ふわふわ

mococoの近況.主にEVE Onlineに関する話題など.

カプセルパイロットとワームホール

2009-03-11 21:56:50 | EVEOnline(Game)
えー,まだ実は Update どころか EVE クライアントのインストールすらしてない... (ずいぶん前に HDD ごと壊れてそれっきりだった.)
仕事から帰宅して泥のように寝てた.

ところで,公式サイトではきちんとアップデートに沿ったロールプレイが行われている.

今回もずいぶん多くの記事が書かれていたので,拾って並べてみた.あまりロールプレイに興味がない人でも,EVE の世界観を少しでも感じてもらえると嬉しい.

# 別に忙しくて遊ぶ時間が無い腹いせじゃないよ!

詳細は Fujyama さんのところEugene さんのところ で記事になっていたので,そちらをどうぞ.(記事の紹介の仕方が同じで,何となく連帯感を感じました...勝手に紹介してごめんなさい.)

(数字は記事順.リンク先は公式.)

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[2826] Gallente 連邦領,Essence Region にある Seyllin 星系 の第一惑星 Seyllin I の通信衛星で異常発生.

[2828] 惑星 Seyllin I との全ての通信が途絶する.

[2830] Gallente 連邦軍が Caldari との国境付近に非常展開.国境付近の緊張が高まる.惑星 Seyllin I での通信途絶との関係が噂されるが,公式には Gallente 軍部は否定.

[2832] 惑星 Seyllin I との通信が回復する.そして回復した通信から,Seyllin I の都市群から脱出を求める救難信号が多数受信される.被害報告によれば,何らかの核爆発と思われる熱と放射線により犠牲者が多数発生.なお救難信号は惑星の夜側の 2都市(太陽と反対側)から発せられ,昼側の 2都市(太陽に面している)とは未だ通信できない.

[2837] 軍は Caldari の核攻撃を推測して準備していたようだが,分析により,惑星 Seyllin I の通信異常と爆発は Seyllin 主星(太陽)から発せられた爆発的フレアによるプラズマ波によるものと判明.

[2838] 全く別の 3HQC-6 星系で調査活動をしていた ORE 社の部隊がわずか数分で壊滅.同社は核兵器か放射線兵器のようなものの攻撃と思われると報告するが,Seyllin I の現象との関連性が疑われる.

[2840] Gallente 政府と CONCORD が共同会見.惑星 Seyllin I のプラズマ波災害を受け,連邦政府は惑星からの避難命令を発令.地上は強烈な熱波と放射線であらゆる電子機器は損壊,死傷者多数.連邦軍と CONCORD は全力で救援活動を行っていることを報告.惑星の昼側 2都市(Metal City, Loadcore)ではプラズマ波のため宇宙港が使えず,夜側の 2都市(Southern Cross, Valimor)で救援活動中.

[2841] 有数の鉱石産出惑星だった Seyllin I の災害を受けて Mining 関連の株価が暴落.

[2844] 非常事態を受け,(地元宙賊) Serpentis も救援活動に参加.医薬品と艦艇を配備.

[2847] Seyllin I は人口5億人を抱えるが救援活動は難航.熱波と放射線中毒の数百万の負傷者が救助船を奪い合い,地獄絵図に.

[2849] Amarrの原理主義グループが Seyllin の災害は神の浄化であり,神が怒りの炎で異端者に裁きを下したのだと声明を出す.

[2852] 全く別の 35-RK9 星系の Intaki Syndicate のステーションが強力な放射線波の被害を受ける.防御シールドがほとんど失われるも,太陽から 16AU 離れていたために電子機器類が壊滅しただけで死者は出ず.

[2855] Gallente 連邦の Foiritan 大統領が Caldari 国境に非常展開中だった軍を呼び戻す.緊張緩和.

[2857] Seyllin I で 4都市を結んでいた Magrail (マグレール:磁力鉄道)が故障.よって宇宙港が使えず救助船が近づけない昼側 2都市(Metal City, Loadcore)の救助活動が行えなくなる.

[2860] Amarr 帝国が女皇帝 Jamyl I世の命により Gallente の災害に援助を申し出.「自然現象は神の試練.我々 Amarr もこれに応えるべき」と.

[2863] Seyllin I の災害を受けて暴落していた Gallente 証券取引市場が政府命令により閉鎖.

[2864] 市施設のシールドは剥がされ金属は溶解し,火傷と被爆の地獄の中で続く Seyllin I の救助活動.

[2866] Seyllin I の昼側 2都市の全ての生存者は既に致死量を超える放射線中毒に犯され絶望的.「彼らはもう死んでいる.彼らはそれを知らないだけだ.」と救助隊のレポート.

[2867] Caldari 軍も国境に展開していた軍を引き,Seyllin の救援活動を申し出.

[2868] 太陽から新たに発せられた大質量の高温プラズマ波が再び Seyllin I に到達する見込みであることが判明.連邦軍 と CONCORD の救助艦隊は撤退を開始.この件に関しては厳しい報道規制が敷かれていたが,SCOPE 社がすっぱ抜き報道.「愛する人が死にゆく Seyllin に閉じ込められるなら,別れを言う機会が与えられるべきと信じる.」と注釈.

[2870] 非公式な統計によればここまででわずか 843,000人が救助された.

[2871] CONCORD が SCOPE 社の報道を批難.「衝動的,感情的,かつ無責任」と.

[2875] Minmater の代表 Shakor が,Great Wildlands で行方不明だった Thukker 氏族のキャラバンは Seyllin 星系の災害と同様,近くの恒星からの異常プラズマを受け壊滅したと発表.死亡者数は非公表.

[2877] Sisters of EVE が,強烈な位相の乱れが観測され,不特定多数のワームホールが New Eden に出現する可能性があると発表.Seyllin をはじめ各地で報告されている異常プラズマとの関連も.もし真実ならば EVE ゲートの崩壊から 15,000年来のワームホール出現となる.

[2878] Seyllin VI に位置する Roden Shipyards 社のステーションと Seyllin VIII に位置する CreoDron 社のステーションは救助船の受け入れを継続.遠方とは言えこれらステーションが到達するプラズマ波に耐えられるかどうか不明なため,CONCORD と Gallente 政府は公式には安全性を保証していない.

[2879] 全ての救助船の退避を確認した後,CONCORD と Gallente 政府は Seyllin 星系に繋がる全 Stargate (Aporulie星系, Ane星系, Metserel星系)を強制封鎖.

[2880] 封鎖後しばらくして Seyllin I が沈黙.全ての流体ルータ通信および救難信号が途絶える.

[2883] CONCORD と Gallente 政府が Seyllin ゲートの封鎖を解除.ただし「危機的状況のため惑星 Seyllin I に近づいてはならない」と警告.

[2884] Gallente 連邦 Foiritan 大統領による公式声明.惑星 Seyllin I が崩壊し,5億人が犠牲になったことを公表し,哀悼の意を示す.

[2885] SCOPE 社がプラズマ流の通過後の旧 Seyllin I に初侵入.崩壊した惑星の残骸は球体を保ってはいるが数々の巨大な残骸が漂っているのを確認.CONCORDは接近は危険であると警告.

[2886] CONCORD が「位相の乱れ」がワームホールであることを確認.開き続ける時間は予測できないが,構造上,転移できるくらいには安定しているとも報告.また CONCORD に出来ることは Hisec 領域の人々を保護することのみとし,法的強制力はないものの「ワームホールの渡航禁止」を宣言.

[2887] Creodron 社の天体物理学主任 Burreau が CONCORDを批難.「ワームホールは十分安定している.CONCORD の渡航禁止令は行き過ぎである.」また,彼女は安全性を立証するために自身でワームホールに渡航する予定で,その前に安全性を確認するため探査ドローンを先行させた.

[2889] CONCORDが再び警告.「ワームホールの安定性は立証できず,またどこに繋がっているか,繋がっている先にどのような危険があるか未確認である.」

[2890] Creodron 社,探査ドローンからの最初の通信と画像を発表.写された星雲,天体図とも既知宇宙と異なることからワームホールは New Eden 銀河の外の星系に繋がっていると主張.また Burreau 主任は改めて調査隊を準備開始.

[2897] 著名な探検家が警告.「もし真に他の銀河の星系に繋がっているのなら,数週間の十分な準備をした遠征隊が必要である.事を急くと生きて戻れないだろう.」

[2899] CreoDron 社は探査ドローンがワームホールの向こう側の星系で知的な生命体によると思われる「自然ではない痕跡」を発見したと発表.未知の知的生命体が存在する可能性.

[2900] CreoDron 社の公表した「見知らぬ星雲」が深紅色をしていたことから,Amarr のカルト集団が Sani Sabik (Blood Raidersの源派) の血の予言の到来,世界の終末の合図だと騒ぐ.Amarr 政府は異端宗派の発言だとしてこの件に対する公式コメントを拒否.

[2902] Sisters of EVE もワームホールを発見,調査計画を発表.

[2903] 惑星 Seyllin I の悲劇に対する義援金が史上最大規模に.しかし災害の遺族や関係者の間では,Seyllin の悲劇を忘れたかのようにマスメディアが CreoDron のワームホール発見を大々的に伝えていることに対する不満が募る.Gallente 首都でワームホールの報道を見ていたある若者はこう語った.「そりゃ今日亡くなった人々のことを気の毒に思わなくはないさ.でも今俺らが見てるのは人類の未来を全く変えちまう出来事なんだぜ?」

[2904] [2906] Amarr 軍も大規模な調査艦隊を組織.調査艦隊の提督いわく「もしも未知の文明が本当に存在するのならば,我々が遣わされるのは神のご意志である.我々はあまねく平和と知恵をもたらし,暗黒を照らす光とならねばならない.」 同じく Caldari の Lai Dai 社も緊急株主総会を開催.調査隊派遣を発表.「CreoDron が損得抜きに偉大な発見を人類に公開したことに感謝し,ここに我々がワームホール調査隊を派遣できることを誇りに思います.」

[2908] Seyllin 星系に向かっていた Gallente 連邦軍が突如行き先を変え, CreoDron 社の発見したワームホールがあるとされる Balrille 座周辺に展開し武力制圧した.軍部は既に Burreau 主任が彼女の調査隊を連れてかなり前にワームホールに侵入したことを明らかにし,またこの軍事行動はワームホールから迫る可能性のある,あらゆる危険から Gallente 国民を守るためである,と声明を出した.

[2913] Gallente 軍が CreoDron 社の Burreau 調査隊が消息を絶ったことを公表.ワームホールの位置を特定し,現在調査隊との通信を試みている,とも.

[2914] ワームホールの発見に New Eden 中が沸き立っている.しかし CreoDron 社調査隊の喪失の報を受け,先を争っていた大小の調査隊は準備に慎重な姿勢を見せている.また「何らかの敵対文明と遭遇したのだ」「発見した資源を独占しようと付いた嘘だ」等の様々な流言が飛び交う.各帝国は公式見解を出さず,防衛体制を敷くことにした模様.唯一の希望はクローン技術を有するカプセルパイロットたちで,近いうちに彼らが何らかの結果をもたらしてくれるだろうと期待される.

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...というわけで,こうして長い紆余曲折と悲しい災害を経て,ワームホールの向こう側の未知宇宙の探索はカプセルパイロットの皆さまに託されたのだった.

まぁ,ありていに言えば各国の政府筋が「君らフリーランスだしさ,国家の威信とかシガラミとか関係無さそうだし,ちょっと先に入って見てきてくんない? なんかヤバそうだけどさ,君たちには高価なクローン施設を使わせてあげてるんだから,最悪おっ死んでも何とかなるでしょ?」とポッドパイロットたちをけしかけ始めた,という感じ?


# ちなみにここまでで実時間でもロールプレイ時間でも 2日しか経っていないが,この間に上に書かなかったものも含め 150以上のニュースが発表されている.個人的には割と各国のコメントがそれっぽくて面白いと思うんだけど,どうだろう?


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お断わり:
個人的に訳したもので,訳の正確性は保証いたしません.
誤訳等ありましたらお手数ですが適宜指摘して頂けると嬉しいです.