三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

カトリック東金教会

2015年03月18日 | 千葉のカトリック教会
カトリック東金教会(教会堂名:聖家族)
創立:1959年 ◇ 住所:千葉県東金市東金251-2

JR東金(とうがね)線の東金駅で下車。「東金市は、東京都心まで約60キロメートル、千葉県のほぼ中央部に位置しています。人口は約6万人で温暖な気候に恵まれ、平野部は良質な田園地帯が太平洋に向かって広がり、丘陵地は山武杉の森林に覆われています」(東金市公式サイトより)。東金は九十九里浜(くじゅうくりはま)に近い。私は習志野の団地っ子だった頃、よく海水浴に訪れていたものだ。砂浜の生き物、貝殻拾い、焼きハマグリの香りを懐かしく思い出す。

カトリック東金教会の沿革をおさらいしよう。「カトリック東金教会は、1959年3月に、東京教区の今田健美(こんだ・たけみ)神父によって献堂式が行われ、茂原(もばら)教会の巡回教会としてスタートしました。このころの信徒数は7~8人の小さな集まりでした。これから7年後の1967年に、小教区として認められ、念願の東金教会となったのです。当教会には、千葉寺、茂原、鴨川などから多くの司祭が来て、信徒たちを支えてくださいました」(東京大司教区サイトから転載)。

駅から徒歩10分ほどで、カトリック東金教会に着いた。閑静な住宅街の中に、塔屋付きの古い聖堂が建っている。「平日だから閉まっているかもしれない」と思われた聖堂の扉が開いていた。そこはかとない郷愁が漂う空間の中で、金色(こんじき)の聖櫃を前に静かな祈りの時を過ごす。耳を澄ませば、九十九里浜からの潮騒が聞こえてきそうである(?)。さて、上り電車の到着が近づいてきたので、再び東金駅へ向かう。終点の大網で外房線に乗り換えて帰京することにしよう。


現聖堂献堂:1967年?


聖堂内の聖母像
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