三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

主イエス命名の日の聖餐式(新年礼拝)

2014年01月04日 | 聖公会の礼拝
日本聖公会 聖アンデレ教会
(住所:東京都港区芝公園3-6-18)

ニッポン人が年末年始の空騒ぎに興じていた間隙を突き、安倍晋三はヤスクニ参拝と辺野古移設を強行した。この男に「富国強兵の武断政治」を白紙委任したのは、目先の快楽と排外的国粋主義に取り憑かれたニッポンの有権者だ。「改憲」の悪夢が現実となっても、この国の人々はテレビにしがみつき、ただヘラヘラと笑っているに違いない。特攻隊などの殉国美談に酔い痴れ始めたニッポン人の妄想を粉砕するには、国際社会の英知、そして神の憐れみに委ねる他はない。

1月1日(水)、聖アンデレ教会(日本聖公会)で主イエス命名の日の聖餐式(新年礼拝)に参列した。午前7時30分、司祭団が厳かに入堂。大畑喜道主教は主教冠を戴き、牧杖を手にされている。福音朗読は、幼子がイエスと名付けられた場面(ルカ2・15-21)。笹森田鶴司祭は「新しい年が始まりました。ギリシャ語で『新しい』を表す『カイノス』には、『全く予期せぬ新しさ』という意味があります。神が人となって、この世に来られた。それはカイノスの出来事です」と話された。

「神様は私たちにカイノスの世界を示し、そこに必要なものを用意された。神様を信頼して、その世界に喜びの一歩を踏み入れましょう」。女性牧師の笹森司祭による凛とした説教を聞き、お正月気分の私も身が引き締まる思いであった。さて、この日は大畑主教の説教集『神様の愛に包まれて(2)』を入手する機会にも恵まれた。A・B・C年の説教要旨が収録されているから、今後は主日ごとに本書をひもとくことになろう。私にとっては何よりの「お年玉プレゼント」だ。神に感謝。


聖アンデレ教会聖堂
“ もろもろの名に まさるイェスの名・・・(聖歌224) ”

◆聖餐式で歌われた聖歌:
ミサ曲は読誦。入堂聖歌:224「もろもろの名に」、奉献聖歌:226「み子イェスのみ名に」、退堂聖歌:378「勝利の王なるキリストよ」。(番号は「日本聖公会聖歌集」による)

<新年のご挨拶>
明けましておめでとうございます。安倍「極右」政権下で2度目のお正月を迎えました。2014年も私は悲観的な気分に囚われていますが、ヨブのように絶望から希望を見いだそうと思います。「兄弟たち、主が来られるときまで忍耐しなさい」、「あなたがたは、ヨブの忍耐について聞き、主が最後にどのようにしてくださったかを知っています。主は慈しみ深く、憐れみに満ちた方だからです」(ヤコブ5・7-11から)。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
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