日韓W杯 チュニジア戦

勝てば1位通過
2位通過だとブラジルとの対戦になる
それは避けたい


システムは352
スタメン
GK楢崎
DF松田宮本浩二
DH戸田稲本
RH明神
LH小野
MF中田
FW柳沢鈴木

ロシア戦から変更無し


前半


開始から積極的に攻める日本

ボールを日本が支配する形で試合が進む


引いて守るチュニジアに対してじっくり時間を掛けて攻める日本


戸田の縦パスから柳沢シュートはGK


CKから少し危ない場面あり

さらに戸田がペナ内で相手を倒す
が、PKは取られず



0対0前半終了

引いてる相手にボールをキープして戦う日本
お互いにとってスコアレスは悪くない展開


稲本、柳沢アウト 市川、森島イン
？な交代だけどこの後、結果出しちゃうんだよね


後半

早速3分
ペナ内のこぼれ球を森島が豪快に決めて先制
1対0

市川クロス→森島ヘッドはポスト

中田FK→浩二ヘッドで折り返し→小野ヘッドはCK


かなり楽な展開になった

30分
貴重な追加点
市川クロス→中田ヘッドでゴール
2対0


強引な形から打たれたシュートはバー


中田アウト 小笠原イン


2対0試合終了

1位で予選突破

ホーム開催とはいえ2勝1分けの結果は立派
この3試合、選手起用も問題無く
結果を残したトルシエはここまでは素晴らしかった
だからこそ次のトルコ戦前に浮かれた感じになったのが残念でならない

このチームは一人一人の守備意識が高く、接触プレーから逃げない強さがある
これは意外な発見だった

ひとつずつ歴史を作る日本
次の一歩はベスト８
ブラジルで達成出来れば最高

次はトルコ戦ね

日韓W杯 ロシア戦

初戦を引き分けたのでこの試合は最低でも引き分け以上が必要

システムは352
スタメン
GK楢崎
DF松田宮本浩二
DH戸田稲本
RH明神
LH小野
MF中田
FW柳沢鈴木

初戦から変更は森岡、市川→宮本、明神


前半


開始から前への気持ちが強く出ている

ロシアは強引な形からでもシュートを打つ


ベルギー戦よりも前でボールが納まる事で良い形が作れている


浩二がサイドを突破してクロス
こぼれを拾った中田がミドルは枠外


一瞬の隙からペナ内で1対1の状況になるが、楢崎の飛び出しが一歩早く助かる

サイドを破られるが戸田がクリア

浩二イエロー


0対0前半終了


お互いに決定機が少ない展開
どちらのペースとも言えない
前の試合から代わった明神、宮本ともに問題無くプレーしている


後半

始まってすぐに小野の裏にパスを通されピンチを招くがシュートミスで助かる

ゴールは突然訪れた
浩二のパスをペナ内で柳沢がダイレクトで完璧な落とし→稲本が冷静に決めて日本先制
1対0
オフサイドじゃなくて良かった

宮本のインターセプトから一気にゴール前に持ち込むが小野の判断ミスでシュートを打てない


12分
ロシア3人目の交代

直後にオフサイドが取れず楢崎もかわされシュート
サイドネットで助かる
決まってもおかしくない形だった

中田FKは枠外

中田のパス→柳沢トラップ
ここまで完璧
だけどシュートは枠外

中田ミドルはバー

鈴木アウト 中山イン
しかし10番にかなり違和感がある
歓声が半端無い

30分
小野アウト 服部イン

残り10分
逃げ切れるか

稲本アウト 福西イン

ロスタイム突入

1対0試合終了


結果わかって見てるけど手に汗を握ってしまう

日本は着実に歴史を刻む
W杯初勝利

当たり前だけどみんな嬉しそうな顔してるよ

この試合に関しては
宮本の出来が抜群
ベルギー戦の失敗を繰り返さなかった守備陣も良かった

追加点を奪えるチャンスもあったわけで
この辺は課題として残る

今見ると意外な事に気付いたり
当時と印象が変わる事がある

ロングボールを多用する戦い方は今の代表には無いパターンだよね

U-22 イラン戦

実際日本はU-21

ポイントだけ簡単に

1対1でほぼ負け
前でボールが納まらない
人数は居るのに2列目の選手を捕まえきれない

どう転んでもおかしくない試合だったから引き分けは妥当な結果

中島のミドルは凄かった

残りの2試合はCSらしいので見られません

日韓W杯 ベルギー戦

自国開催の初戦

監督はトルシエ

選ばれなかった選手
高原、名波、俊輔

逆に秋田と中山はサプライズ選出

ディテールに拘る監督だったからメンバー構成のバランスは非常に良い
アンダー代表も指導してた事で若い選手も違和感無く代表に溶け込む形

システムは352
スタメン
GK楢崎
DF松田森岡浩二
DH戸田稲本
RH市川
LH小野
MF中田
FW柳沢鈴木


前半

日本は気持ちが入りすぎてファールが多い

それにしても髪の毛の色が派手

序盤は日本がロングボールを多用

何度か守備でミスがありピンチを招く

鈴木が抜け出すがシュートは打てず

最初の決定機はベルギー
28分
サイドからのクロスにヘッドで合わせるが楢崎が防ぎCK

戸田イエロー

35分に日本は良い形
松田からのロングパスを柳沢が落とし中田がシュートは枠外

直後のピンチはシュートミスで助かる

中田クロス→柳沢ヘッドは枠外
0対0前半終了


スタンドの雰囲気、声援の大きさで騙されるけど前半は内容に乏しい試合展開
どちらかといえばベルギーの方が少ないチャンスでゴールに迫る回数が多かった
でも前半0対0は日本のプラン通りだと思う


後半

開始早々にオフサイドラインの裏を取られるがシュートは枠外

FWがキープ出来ないから落ち着かない感じ

稲本イエロー

11分
FKのクリアを再度上げられウィルモッツがオーバーヘッドで決めた
0対1

13分
日本同点
小野のロングパスに鈴木がDFをかわしながらゴール前に走り込み最後は爪先で決めた
1対1


小野がFK
直接狙うがCK

小野アウト 三都主イン

柳沢の凄いドリブル
シュートまで行けず

森岡負傷

稲本のパスカットから柳沢が繋いで稲本が左足で豪快に決めて逆転
2対1

鈴木アウト 森島イン

やっぱり森岡×

森岡アウト 宮本イン
難しい局面での投入

結果、DFラインの意思統一が図れずオフサイドを破られ後ろから飛び出した選手に決められ同点
2対2

久々のシュートは柳沢
枠外

稲本→森島→稲本と繋がり粘ってゴール
と思ったらその前にファールでノーゴール


2対2試合終了


一度は勝ち越した事を考えると勝ちたかったと思う
試合内容を考えると引き分けが妥当な結果
お互いファールが多くプレーが止まる展開だった

引き分けとはいえ日本にとって歴史的な初の勝ち点獲得


もっと良い試合だった記憶があったけど意外にそうでも無い感じだったな

フランスW杯 ジャマイカ戦

予選突破の可能性が無くなった消化試合
だけど日本もジャマイカも初勝利が掛かる大事な試合

スタメン
システムは352
GK川口
DF秋田井原小村
RH名良橋
LH相馬
DH山口名波
MF中田
FW中山城

出場停止の中西の代わりは小村
この試合は失う物が無いわけだから442でやって欲しかった

前半


細かなパス廻しから名波がシュート 枠外

山口イエロー

相馬のクロスに中山が突っ込むがCK

中田クロス→城ボレーは枠外

ジャマイカCK
ファールでノーゴールになったけどフリーで後ろから飛び込まれてるのは問題あり

城→名波フリーでゴール正面のシュートは枠外

中山ヘッドで折り返しゴール前の城シュートはDFブロック

数多くのチャンスを決められなかった結果

39分
ロングボールの落としを走り込んだ2列目の選手に決められ0対1


0対1前半終了


3戦目にして初めて日本らしいパス廻しからチャンスを作れてる
ジャマイカが弱いって事も大きいけど

和司も解説で言うように中山と城の連携がイマイチ
二人ともサイドに開く意識が強すぎてゴール前に居ない事が多すぎる

中田の調子も悪い
当時は中田がずば抜けた選手だと思ってたけど
この3試合に関しては好不調の波が激しい選手に映る
周囲からの信頼がありボールは集まるけど判断ミスでボールを失う場面も多々ある


後半

開始から4バックにするなりメンバー入れ替えるなりすればいいのに

小村がペナ内でハンドは流されセーフ

中田→山口ミドルは枠外

右サイドを突破され、川口のニアサイドを破られ失点
0対2

名波クロス→名良橋シュートはポスト

山口スルーパスがDFに当たり城の前へ
シュートは枠外
これは酷い外し方
空港で水掛けられるのも仕方ない


後半開始からアップさせておけばすぐに投入出来たのに
2点目が入ってからアップ開始
結果、投入までに5分以上経過してしまう

城、小村アウト 呂比須、平野イン

代わってすぐの平野FKはCK

CKのクリアを繋いで呂比須シュートはGKが弾くが中山詰めきれずCK

平野シュートが逸れて中山へ
シュートは決まらず

中山クロス→平野ヘッドはCK

29分
相馬クロス→呂比須落とす→中山ゴール
1対2
歴史に残るW杯初ゴール

この後すぐに中山が負傷(後に骨折と判明)

ベンチはそれに気付かず3人目の交代をしてしまう

名波アウト 小野イン

久々に危ない場面
カウンターからのミドルは川口が防ぎCK

小野が股抜きからシュートは枠外

小野→呂比須シュートは枠外


1対2試合終了


初めてのW杯は3戦全敗に終わる
この試合に関しては負ける試合では無かった
後半の頭から何らかの手を打てば最低でも引き分けには持ち込めたと思う

交代で入った3人の動きが良かっただけに長い時間を与えられなかった事が悔やまれる

采配に冴えが見られなかった岡田が12年後に結果を残す事になるとは想像出来なかったよね

フランスW杯 クロアチア戦

勝ち点が必要な状況で迎えた第2戦
クロアチアはボクシッチが大会メンバーから外れ、さらにこの試合はボバンが居ない


システムは352
GK川口
DF秋田井原中西
RH名良橋
LH相馬
DH山口名波
MF中田
FW中山城

秋田と中西が逆になった以外は変更無し


前半


試合の入り方は悪くない

ダイレクトで繋ぎ相馬がクロスを入れチャンスを作る

今度は中西がサイドを突破してクロス

ここまで日本が押している

ただ一瞬の隙でゴールに迫る迫力がクロアチアにはある


城のシュートのこぼれ球を拾った相馬のシュートは枠外

井原のタックルがかわされ1対1のピンチ
スタニッチのシュートは枠外で助かる

ゴール前でのFK
名波→中田が浮かして城へ
シュートは打てず
確かこのサインプレーはポヨンって名前だったはず

城が自陣でヒールパスをミスしてピンチを招く
最低なプレー

33分に最大のチャンス
プロシネツキから中田がボールを奪いゴール前の中山へ完璧なパス
中山のトラップも完璧
しかしシュートは決められず
今でも悔やむワンプレー

秋田のバックパスをシュケルがカットして一気にゴール前へ
中西がペナ内で止めた


0対0前半終了

初戦に比べて何回か攻撃の形が作れている
中盤でボールを奪ってからのショートカウンターが効果的

くだらないパスミスからピンチになる場面が多いので注意が必要


後半


中山と城のパス交換から城のヘッドは枠外

左右ともにサイドから良い攻撃が出来ている

名波→城オーバーヘッドは枠外

15分 中山アウト 岡野イン
暑さでバテてるクロアチアには岡野のスピードは有効

実際、岡野を生かした形で何度かチャンスを作っている

相馬ミドルは枠外

中西イエロー 次戦出場停止

カウンターからシュケルのループはバーで助かる

中盤で中田が山口へパス
このボールが短くなりアサノビッチにカットされる
スルーパスは井原が防ぐがさらに持ち込まれクロス
ファーで待つシュケルへ
中西の足の間、川口のニアサイドを抜かれ先制を許す
0対1

川口が防げなかったのは予想より早いタイミングでシュケルがシュートを打ったから
一枚上手

この失点でクロアチアのDFラインが下がり、岡野の生きるスペースが無くなってしまう

名良橋アウト 森島イン
中西は右SBに入り442に変更

チャンスは作れている

名波アウト 呂比須イン
山口ワンボランチで433

中田クロス→呂比須ヘッドは枠外

秋田イエロー

0対1試合終了


この試合は中山が決められなかった事が大きい
決めてれば暑さで動けなかったクロアチアから勝ち点が取れてたと思う

日本人FWは守備に頑張りすぎて体力を消耗してしまう
これは今も変わらない問題

チャンスが作れてた割に決定機が少ない
これはラストパスの精度が低い
特にクロスの精度が低かった

アルゼンチン戦よりもチーム全体の動き、戦い方は良かったけど2試合連続で得点無し
これでは勝てない

フランスW杯 アルゼンチン戦

BSの粋な計らいで日本代表の過去の戦いが一気に見られる
98年～10年までの全14試合
振り返ってみよう


システムは352
GK川口
DF中西井原秋田
RH名良橋
LH相馬
DH山口名波
MF中田
FW中山城


前半


ファーストシュートは山口ミドル
枠外

名波→裏へ抜け出した相馬ヘッドはオフサイド


初めての試合にしては落ち着いた印象

オルテガを倒して井原イエロー

ゴール前でファール
ベロンのシュートは枠外

ファールが増えてきた日本

細かいパスに付いていけず、名波に当たったボールがバティストゥータの前へ
冷静に浮かされてアルゼンチン先制
0対1

格上に先制は痛い

ゴール前、名波FKはDFに当たる

バティストゥータのヘッドはポスト
跳ね返りをCロペスが詰めてヘッドは川口がキャッチ

少しずつパスがずれてなかなかチャンスが作れない

0対1前半終了

前でボールが収まらないからチャンスが少ない
日本の決定機は無し

守備は体を張ってよく防いでいる

後半


先制した事でアルゼンチンは余裕を持ったプレー
逆に日本は相変わらずファールが多い

20分
中山アウト 呂比須イン

中西イエロー

日本はゴール前でのファール連発
FKのこぼれ球を川口が連続して防いだ

後半初のチャンス
中田の早いリスタートから名良橋が抜け出すがシュートは枠外
CKのクリアからクロス→秋田が落とすが詰められず

相馬アウト 平野イン
交代が遅い


終了間際に最大のチャンス
中西がサイドで二人を抜き呂比須へ
シュートはDFにブロックされてしまう

平野イエロー

0対1試合終了


当時は興奮して見てたんだろうけど
今見ると実力差がありすぎる
攻撃はほとんど良い形が作れず
守備も体力の消耗に伴いファールが増えた
平野を入れて攻撃的に行く意図があったわりにピッチではうまく行かず

点差以上の完敗

でもこの試合から日本のW杯の歴史が始まったわけで重要な試合ではある