暇人おじさんのにゃんにゃんブログ

飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

草餅を買いに岐阜県垂井町へ

2016-01-11 20:46:58 | 日記
先日テレビのある番組で、岐阜県垂井町にある南宮大社と言う神社の参道にあるお店で売られている草饅頭が大変美味しいと、
レポーターが美味しそうに頬張りながら紹介しているのを見、
これは本当に美味しいかもしれないと、早速出かけてきました。

南宮大社と言うのは、鉱山や鉄関係の方面から崇敬されている神社のようで、全国から関係の人々が沢山お参りにくるようです。
テレビでは、機械の部品等が奉納されているのを放映していました。

古くからある神社のようですが、この近辺で行われた関ケ原の合戦で社殿がほとんど消失してしまったのを、徳川3代将軍家光が再興したとあります。
従って現在残されている社殿の大方のものが、当時のもののようです。
日光東照宮と共通する当時の華やかな趣のある神社です。

南宮大社は、こちら







また垂井町と言えば、安藤広重の木曽街道69次の絵図に出てくるように、江戸時代は賑やかな宿場町だったようで、
いまでもその街道筋には当時をしのばす建造物が多く残されています。

垂井宿の街道筋と当時の歴史的な建造物





垂井宿西入口、安藤広重の69次絵図と現在の同じ方向を望む



垂井宿の東入口、中山道と美濃路の分岐点道標と、街道に沿って流れる相川にかかる相川橋から望む伊吹山方面



さて本題の草饅頭ですが、まずお目当ての草饅頭が売られていた尾張屋支店という店。
何が売られているか一見分らないような鄙びた店ではありますが、
当地では美味しい草饅頭を作っていることで知られているようではあります。
テレビでは、一日100個ほどしか作らないので、午前中位で売り切れてしまうと言うことでしたので、
当日は11時頃には着くように行きました。



店の前、大社入口にある天保年間に据えられた道標




草饅頭と草餅を買いましたが、確かにすごく美味しいです。
草饅頭と言えば、亡くなった私の母が得意としていたもので、それはそれは美味しく、
今まで母の作ったものより美味しいものには出会ったことがありません。

今回のは、それと匹敵するくらい美味しかったです。
食べているとそのおいしさに、口中思わず幸福感が満ち満ちてきます。
フレッシュなよもぎの香りが口中に拡がり、草餅を食べていると言う実感が溢れてきます。
あんこも大変美味しく、それほど甘すぎもなく、よもぎの味わいを生かすような甘さ加減です。
私の母のは、もう少し甘かったと思いますので、その方が私の好みではありますが。

1個90円の草餅を求め、往復2000円ほどの電車運賃を出して買いに行くのですから、
私も相当な気の入れようでしたが、
それに見合う久しぶりに草餅らしい草餅に出敢えて、感激の一日でした。




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