前回、
感動の⁉︎再会劇で話が終わってしまいましたので、
改めて試乗会の模様を!
今回のイベントは神奈川県葉山市の一色海岸にて2日間に渡り行われました。
どんな所か?
クルザーやヨットが沖に浮かび、広い砂浜いっぱいにテキトーに人がいます。
ある人は犬の散歩~
ある人はSUP(スタンドアップパドル)で海上散歩~
またある人々はライフセーバーの猛練習~
あちこちに様々なカヤックも浮かんでいます。
昼間には何と海岸で結婚式!
普段、物静かな三河湾しか目にしない自分にとってカルチャーショックの嵐!
さすが!
国内海洋レジャーの発信地。
すべてが生活の一部なんだなぁ~と感じました♪
1日目~~~~
天候 * 晴れ。
海況 * 南西寄りの風~3m/sほど
波打ち際波高 * 膝~腰
沖合い波高 * ~70cmほど
1日目は試乗会です。
試乗艇は全てFRP艇。
デスぺラード×2、ファルコン140、120、
そして
フィロソファー156(プロトタイプ)
人気者はやっぱりデスぺラードでした♪
噂を聞いて購入を検討中~
乗ってみてウワサ通り!大満足~♪
ファルコンは何と言っても軽さがウケてました~♪
ベイロマンスのフィロソファーは?
実際に乗ってもらえた方から
「何でこんなに速いの?」とよく聞かれました。
それは、あなたのパドリングが上手だからですョ(*^^*)
あはは~♪
それは分かっているけど~(笑
なんで?
企業秘密~~(笑
参加者試乗の合間には、
なんと、
恐れ多くもJSCA(日本セーフティーカヌーイング協会)の山口会長にも乗って頂きました~!
そしてシーカヤックうみうしの大野代表にも乗って頂きました~!
波乗り中~♪
無数のカヤックを乗りこなして来られた超~ベテランカヤッカーの2人。
このカヤックにどんな評価が降るのか…ドキドキ
代わる代わる乗って次第に徹底検証が始まりました
大野代表に至っては再乗艇検証!
ココ! 転覆させようと頑張りますが、よく踏ん張ってくれてます(^^)
大野代表。一旦浜に上がったのですが、別な起こし方も試したいと、またまた漕いで行かれました~
なんて研究熱心な方なんでしょうか
ようやく上陸~
山口会長、そして大野代表にも乗って頂いた結果、
お二人の感想は一致です。
オモシロイ!
中々無い乗り味だよー
見た感じで想像していた乗り味とは全く違ってシーカヤックに限りなく近い!
でも、2次安定が抜群だから転ばないんだよー
コレってなんで?
おそらくそれは船底を削り出しながら必死に念を込めたからでしょ~か(笑
再乗艇に関して大野代表からは、
中々踏ん張るみたい。起こすのは練習すればスンナリ行くと思うよ。
乗り込む時! カヤックが立たないから非常にラク!
アレはなんで?
なんでカヤック立たないの?
※普通は再乗艇しようとするとカヤックが横向きに直立して乗り込みにくくなります。
ココにも念がしっかり入っているからでしょう(笑
一見なんの変哲も無い船底形状ですが、実はマニアックな造りになってます
V字ハルですが、左右の船側にしっかりとチャインが設けてあります。
艇を傾けた時にはある意味船側が船底のような役割になり傾いたまま安定します。
更に高さがあるサイドデッキが浮力を助けて転びにくくなります。
長年携わったプレジャーボート製造の経験と、シーカヤックの航行性能の合わせ技が結果的に特殊な船底形状を生み出して、
今までのカヤックに無い乗り味になったと考えます。
更に再乗艇のし易さにはデッキガンネル周りがフラットである事もプラスになっています。
※2日目の安全講習で中谷代表が熱弁されましたが、「コクピット周りに物を配置しない」理由と同じです。
一通り片付けた後、大野代表の運転で海岸線をチョイとまわって色々と地域の話をして頂きました♪
遠くに伊豆半島が見えます。
こんなふうに初日は終えました。
2日目~~~~
天候 * 小雨→曇→晴れ
海況 * 南西寄りの風~1m/sほど
波打ち際波高 * ~膝
沖合い波高 * ~50㎝ほど
遠くに富士山も見えました♪
カヤックフィッシングにおける安全講習です。
中谷代表の愛艇デスぺラード
ブラックデスぺ 超cool~~!
実際の装備で安全面からカヤックフィッシングをぶった切り~~!
午後からは大野代表によるパドリング講習です。
パドリング講習と聞くとチョイと腰が引けてしまう人もありますが、
普段乗っているカヤックがマサに意のままに操れるようになるので、絶対にオススメですョ!
釣果アップも間違いなし!
…たぶん(*^^*)
そして海上でも~
大野代表のレクチャーは非常に分かりやすくて的確なアドバイスをして頂けます。
昨年自分が受講したイントラ検定でもお世話になりましたが再確認です(*^^*)
忘れない内に帰ったら自主練しないと
その後はそれぞれのカヤックを試乗~♪
参加された方々も皆さん高性能カヤック!
一同に並んだ画は圧巻でした!
ほとんどの方にフィロソファーにも乗って頂きました♪
やはり皆さん同じ感想です。
「なんで⁉︎」
「なんでこんなに速いの⁉︎」
以上ー!
皆さんお疲れ様でした
自艇フィロソファーについて。
GWには中谷代表から評価して頂き、
今回は大野代表、そしてまさかのJSCA山口会長からも高い評価を頂きました。
どうせなら納得できるカヤックをと、文字通り寝る間を惜しんでトコトン頑張って製作してきた事が報われた気がします。
まだまだ改良の余地はありますが、
「乗ってみて下さい!」と自信持って言えるカヤックになりました♪
メーカーとしては近々完成予定の足漕ぎ艇を推奨しますが、
個人的には最軽量パドリング仕様がオススメです(*^^*)
スイスイ進んでパドリングが楽しいですョ!
そして、
今回はカヤックフィッシングにおける安全とは何か?を視点に講習が開催されました。
山口会長も言っておられました。
「シーカヤッカーは比較的海岸近くを航行します。かたや釣りをされる方々は遥か沖合いまで出て行きます。
万が一危険と隣り合わせになった時、
パドリングスキルが要求されるのは間違いなく後者です。」
航行性能でシーカヤックに劣るシットオンカヤック。
広く釣りの道具として使われていますが、高い安定性能の裏に犠牲となる航行性能があります。
カヤックに乗ってパドリングをする事は、その目的が釣りであれ、カヤッカーだと思うのです。
カヤックに乗る以上、アングラー以前にカヤッカーとしてパドリングスキルの向上に務めるべきではないかと考えます。
あし漕ぎカヤックだから関係ないよ~
コレはとても危険な考えです。
パドリングよりも更に沖へと簡単に出られるこれらのカヤックは、
万が一沖合いで駆動部が故障した場合、半端ない距離をパドリングして帰る事になるでしょう。
そんな時、
パドリングに自信がないと死ぬほど不安になるやもしれません。
ヘタすると最悪帰って来れない事になるかもしれません。
いざと言う時にシーマンシップをまっとうできるように、
パドリング講習を是非とも受講して欲しいと願います。
長々となりました(^_^;)
最後までお付き合い頂きありがとうございますm(__)m
次回は、
試乗踏まえて改良した所紹介♪
そして、長崎平戸試乗会関連のお話の予定です。
お楽しみにー(*^^*)