Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

としま図書館フェスティバルにて♪

2015-08-10 01:56:00 | 地域の暮し


絵本つながりの友人からお知らせをいただいて


豊島区新庁舎一階の「としまセンタースクエア」にて開催された


「としま図書館フェスティバル」の観覧およびイベントに参加しました♪


      

(以下引用)


『豊島区役所の新庁舎落成を記念して、

 区立図書館全館合同イベント「としま図書館フェスティバル」を開催します。

「としま図書館フェスティバル」では、読み聞かせや

 普段の図書館活動を紹介しつつ、本を通じて人と人の交流が生まれるイベント』とのこと。



(池袋駅周辺に不案内でしたので)


前もって地下鉄有楽町線で東池袋駅経由が便利とお聴きして


地下道を通って、直結している新しい区庁舎に向かいました。



できたてホヤホヤの超高層の建物の10階までが区庁舎で


10階は、屋上庭園「豊島の森」とのこと。(後ほど、写真でご紹介します。)


会場の「としまセンタースクエア」は、

区の主催事業や区民との共催、協賛事業など

多様な活動に使用できる多目的スペースで

災害時には、被災情報の提供、生活相談、貸付など

各種相談窓口の開設場所として利用します、とのこと。

(広報としま「新庁舎特集号」より)

         


        


ちょうど12時少し前に会場に着き、「ビブリオバトル」の最中でしたので


         

ぐるっとひと回りして「リアルこの本カフェ」を覗いて


豊島区生涯学習センターモデル事業若者支援事業のコーナーで


「みらい館大明ブックカフェ」のお話をお聴きしました。(HPによると、以下引用)


『平成17年に閉校になった元小学校の図書室が

人と本が出会い、若者が成長できる「ブックカフェ」として生まれ変わりました。』


「地域づくり」と「学び」を事業の柱にしているとのこと。


次に、こうさく会のコーナーで、「チューリップとんぼ」を、子どもたちに混じって


作り方を教えていただいて、色とりどりのシールを貼ったり


愉しい工作をしました。


牛乳パックをチューリップのように切ったパーツを、ストローにホッチキスで取りつけて


羽をやや斜めに折るのが、よく飛ぶコツだそうです。

       


竹とんぼの要領で、ちょっと練習してから飛ばすと・・・


かなり上のほうにまで、勢いよくびゅ~~~んと飛び立ってくれました♪


      
次に、ちいさいお子さんやお父さんお母さんに混じって「おはなし会」を聴いてから


「点字図書館コーナー」を覗いて、スタンプラリーをしたり


区内の8館それぞれにキャラクターがあるそうで


顔出しポスターには、キャラクターの愉しいイラストが描き込まれていました♪







てのひら水族館のコーナーや、


市民の方のおすすめの本を葉っぱに書いた木を観てから


   

        

        

 (上↑の「としま生きものさがし」のプリントは中央図書館でいただいたもの)



「本のコーティング体験」をしました。


(ブッカーという名称は聴いていましたが、


やってみると、きれいにできるかドキドキでした♪)


        


       


       


そのあと、ちょうど豊島区長の高野之夫氏のご挨拶をお聴きしてから


友人と一緒に、区庁舎内にある中華レストランで


名物の焼きそばを美味しくいただきました♪


      


(区庁舎に、日本食など食事のできるところが併設されているとは、すごいです~!)


さて、午後は「絵本作家の風木一人さんのご自身の絵本作りなどのお話と


後半は、参加者が5人ずつのグループになり、


各自が持参した絵本や図書館が用意してくれた絵本を


読み合う「大人向け絵本読み合いサロン」に参加しました。


         



私のグループには、「豊島図書館による絵本読み聞かせボランティア講座」を修了して


児童館などで、読み聞かせ活動をしている方や、


元教師で、活動に関心のある方がご一緒でした。


私は、会場に用意してあった絵本のなかから


福音館書店 世界傑作絵本シリーズ 「よあけ」

      ユリー・シュルヴィッツ作・画 /瀬田貞二訳 を読みました。



    

(しずかな・・・おとの響きや、朝のひかりの差し込む場面など


 伝わるように読めたかどうか?ちゃんと練習しなくてはと想いつつ…)


  
ひととおり読み終わってから、作品についてやそれぞれの活動などについて


みなさんと一緒にお話を聴きあう時間も愉しく、


風木先生も各グループをまわって


お話し合いに加わってくださいました。


福音館書店 世界傑作絵本シリーズ 「はなをくんくん」


 ルース・クラウス文 /マーク・シーモント絵 /木島始訳  を選んだだ方がいらして



風木先生から 英語の題名はたしか…「The Good Days 」だったか


日本語の「はなをくんくん」の題名の訳が、まさに絵の場面と


ぴったり合っていることなど、紹介してくださいました。


          


活動をしている方々は、図書館で選ばれた絵本を


とてもていねいに読んでおいでのご様子で


図書館のボランティア養成に対する取り組みや


ボランティアさんの熱意を感じることができました。



風木先生は、子どもたちに絵本を届けることとともに


おとなの人にとっても、絵本を声に出して読むことや


他の人の読んでくれるお話を聴くことの愉しさを特につよくおっしゃっていらしたと想います。


ちょうど、図書館通信に連載を始められたそうです。


        


       
       
リサイクル本を数冊いただいてから


10階の庭園を観て・・・

     

 
      


       


       



あうるすぽっとと呼ばれる舞台芸術交流センターが2階にある建物の


4~5階にある中央図書館の見学に向かいました。
 

あかるい空間に、書架が並び、

5階の学習コーナーや4階のパソコンの使えるコーナーは予約席で

当日並んで予約を取り、時間になったら利用するシステムになっているそうで

利用者も、とても多いとのこと。


ちいさいお子さん連れの若いご家族も目立ちますし


児童書コーナーやYAコーナーも、充実していて


面出しの棚に、本がたくさん展示されています。


夏休みということで、図鑑や調べものの本の利用も多いそうです。


豊島区には、手塚治虫さんなど漫画家の住んでいた「トキワ荘」があったことから


アートなどに関係する資料や本のコーナーが設けられていました。


また、「雑司ヶ谷」界隈は江戸時代に鬼子母神が建立されて以来


にぎわった街で、雑司ヶ谷霊園には、夏目漱石や小泉八雲、永井荷風ほか


また、染井霊園には岡倉天心や谷崎純一郎ほか


数多くの文人のお墓があるそうです。




また、中央図書館には、点字図書館(ひかり文庫)


上池袋図書館には、視覚障害(さくら文庫)もへいせつされているとのこと。


日曜日の午後、ひっきりなしに来館者があり、とても活気が感じられました。


お話をお聴きすると、豊島区は人口密度が高く


やはり、高齢化が進んでいるそうですが


池袋駅からほど近く、図書館の利用者を観る限り


お若い世代も元気に活動しているように感じました。


統計的な分析などは、できませんが・・


図書館の様子などを観るにつけ、自分の住んでいる神奈川県や旭区は


どうなんだろうなぁ・・という疑問が湧いてきました。


(Wikiを参考にすると、以下転載2015年5月1日現在)


東京都豊島区 13.01km²

      総人口298,250人(推計人口、2015年5月1日)人口密度22,920人/km²

横浜市旭区  32.73km²  

      総人口247,504人(推計人口、2015年5月1日)人口密度7,560人/km²



私の暮らしている横浜市旭区と比べると、面積は約3分の1ながら人口はあまり大差はありません。


豊島区内には、区立図書館が全部で8館あるとのこと。


以前、江戸川区の図書館を訪れたことがありますが

業務委託などの方法で運営されているとお聴きしました。


単純に、比べることはなかなかできませんが、自治体の予算などもあるのでしょうが

それぞれの地域の特性に合わせて

それぞれの工夫がなされているのでしょうか?


普段、自分の暮らしている地域の図書館を

当たり前のように利用していましたけれど


東京のなかでもたくさんの人が密集して暮らしている豊島区の

図書館フェスティバルと中央図書館を観ることができて

いろいろ考えるきっかけや手がかりをいただきました。


「本のこと」「地域の暮らし」について、いろんな疑問や課題に向き合いながら・・・


焦らず、あきらめずに・・・


できるところから、コツコツと続けてとりくんでゆくことで

観えることもあるかもしれないなぁ、と想いました。


偶然、お知らせを聴いて参加した「図書館フェスティバル」でしたが


私にとって、ほんとうに愉しく、また興味関心が近く

ざっくばらんに…格好などつけずにお話のできる友人の存在は


ほんとうにありがたいなぁと、つくづく感じました。




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