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浄空法師説法研究

浄空法師の説法に学びながら、日本語に翻訳して紹介しています。

善報悪報の言い伝え

2012-02-08 | 【因果の教育】


善惡報的迷思 / 善報悪報の言い伝え
文摘恭錄自修華嚴奧旨妄盡還源觀 (第六十八集) 2009/8/2 台灣

  報應這個道理跟事是真的,一點都不假,古大常給我們講,「不是不報,時辰未到」。為什麼會有這種現象?一生造作惡業的人,他沒有受到惡報,不是沒有因果,我們凡夫只看到一世,如果你看到他過去世,看到他未來世,那你就沒話說了。過去生中他修的是大善大福,這一生他造作許多的惡業,但他這一生享受的是過去生中的福報。造作惡業對他過去生中的福報有沒有打折扣?
因果応報の道理は真実です。偽りではありません。昔の大徳はよく「不是不報,時辰未到」(報いがないのではなく、まだ時が来ていないのである)(脚注1)と言っています。なぜこのような現象が起こるのでしょうか?一生悪業を行った人が、悪報(脚注2)を受けないのは、因果がないからではありません。私たち凡夫はこの現世の一生しか見ていませんが、もしあなたがその人の過去世、未来世を見る事ができれば、そのようには言えません。過去世の中でその人が大善大福を修めていれば、その人がこの一生で数多くの悪業を行っても、享受するのは過去世の福の果報です。悪業を行えば、過去世の福の果報は差し引かれるのでしょうか?

有,虧損了很多,但是還有餘福。譬如用錢財做比喻,大家比較容易理解。他前生所修的有千億的財富,這一生廣造一切惡業,他還有百億的財富,千億到百億已經虧損十分之九,還有一分,他還沒享完。有報,不是沒報,因為他過去修得太大了。他這一生福報享完,來生苦報就現前,這一生所造的惡業來生受報。我們不知道他過去生,以為造作惡沒有受報,這是肉眼凡夫看不到三世因果,所產生的誤會。
差し引かれます。大変な損失です。しかしまだ残りの福があります。例えば金銭を用いた比喩であれば、皆さん理解しやすいでしょう。その人は前世で千億の富を修めたとします。この一生で悪業の限りを尽くして、その人にはまだ百億の富が残っています。千億から百億であればすでに九割の損失ですが、残りの一割はまだ享受していないということです。報いはあるのです。報いがないのではなく、その人の過去に修めた福が非常に大きいのです。その人がこの一生で福を享受し尽くしたら、来世には苦報が現れます。この一生で行ったすべての悪業の報いを受ける事になります。私たちはその人の過去世を知らないので、悪いことをして報いがないと思うのですが、これは凡夫の肉眼では三世因果(脚注3)を見る事ができない為に生じる誤解です。

  還有看到修福的,人真是好人,心善、念頭善、行為善,可是他一生潦倒,受盡了苦難折磨,這什麼原因?跟前面例子恰相反,這個人前世造作很重的罪業,這一生當中修福,有沒有替他消災?有,他本來受的苦比這個要超過很多倍,現在已經是重罪輕報了,這是事實真相。他的罪報報完了,福報就現前。因果通三世,我們要知道這個事實真相,心就平了,知道這個事情決定不是假的。
それから、福を修めて人柄も本当に良く、善良で、心も行いも善でありながら、その人の一生は落ちぶれて、苦難を嘗め尽くしている人がいます。これは何の原因でしょうか?前述の例とはちょうど反対で、この人は前世の罪業が非常に重いのです。この一生で福を修めることは、その人の厄払いになるでしょうか?なります。その人が受ける苦しみは本来非常に大きなものですが、重罪の報いは軽くなります。これは事実の真相です。その人の罪の報いが終われば、福の果報がやってきます。因果は三世に通じています。私たちはこの事実の真相を知る事で、心が平静になり、この事が決して偽りではないことを知るでしょう。

<脚注>
1.
不是不報,時辰未到
  これ報いざるにあらず、時辰(じしん)未だ到らざるなり。
  報いがないのではなく、まだ時が来ていないのである。

2.善報(ぜんぽう)・・・・善行に対する良い報い。
  悪報(あくほう)・・・・悪事に対する悪い報い。

3.三世因果・・・・過去世・現世・来世を通じている因果のこと。

『三世因果経』の冒頭には、次の言葉がある。
 欲知過去因,今生受者是、欲知來世果,今生作者是。
 過去の因を知らんと欲すれば、今生受けるが是なり。来世の果を知らんと欲すれば、今生作るが是なり。
 過去に行ったことを知りたいのなら、この一生で遭遇することがそれである。
 来世の果報を知りたいのなら、この一生で行ったことがそれである。


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