今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

時鮭(トキスラズ)を勉強。

2017年10月12日 | グルメ
時鮭(トキシラズ)という鮭が安く売られていたので食べてみた。

秋鮭と同じ白鮭なのだが秋の産卵前(5月~7月だから夏場=これは真空パック)に太平洋のロシアの河口に向かって北上する時に北海道近くに迷い込んで入ってきた鮭で、卵や白子に栄養を取られていないので脂乗りが良いとされる。

等級は採れる場所によって1等~4等まであって、調べると、
1等・・・定置網で傷付きにくい。
2等・・・似西船というもので日帰り船で少し遠くまで漁へ
3等・・・北方領土の南千島近くで捕獲出来た鮭(紅鮭の中に紛れている様だ)
4等・・・ほぼロシアまで遡上した鮭なので、その頃には年を取って秋鮭になりかかっている。

多分、「民」の私達の口に入る安売りのこれは3等~4等なんだろうな。
(そういう脂の乗りだった)
因みに時鮭は腹身が凄く美味しいという(当然これは腹身ではない!!)。
身の質感は硬くは無いけれど上手く言えないが一割れ一割れの分子がシコシコと筋肉質な感じで弾力があった。

安売りだから多少古くなっていたのか、塩が結構回っていたので、鮭トバ程じゃないが(←あそこまで辛くないが)、洋風にスコッチの超薄い水割りと。
アイラ(←泥炭のピート香が強過ぎて私は好きでは無いが)とか塩気のあるスコッチとかとだったらどういう味になるのだろうか?

塩気といい、弾力の存在感といい、「おにぎり」でもよかったなって思った。


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