三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

年間第7主日のミサ

2012年02月19日 | ミサ聖祭
年間第7主日を迎えたカトリック八王子教会
(住所:東京都八王子市本町16-3)

2月19日(日)、八王子教会で年間第7主日のミサに与った。先々週、八王子教会と同じ敷地内の本町幼稚園が創立80周年を迎えた。創立者は、当時の八王子教会主任のメイラン神父。80周年記念誌を見ると、メイラン神父が坊主頭やオカッパに囲まれた記念写真があった。さらに、卒園生の松任谷由実さんの寄稿もあった。ハンサムな西田佐市神父の思い出などを綴られている。この園庭を小さなユーミンが走り回っていたことを思うと、ちょっと感激した。

午前7時、ミサ開祭。福音朗読は、四人の男が病人を運んで来て、イエスがその人をいやされた場面(マルコ2・1-12)。主任司祭の稲川圭三神父は、「2ヶ月前、ある附属幼稚園で5歳の男の子が亡くなりました。その後、お母さんは子どもの思い出の場所を避けて、ずっと家におられたといいます」と話された。「幼稚園の関係者は、その子の追悼ミサを望まれました。昨日、私はその司式をしましたが、ご両親が来てくださるかどうかは、分かりませんでした」。

「ご両親はミサに来られました。私は亡くなった子が、いつも一緒にいる命となったことを話しました。大勢の方に支えられ、ご両親は永遠の命と愛を告げるイエス様に出会ったのだと思います」。稲川神父は会衆に問われた。「私たちにとっての“四人”とは誰でしょう。多くの人を通して、私たちは神様に出会った。だから、私たちも誰かの“四人”となりますように」。私にとっての四人は、カトリック信徒の亡き祖父だ。このように教会へ導いてくれたのだから。


八王子教会聖堂(左)と本町幼稚園園舎(右)
<現園舎はユーミン時代のものではない>

◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲2(典礼聖歌207-210)、入祭:典礼聖歌41「神にいつくしみを」、奉納:典礼聖歌93「心を尽くして神をたたえ」、拝領:典礼聖歌63「神は恵みとあわれみに満ち」、閉祭:典礼聖歌393「主が手をとって起こせば」。

◆主な参考文献など:
「めぐりあい 本町幼稚園80周年記念誌」 本町幼稚園80周年実行委員会編(本町幼稚園・2012年)
「キリストを背負って六十年 メイラン神父の伝道記録」 塚本昇次著(私家版・1987年)
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