息子の小学校の参観日でした。
子どもたちが手をあげて、先生が「○○くん」とあてると、
意見や答えをいいます。
そのとき、
「~だと思います。みなさん、どうですか?」と聞きます。
そのあと、意見を言いたい人は、また手をあげます。
人差し指は、つけたし。
グーは、違う意見。
チョキは、賛成。
パーは、意見などをいうとき。
私の子ども時代も、黒板の近くに貼ってあったのに、
使い分けをしたことがなかったのですが、
息子のクラスは、しっかり使っていました。
(普通は、使い分けするのかな?)
ひとつ、いいなーと思ったのは、
同じ意見でも、チョキを出して、
先生から「○○さん」と当てられると、
「○○くんと同じ意見で、~だと思います」
と答えていたところです。
昔は、同じ意見だったら、
手をあげる子どもっていなかったと思うのですが、
意見をいう機会を与えられるって、いいことですよね。
もうひとつ。
「反対」という言葉がないこと。
息子に「グーは、反対?」と聞いたら、
「反対っていうのはないよ。違う意見を言うときだよ」と
言われました。
「反対」と言われてしまうと、
否定された気持ちになってしまうけど、
「○○さんとは違う意見ですが、・・・」と
言われれば、「そういう意見もあるんだ」と
思えますよね。
先日、新聞の投書欄で、
「国会中継のヤジを見てがっかりしました。
中学生の私たちでもあんなふうにはしません。」
というのを読みました。
政治の内容は、さておき、
「話し合い」というものがどういうものか、
大人が見本を見せなければいけませんね。
息子の授業参観を見て、今時の小学生は、
建設的な意見を交わしあう練習をしているんだなぁ
と、参考になりました。
何の参考かというと・・・。
最近の息子(小1)は、習い事から帰ってくると、
疲れるらしく、行動がとーっても遅くなります。
ダラダラして何もしないので、声をかけて、
やっと動くという感じ。
宿題とかピアノの練習とか・・・
やっと終わって、ごはん食べた後は、
何をするわけでもなくぼーっとしたり、
ダラダラして、お風呂になかなか入れない。
こういう話、他の方からもよく聞くので、
わが家だけではないと思いますが・・・
眠くてしょうがないのがわかるので、
余計に早く終わらせて寝た方がいいんじゃないかと
母としては思ってしまいます。
全然モンテッソーリじゃないと思いつつも、
「やったの?」「まだなの?」「早くやったら?」
「やりなさい」・・・最後は、命令です(><)
結局、息子は好きなことが週末しかできない状態。
よくない状態が続いているので、
「そろばんから帰ったらすぐお風呂にしたらどう?」
と言うと、「ええーーやだーーー」
そこで、今日は、提案してみました。
学校風に、手をあげて、
「はい。提案があります。
最近、ダラダラしてしまって寝る時間も遅くなってしまうけれど、
そろばんから帰ってきてから、お風呂に入って、
それから宿題とかして、ごはんにしたらいいと思います。
そしたら、あとで、好きなことをする時間が
あると思いますが、○○くんは、どうですか?」
息子は、だまって、チョキ(賛成)を出しました(^^)
お風呂に入っても、眠そうなのは変わりなかったけれど、
それでも、ごはんを食べた後、歯を磨いたらすぐ遊べる
というのは、よかったみたいで、寝るまでに
1時間も遊ぶ時間があり、
「やったー!1時間もある!」とすごく喜んでいました。
学校風に、
「どうでしたか?」と聞くと、
「そろばんから帰ってきて、
すぐにお風呂に入ってよかったと思います」
と答えていました(^^)
年齢が低いとそういうわけにもいきませんが、
1年生で、こんなふうにやりとりできました。
子どもが自分で決めるということも大事ですが、
大人が枠を決めてあげた方がよいこともあると思うのです。
そういうときに
「命令」ではなく「提案」の方が民主的・建設的ですね。
わが子となると、つい油断してしまいますが、
これからも、「提案型」で行きたいと思います。