社内恋愛についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
管理職としては、「社内でイチャついて効率落としそう」「今はいいけど破局した後がマズそう」と、
職場の能率や環境の悪化を懸念しがちですね。
社内恋愛禁止を掲げる企業もありますが、障害の多い恋ほど燃え上がるものなので、
いっそカップル成立後の立ち回りを考えるのは如何でしょうか。
社内恋愛は案外よく発生します。社会人のほぼ半数は社内恋愛を経験するようです。
会えば会うほど気になっていく単純接触効果もありますし、同じ仕事をする上で悩みも共有しますから、
惹かれあう時は惹かれあうものです。
カップルが成立しても大抵は隠し通そうとしますので、「カップル成立か?」と思っても見て見ぬ振りを貫きましょう。
冷やかすような社員は個別に呼び出して指導します。
それでも社内恋愛からくる問題は多数考えられるでしょう。
原因の大半は公私混同ですので、公私の分別を普段から教育できているか、示せているかが試される局面でもあります。
公私の分別が十分ならば、「私のために争わないで!」的な三角関係でも業績上では無傷でいられますし、
破局後も業務中までギクシャクを持ち込まずに仕事してくれます。
ただ、明らかにマズい社内恋愛もあるにはあります。
不倫です。
女性の社内恋愛は3割が不倫で出来ており、その辺りの騒動から社内環境の悪化へ繋がる恐れがあります。
愛人びいきの不公平な人事で他社員の士気を落とす、管理職の家庭崩壊が会社へ飛び火する、といった問題が考えられます。
「やっぱ社内恋愛は認められんわ!」とお考えでしたら、アフター5を復活させるつもりで残業を抑えるしかないでしょう。
会社で過ごす時間が長いほど社内恋愛は実りやすいので、嫌なら可能な限り早く上がらせるしか方法はないのです。
残業自体、男女でつらい夜を共有するシチュエーションですし、何か芽生える方が自然です。
就活生や求職者にも胸を張れますし、いいアイデアだと思うのですが。