー。五輪開催国選手
女子シングル
Gabrielle Daleman※ 1998年 1月13日 20歳 カナダ 24歳 1ヶ月 2014年ソチ五輪 17位。【ピーク年齢】
Elizabet Tursynbaeva 2000年 2月14日 18歳 カザフスタン 22歳 0ヶ月 【ピーク年齢】
<Young You> 2004年 5月27日 14歳 韓国 17歳 8ヶ月 2017-18 Jr.GPSデビュー。
この状況でも、TVカメラが入った際のリンク環境は混んでおり、TOP選手が所属するクラブとしては、練習環境が懸念されていた。(ロシアのクラブと比較しても明らかに多すぎる)
地元トロントの富裕層の子弟、海外から派遣されてきている競争力のない選手、国際的に著名な選手、と入り乱れた状態。
[2018-19~] Sr.男女:
男子シングル 北京五輪時 ※Lee Barkellがメインコーチ
(Javier Fernandez) 1991年 4月15日 27歳 スペイン 30歳10ヶ月 2018年平昌五輪 銅メダル。2019年欧州選手権出場予定、半引退。
羽生結弦 1994年12月 7日 23歳 日本 27歳 2ヶ月 2014年ソチ五輪 金メダル、2018年平昌五輪 金メダル。
Jason Brown 1994年12月15日 23歳 米国 27歳 1ヶ月 ピーク年齢で痛恨の平昌五輪出場枠を逃す。
Boyang Jin 1997年10月 3日 20歳 支那 24歳 4ヶ月 平昌五輪 4位。【ピーク年齢】 五輪開催国選手
Junhwan Cha 2001年10月21日 16歳 韓国 20歳 3ヶ月 平昌五輪 15位。自国開催だった平昌五輪に続き、2度目の五輪出場を目指す。
Stephen Gogolev※ 2004年12月22日 13歳 カナダ 17歳 1ヶ月 2018-19 Jr.GPSデビュー。年齢制限がなければ、カナダ代表として北京五輪に出場する見込み。
女子シングル
Gabrielle Daleman※ 1998年 1月13日 20歳 カナダ 24歳 1ヶ月 2018年平昌五輪 15位。カナダ女子はJr.世代が育っていないため、団体戦の為にも、引退できない状況。
Evgenia Medvedeva 1999年11月19日 18歳 ロシア 22歳 2ヶ月 2018年平昌五輪 銀メダル。Zagitovaと僅差の2位で終えたことにより、コーチ変更の引き金になった。
Young You * 2004年 5月27日 14歳 韓国 17歳 8ヶ月 【ピーク年齢】 年齢制限が導入されば、Sr.デビューが遅れる事態に。
* Young Youに関しては、18Jr.WC時のProfileで、Junhwan Cha と異なり、low season:加・トロント、high season:韓国・泰陵選手村となっています。コーチもGhisland Briandから韓国人コーチに戻っていますね。
資金面のせいか、学業のためか、Jr.初年度の成績のためか、分かりませんが。
これまでSr.男女が5人だったところが、今後は
これは、羽生結弦が五輪連覇を成し遂げ、クラブの名声が最大化されたのと同時に、ベテランのJavier Fernandezの引退で枠が空くからですね。
しかしそれにしても、明らかに多すぎますね。Jason Brownが加入すれば、全日本選手権(羽生)/ロシア選手権(Medevedeva)をどちらを優先するかという問題もあり、全米選手権-カナダ選手権と年末年始の仕事は2倍になります。
当然、Sr.GPSも非常に忙しくなるでしょう。おそらく、Medevedevaは羽生とのコラボレーションを優先するため、2017-18シーズンのように、同じGPSに出場するのではないでしょうか。(費用も安く済む)
Cricket Clubにもコーチは複数いますが、エテリ組のエテリコーチのように、他のコーチに対して「権威付け」「恩寵」を与えていないため、全てBrian Orserが参加しないといけなくなるでしょう。(Ghislain Briandでは知名度が不足)
日本男子の羽生結弦とロシア女子におけるMedvedevaでは立場は違うので、例年通り、同時期の開催日程ならば(*)、全日本選手権はOrserとは違う他のコーチが派遣される可能性が高いですね。
(露女子の方が競争が激しく、EC派遣3枠の為にも、Medvedevaは絶対に失敗できません。前半のGPS/GPFで結果を残しても、後半のEC/WCに派遣されなければ、“移籍は失敗”の烙印が押されてしまいます)
(*) [18/06/07 追記] 2018-19シーズンのロシア選手権は、12/19(水)~23(日)にロシア・モルドヴィア共和国のサランスクで行われるようです。 https://www.sports.ru/figure-skating/1063855826.html
基本的に次の五輪サイクルで優先されるべき戦力として、ピーク年齢&開催国選手の男子は「Boyang Jin」、女子はピーク年齢の「Young You」となります。
対外的には男子は「羽生結弦」、女子は「Evgenia Medvedeva」が所属するクラブということになりますが。
羽生結弦は既に大業を成しており、いつ引退しても問題ない状況です。彼が適切なタイミングで、自由意志に基づき、引退を表明するのが理想です。
2018-19シーズン中は、今後の競技生活については沈黙を守り、シーズン後にルール改定や競技内容を検証し “北京五輪まで続ける価値なし” であれば、
オフに「次シーズンでの引退」を表明し、2019-20シーズンは引退興行というのが最善のシナリオです。
最悪なのは、加齢による衰えや、怪我で満足な演技が出来ないにも関わらず、様々な“しがらみ”で引退できず、ボロボロになっても現役を続け、若手の“踏み台”になってしまう事態ですね。
(五輪連覇の王者としての価値が損なわれる。人々が思い出すのは、過去の輝かしい記憶よりも、現在の印象)
引退した場合は、フィギュアスケート競技への関心、人気、視聴率の低下、スポンサーの撤退、クラブの求心力の低下、コーチの権威の低下など甚大な影響がありますが、そんな事は知ったことではないですね!
また、Jason Brownが加入すれば、今後4年間、米国フィギュアスケート関係者に羽生結弦の情報
(どんなプログラムを演じるのか、どんなエレメンツを練習しているのか、怪我の有無や健康状態、引退時期など)が筒抜けになるでしょう。
これらは本来、秘匿されるべき情報です。(“TOP SECRET”)
もちろん、Jason Brownは練習で得られる内部情報を外部に漏らすような選手ではないでしょうが、Cricket Clubを自分は基本的に信用していません。
Cricket Clubは過去、内部情報が外部に漏れており、羽生選手が母親と一緒にいる写真ですら、隠し撮りされてネットにUploadされていた事がありました。
フィギュアスケートの短期合宿や振り付け作業で不特定多数の内外の選手が出入りするクラブ事情があるとはいえ、相当、モラルやセキュリティが緩いわけです。
私はBoyang Jin、Evgenia Medvedevaの加入に寛容であっても、Jason Brownの加入には反対です。(Medvedevaの加入でさえ、羽生結弦に対して悪影響がある)
Jason Brownの選手としての課題は4回転Jumpの習得ですが、Cricket Clubがそれに最適か、多くの人が疑問に感じている事でしょう。
彼の出生地である米国カリフォルニア州拠点の Rafael Arutunian の方が向いていると思いますがね。皆さん、いかがでしょうか。
ちょっと冷静に考えてみてください。Brian Orserの「2018-19」シーズン以降のコーチとしてのタスクを。
Evgenia Medvedeva 「3Lz」のエッジエラーの矯正とSP/FPで3回の導入(今まではFP:1回のみ)。
Boyang Jin 【PCS】の向上。
Jason Brown 「4T」の習得とプログラム内での安定した着氷。
羽生結弦 「4Lz」の安定した着氷とプログラム内での「4A」の着氷!
Stephen Gogolev カナダ人男子初の五輪金メダリストを誕生させる。
まるで、「竹取物語」のかぐや姫が出した難題に匹敵しますね! Orserは自分できちんと理解しているのでしょうか?
(追記) Icenetworkは自国選手のJason Brownを早速、羽生やMedevedevaに類する “エリート” 選手と見なしているようですが、決してエリート選手ではありませんね。
彼が移籍することにより、このような言説が増えるのでしょうかね。 やれやれ (´・ω・`)
(敬称略)