Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「青少年自立支援ボランティア育成講座『地域で若者を応援するために』第一回」参加記録

2009-11-11 17:06:56 | 地域の暮し
お昼近くには、一旦小降りになった雨の中、先日「みなくる」でお話を伺った
時任和子さんが代表をなさっている「NPO法人夢コミュニティネットワーク」主催

横浜市教育委員会生涯学習課受託事業の

「青少年自立支援ボランティア育成講座『地域で若者を応援するために』
第一回に参加してまいりました。

(以下に転載のご了解を得たうえで、皆さまにも再度ご紹介いたしますね!)

青少年自立支援ボランティア育成講座
◆◇ 青少年自立支援ボランティア育成講座 ご案内 ◇◆
地域で若者を応援するために(全6回)


ニート、フリーター、ひきこもり、この講座では若者を取り巻く現状を知り、地域で青少年の自立を応援するための視点やノウハウ、また、参加者同士が学びあうことで得る気づきや知識・喜び、そして具体的な応援活動を一緒に考えていきます。

■◇開催概要◇■
■日 時:11月11日~12月16日 全6回 水曜 13:30~15:30


今日の第一回公開講座「若者の自立の現状と背景~地域にできること~」の講師は、
「NPO法人NEWVERY」理事長の山本繁さんです。

先ほどプロフィールを確認いたしましたところ、30台初めでいらっしゃるとのこと。

初めに文章教室からスタートして、若者への支援活動をする「NPO法人コトバノアトリエ」を設立し

様々な活動(「トキワ荘プロジェクト」や「オールニートニッポン」)などを経て

つい先日「NPO法人NEWVERY」を設立することになられたとのこと。

詳しくは、ブログ等にご紹介がありますので、そちらをご覧ください。


山本さんは、色々な活動をする中から

「フリーター・ニート問題は、半分は雇用問題、半分は教育問題である。
フリーター・ニートに至るプロセスは以下の三つであるとの分析なさっています。

(データ等は、省略いたしますが「日本中退予防研究所」のサイトをご覧ください。)

1.学校を卒業して、そのままフリーター・ニート

2.学校を中退して、そのままフリーター・ニート

3.仕事を辞めて、そのままフリーター・ニート


そのうえで「若年者雇用問題への短・中期的な対策」として必要な

5つの取り組みは、1.就職率UP 2.中退率DOWN 3.中退者への早期支援

4.離職率DOWN 5.再就職率UP


それらを踏まえたうえで「NPO法人NEWVERY」の取り組みとして

『若者のフリーター・ニート化を予防するための4つの対策』についてお話し下さいました。

そして、中退に至る理由を「原因」「具体事例」「対応策」に分けて

非常にクリアにご説明くださいました。

そして、『地域に出来ること』として

「カウンセリング」「コーチング」「トレーニング」などの3つの支援力を

一人ひとりの若者の状態によって使い分けながら

「精神的・発達障害に関する知識を得て、精神疾患と発達障害の早期発見と切り分けが
行えるようにする。」と締めくくられました。


質疑応答の際に、NPO法人などの活動に際して

『問題発見』⇒『問題分析』⇒『課題発見』⇒『対策立案』⇒『ビジネスモデル』

⇒『値付け』⇒『対策スタート』⇒『運営(経営)』という流れをお示し下さいました。


現在、古本屋さんなどのビジネスモデルを構想中(?)とのことでした。

イヤ~~~!

お若くって、頼もしいコミュニケーションデザイナー&サポーターの出現を

感じるひと時でした!!!


私の記事につきましては、これからメールとTBでご確認をお願いいたします。


kirikouに関して言えば、常に「何で学校へ行くの~?」ということを問いつつ

その都度、答えがあるような、ないような状態をやり過ごしているのが現状です。

逆に「何か本人にとっての納得のいく目的意識が、カチッとはまってしまえば…」

やることを厭わないという特徴もありますから

「今から、視覚的に見えやすく具体的で分かりやすい課題設定」をしていく
工夫をすることは、とても大切なことかもしれません。

安易に、大学まで行ってしまって「目的を失う…」よりも

常に右往左往しながらにせよ本人の意思を引き出しながら
「その都度、彼なりの目標設定を明確にしていくこと」が、大切なのかもしれませんね。


とは言え、それってなかなかそう簡単にはみつからないものなんですけれど…



私自身としても、5年先10年先の目標設定あたりから、イメージを固めつつ

実際に、できることは

おそらく「お金のかからない、ささやか~な人的支援になると想いますけれど…」

その夢をカタチにしていく「プロセスの愉しさ」や「やりがい」を

気長に、温めていけたら素敵ですね!



講座の方は、これから

第2回 11月18日(水)『青少年に対する「気づき」の支援とは』

    大槻繁美さん(財)横浜市青少年育成協会

第3回 11月25日(水)『相談の現場から~自立を目指す若者たちとその親』

    明石紀久男さん NPO法人遊悠学舎代表よこはま西部ユースプラザ相談員

第4回 12月2日(水)『行政の様々な施策と、自立に向けての具体的事例』

    田中恭子さん K2グループ NPO法人コロンブスアカデミー事務局長

第5回 12月9日(水) 『ロールプレイ~支援現場のコミュニケーション体験~』

    宮川美恵子さんNPO法人ナレッジリンク理事

第6回 12月16日(水)『共に生きるためのコミュニティと連携学びを活動につなげる!』

   コーディネーター:田中亮太NPO法人夢コミネット(心理カウンセラー)
    
と続きますので、ご関心のある方は、まだ参加することも可能とのことですから

ぜひ、夢コミネットまでお問い合わせください!


背景に発達障害があるとかないとかに関わらず、これからの世の中を担っていくお若い方々が

豊かな個性や創造性や可能性を発揮して、不得意なことがあっても
様々なお得意なことを上手に生かして

表現力豊かに、ご活躍いただけるような、

人にやさしくって、豊かで暮らしやすい社会になりますように!!!



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