先日の京都宝塚劇場ラスト・イベントの「帰らざる河」を観る代わりに、いずれはブログで取り上げるはずだった映画「ナイアガラ」をレンタルしました。この映画は云うまでもなくあのマリリン・モンローの日本での初の主演映画ですが、あの有名なモンロー・ウオークを演じたことで知られている作品です。
しかしこの映画の主題歌「Kiss」があまり知られていないのは‥勿論知っている人も沢山いるのですが、「帰らざる河」ほどは知られていません。
映画でモンローがホールに現れて「キッス」の曲をリクエストします。モンローがその曲を口ずさんでいるところへ、夫役のジョセフ・コットンが出てきて、レコードを止めて仕舞います。彼にとって余程イヤな想い出の歌だったのでしょうか?このあたり「カサブランカ」みたい‥勿論、雰囲気は大違いでしたが‥
でも同じ頃に発売されたこの主題歌のレコードを歌っていたのは、劇中で歌っていたモンローではなく、ディーン・マーティンでした。彼はジョー・ルイスと組んで「底抜けコンビ」として有名なお笑い役者でした。私がモンロー自身が歌った「Kiss」をCDで始めて聴いたのはまだ昨年のこと‥彼女のアルバムを買ってからです。この曲を最初から彼女が最初から歌っていたら、もう少し目立っていたのではないかな?と残念にも思います。
でもモンローが歌えて踊れて演技も出来る‥器用なスターだということが判って来たのは、「紳士は金髪がお好き」「帰らざる河」前後のことですから、当時では仕方なかったのかも‥
モンローの日本公開作品は「ナイアガラ」の一足先の「アスファルト・ジャングル」なんですが、これは普通のサスペンス映画だったし、それも後から判ってきたと云う程度の扱いでした。でも私が見た「紳士は金髪がお好き」の予告編での彼女はとても可愛く見えました。それは大阪スバル座でビング・クロスビーとジョーン・フォンティーンの「皇帝円舞曲」を観た時でした。その私は本命の「皇帝円舞曲」より「紳士は‥」の予告編に出て来たモンローの方が気になりました。
私が強烈な衝撃をを受けたのはそれから一カ月ほど後のこと、某月刊総合雑誌に掲載された彼女の有名な「Nカレンダー事件」でした。モノクロの写真でしたが、彼女らしきブロンドの女性像に私の心臓は一瞬停止しました。過去の事とは云えなんとまぁ‥と私は絶句しました。それは私が純情多感(?)なりし十八歳の頃のショッキングな出来事でした。
肝心の映画ですがレンタル現役中のサスペンス映画なので、ネタバレはまずいので多くは云えませんが、とにかくあのナイアガラの雄大な光景をバックに生かし、迫力は十分でした。共演のジーン・ピータースは外の映画で、海賊の愛人役などやってたので、あまりいいイメージはなかったけれども、この映画ではなかなか可愛い感じで見直しました。
J・コットンは私も好きな役者で「第三の男」や「旅愁」と違って悪役でしたが、ラストで人間味のあるところを見せてくれたのでやっと救われた思いをしました。最後まで悪役に徹し切れなかった‥彼はやっぱりいい男でした。
私は大スターになってからのマリリン・モンローの映画は、殆ど観ていませんのであまり云えませんが、やはり彼女は私達の青春時代を、華やかに飾ってくれた器用で綺麗なトップ・スターでした。
しかしこの映画の主題歌「Kiss」があまり知られていないのは‥勿論知っている人も沢山いるのですが、「帰らざる河」ほどは知られていません。
映画でモンローがホールに現れて「キッス」の曲をリクエストします。モンローがその曲を口ずさんでいるところへ、夫役のジョセフ・コットンが出てきて、レコードを止めて仕舞います。彼にとって余程イヤな想い出の歌だったのでしょうか?このあたり「カサブランカ」みたい‥勿論、雰囲気は大違いでしたが‥
でも同じ頃に発売されたこの主題歌のレコードを歌っていたのは、劇中で歌っていたモンローではなく、ディーン・マーティンでした。彼はジョー・ルイスと組んで「底抜けコンビ」として有名なお笑い役者でした。私がモンロー自身が歌った「Kiss」をCDで始めて聴いたのはまだ昨年のこと‥彼女のアルバムを買ってからです。この曲を最初から彼女が最初から歌っていたら、もう少し目立っていたのではないかな?と残念にも思います。
でもモンローが歌えて踊れて演技も出来る‥器用なスターだということが判って来たのは、「紳士は金髪がお好き」「帰らざる河」前後のことですから、当時では仕方なかったのかも‥
モンローの日本公開作品は「ナイアガラ」の一足先の「アスファルト・ジャングル」なんですが、これは普通のサスペンス映画だったし、それも後から判ってきたと云う程度の扱いでした。でも私が見た「紳士は金髪がお好き」の予告編での彼女はとても可愛く見えました。それは大阪スバル座でビング・クロスビーとジョーン・フォンティーンの「皇帝円舞曲」を観た時でした。その私は本命の「皇帝円舞曲」より「紳士は‥」の予告編に出て来たモンローの方が気になりました。
私が強烈な衝撃をを受けたのはそれから一カ月ほど後のこと、某月刊総合雑誌に掲載された彼女の有名な「Nカレンダー事件」でした。モノクロの写真でしたが、彼女らしきブロンドの女性像に私の心臓は一瞬停止しました。過去の事とは云えなんとまぁ‥と私は絶句しました。それは私が純情多感(?)なりし十八歳の頃のショッキングな出来事でした。
肝心の映画ですがレンタル現役中のサスペンス映画なので、ネタバレはまずいので多くは云えませんが、とにかくあのナイアガラの雄大な光景をバックに生かし、迫力は十分でした。共演のジーン・ピータースは外の映画で、海賊の愛人役などやってたので、あまりいいイメージはなかったけれども、この映画ではなかなか可愛い感じで見直しました。
J・コットンは私も好きな役者で「第三の男」や「旅愁」と違って悪役でしたが、ラストで人間味のあるところを見せてくれたのでやっと救われた思いをしました。最後まで悪役に徹し切れなかった‥彼はやっぱりいい男でした。
私は大スターになってからのマリリン・モンローの映画は、殆ど観ていませんのであまり云えませんが、やはり彼女は私達の青春時代を、華やかに飾ってくれた器用で綺麗なトップ・スターでした。