Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

絵本「かさじぞう」にまつわるお話をお聴きして…

2015-05-21 17:53:53 | 絵本、大好き♪



昨日、友人と一緒にちひろ美術館に行った際に


友人のご紹介で、とっても素敵な方にお目にかかりました。



詳しいことは、とりあえず伏せておきますけれど・・・



「かさじぞう」や「だいくとおにろく」「スーホの白い馬」などの


絵本の絵を描いておいでの赤羽末吉さんにゆかりのある方で


       


一緒に原画展を観たり、ランチやお茶をいただきながら


「絵本のこと」「子どもたちのこと」


そして赤羽末吉さんと絵本のことなど、気さくにお話をしてくださいました。


私は以前、たしか松居直さんの講演会の際に


福音館書店の「かさじぞう」瀬田貞二再話赤羽末吉画についてのエピソードで


赤羽さんが「雪を描きたい」とおっしゃって


雪の表現にこだわっておいでだったことをお聴きしていました。


     



昨日は、赤羽末吉さんが、満州にいらしていたこと


日本に帰っていらしてから、絵本に関わるようになったきっかけや


また、7年もかけて、雪国を回って「雪の表現」を模索されたこと


その絵本の表現に、いかに精魂こめて取り組んでいらしたことなど


貴重なお話をお聴きできました。



身近な赤羽末吉さんの姿をご存じでいらして、


そのお人柄を、懐かしそうに語ってくださるその方のやさしいお声と


明るい語り口が、とても印象的でした。



お話を伺いながら、


言葉のリズムもたのしく、また昔からの日本の情景や心情を伝えてくれる


昔ばなし絵本を、たくさんの子どもたちが読んだり


聴いたり、観てほしいなぁと感じました。



今年、偶然に「昔話」を学んでみようと想い


取り寄せた「福音館の日本の昔話 5巻セット」 も


小澤俊夫先生の再話に、赤羽末吉さんの絵の色あいも、ほんとうにきれいで


愉しい絵が印象的です。


     
     


きっと絵本を作る際にも、言葉と絵とその両方のバランスや響きあい・・・


編集者さんや印刷や


ほんとうに、たくさんの方々の手を経て作られているんだなぁと


あらためて感じました。


ちひろ美術館では、原画の管理もされているとのこと。



ぜひ、原画展の開催や


赤羽末吉さんの生涯やお人柄を伺えるようなご本があったなら


読んでみたいなぁと想っています。


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