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相棒CBR1000RR (SC59)でのツーリングや色々
趣味を楽しむブログです(^ω^ 三 ^ω^)

本屋が少なくなったことへの所感。

2017年11月04日 | 漫画
最近漫画を探しに色々な本屋に行っている。アキバの書泉ブックタワーが1番近くて漫画の品揃えが多い。先日初めて池袋のジュンク堂書店に行ってきた。東京有数の大規模書店。正直漫画の品揃えはびっくりする程多くは無かった。
僕が以前新宿に住み始めた6年くらい前、漫画を買うなら新宿ジュンク堂書店だった。超大規模店で、漫画の品揃えはとてつもなかった記憶が有る。10M以上有る棚が8列以上?もう何でも置いてあった。何故かおぼっちゃまくんが有ったのを覚えてる。6年前だから今より新品在庫は有ったのかもしれないが、それにしても昔のタイトルが置いてあった。皆川亮二のARMSなんかも置いてあったが、今ではどこにも無い。ネットでも中古しかない。そんな新宿ジュンク堂書店もその2年後くらいに閉店した。その後新宿でジュンク堂と双璧を成していた高島屋側の紀伊国屋書店も家賃高騰の為に2フロア程度残して撤退している。
本屋は本当に少なくなった。
大規模書店も無くなったが町の本屋も無くなった。僕は今子供の頃に住んでいた区に住んでいる。子供の頃よく行った本屋に行こうとしたら、見事に一件も残っていない。名前を出すと東西書房、マルカ書店、その他3件程、綺麗さっぱり無い。有るのはGEOか、ツタヤ、ガード下の地権者と思われる小さな本屋のみ。何とも寂しい気持ちになった。
原因はやはりインターネットだろうか。1つはインターネットで買うから本屋に行かない。もう1つはインターネットを見るから本を読む時間が無い。 インターネットは便利だが、よくよく考えるとつまらないと感じる。僕が最近足しげく本屋に行く理由がそれ。本屋に行くと、特に気にかけなかった本の発見が有る。非効率だけど、それが楽しい。だからアマゾンで大人買いすればいい単行本も本屋で複数に分けて買う。
後者のインターネットに時間が取られる点はあらゆる業界に影響している。特に僕がいた洋服業界なんかでは。まず洋服に時間をかけないからファッション誌を読まない。それに対してとあるファッション誌編集者は、売れる雑誌を考える前にまず洋服に対する時間を取り戻す必要が有るって言ってた。全くその通りだなと思った。
インターネットが普及する前に本というのは情報源だった。本屋は情報の総本山で、何か知りたいことがあれば本屋に行くしかなかった。今ではゲームの攻略もタイトル検索するだけで攻略本を校正するレベルの情報サイトが見つかるが、当時は擦り切れるまで本屋で買った攻略本を読んだ。

何が言いたいのかまとめると、誰もが見て見ぬ振りをしているインターネットの弊害があるということ。 新しい便利なものに淘汰されて当たり前ではないことがあるのではないかなと。便利さで実体験は買えないし、本のコンテンツ量はインターネットに有るそれを遥かに上回るということ。インターネットにオンブに抱っこな時代はいつか終わるのではないかと思う。そこにはやはり原体験が有る。アナログレコードや、写ルンですが売れてることなんか特にそう感じる。
写ルンですで面白いなと思った記事が有った。写ルンですはそれが流行った親の子世代が買っているらしい。何に使うかと言えば、インスタにアップする写真を撮る。その偶然性や粒状感のある写りに、なんか好ましい雰囲気を感じるという。それは記憶の中にそれを好ましいと判断した過去の体験、記憶が有るから。おそらく、親に見せてもらった写真とか、アナログデジタルの良さを知り尽くしたプロのカメラマンの作品を見たか。彼女らは生まれた時からデジタルカメラの世代である。それでもめんどくさい現像に出して、しかもその後インスタにアップする。フィルムからデジタルまで経験した僕から見ると、とんでもない手間を感じる。とあるカメラマンは、彼女達は写真の面白さを原体験していると評論していた。なるほどと思う。 古くてめんどくさい道具がデジタルなガジェットを超えたことを意味する。
同じことが本にも起きないかな?と期待している。多分、本屋カフェなんかはそれを狙っているんだろうか。やはり買うだけの書店ではアマゾンには勝てないし、便利さを覆す体験は難しい。
やはりコンテンツと本と過ごす時間に鍵が有ると思う。そう考えるとツタヤの作る自由滞在型図書館は、図書館の伝統からは嫌われても理にかなっているような気がしてならない。
しかし本は手に取らなければただの置物なわけで、やはり利用者側の意識の問題なのか。。一筋縄ではいかないのかな。ネットで本屋スレとか見ると、そもそも本屋が無いからどうしようも無い。とか、書いてる人もいたし。専門小売はやはり新しい文化を作るほどの気概で改革する必要が有るのだろうか。
情報源、コンテンツ、本に触れる原体験。。
キーワードとして並べると、情報源としてインターネットを凌駕する場所になるとか。インターネットでも調べることがめんどくさいことって結構有って、それを書籍の中から情報を拾ってくる端末を作るとか。インターネットではお金のかかるコンテンツの中身は絶対に検索出来ないから。
まぁ素人考えだけども、、

漫画からだいぶ離れた。
こんな記事を書いておきながら、管理人は近々全巻ドットコムで90年代のタイトル、ダイの大冒険、ターちゃん、ARMS、3×3アイズ、浦安鉄筋家族なんかを買うつもりです。だって本屋に置いてないんだもん(´・ω・`)












(漫画)ワールドトリガーを読んでみた。

2017年11月04日 | 漫画
最近色々な漫画を物色しているが、その中でもお気に入りのタイトルがワールドトリガー。僕はジャンプは読まないのでアニメで知ったタイトル。
アニメは日曜かな?子供向けタイトルの先入観が有ったのと、3話くらいまでのクオリティが悪くて正直魅力が感じられなかった。段々作画クオリティも安定して内容も入ってきてお気に入りになった。
漫画を読んでまず思ったのは、絵が上手い。これだけ言うと当たり前なんだけど、、つまりアニメよりも上手いと感じた。少年誌で東映の多数クールアニメだとよくあることかもしれないが、最近の深夜アニメはどちらかと言えば原作忠実か、クオリティアップの両極になっている気がする。なので新鮮に見えた。表紙のパッと見の印象よりも凄く感情表現豊かだし、本当にキャラクターが生き生きとしている。3の口も可愛いし。手塚治虫やドラエもんの藤子・F・不二雄を彷彿とさせる画風も好印象。 僕は作者と年齢が近いので余計に親近感が湧く。
アニメの感想を書いた記事にも書いたけど、やっぱり弱い修と強い遊真、2人の主人公を軸に、少年少女が未知の敵と闘うことに作品の面白さが有る。そしてトリオンとトリガーの細かい設定、限られた力の中で思考を巡らせたバトル。王道でありながらSF色が強い世界観。全てが徹底的に噛み合って作品の魅力を構築している感じがする。
あと凄いなと感じるのは、キャラクター数が多い。小学生から大人までいるボーダー隊員を個性豊かなチーム制とランク戦、オフでの絡みを見事に描ききっていて他には無い面白さが有る。丁度部活のような雰囲気で上下関係や力関係が複雑に設定されている。これは何が発想のネタなんだろう。
大人と子供の線がしっかりと引かれている点も特徴だと思う。大人は子供を守る立場とか、乗り越えなければいけない壁とか、交わることの無い存在とは描かれていない。ボーダー隊員はその活動故に各々や隊長に裁量権が有り、目的の為に互いに知恵を絞り任務に邁進している。なので小学生だろうが未成年だろうがボーダー隊員は自立して大人と肩を並べている。大人はその活躍を認め、肯定する役割を担っている。自分を守るのは自分や仲間で有り、乗り越えるべきは目の前にいる先輩である。それがこの漫画の面白さの中核であり、そこに大人が割って入るべきでは無いのだろう。この感じ、どちらかと言うと今っぽく無くて懐かしさと新鮮さが有る。

ネットで調べると作者の葦原大介氏が体調不良の為に長期休載になっている。18巻以降しばらく新作が読めないのは残念。しかしこんな密度の高い作品を描くのは本当に大変な仕事だと思うので、そもそも週刊が大変なのでは?
しっかり療養して元気になってほしい。
謎の資料とか楽しみだし。







(漫画)本屋でメイドインアビスの書き下ろし色紙を発見。

2017年11月04日 | 漫画


とある本屋でメイドインアビスのコーナーを発見。作者つくしあきひと氏書き下ろしイラスト色紙!可愛いなー。
最近色んな本屋に足を運ぶことが多いんだけど、メイドインアビスをピックアップしてるところが多い。 僕はメイドインアビスをアキバの書泉ブックタワーに買いに行ったけど、後で駅前の本屋に行ったら平置きされてた。

話題のタイトルとして本屋でおすすめされてるのを見るとなんか嬉しい。メイドインアビスは少年誌では無いので青年コミックになるのかな?青年コミックって本屋によって品揃えに差があって、やっぱりコミックコーナーは少年誌がメインだから。本屋自体も少なくなって縮小傾向にある中だと仕方ないのかもしれないが、そんな中でメイドインアビスは作品の力で評価されている気がする。なんというか、自由に見える。少年誌の一般的な単行本サイズより遥かに大きい大判サイズ、スクリーントーンを使わない表現力豊かなグレートーンで描かれたページ。スクリーントーンを使っていないのは元々が電子書籍で、紙媒体の誌面用に製版する必要が無かったからなのではないかと想像する。もしくは単に作者のこだわりなんだろうか。
ところで、このリコの色紙、本屋に言ったらくれるんだろうか、、?発想が90年代だがw