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日常や読書の感想を書き綴ります。
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ウガンダ日記 活動編5

2017-06-16 10:00:57 | 日記
こんにちは。エナンです。
活動編五回目は科目についてお話します。僕、こう見えても理科の先生をしてます。

ウガンダのセカンダリースクール(S.S)は日本で言うと中等教育学校に近く一貫校です。卒業したら大学です
理科といっても中1から物理、化学、生物が分かれてます

他の科目には、
現地語(Lusoga)、英語(Eng)、宗教(CRE)、歴史(His)、地理(Geog)、美術(F/A)、数学(MTC)、情報(ICT)、農業(Agr)、経済(Com)そして一応体育(PE)…と結構多い。

なので、週あたりの時間数は少ないです。僕も生物一単位しかないし…。

いつかお伝えしたかもしれませんが、四年生=シニア(S)4で標準(O)レベル認定試験があります。そして、1割くらいの子が発展(A)レベルに進みます。

僕の学校はほぼほぼOレベルで卒業するのですが、、、まぁなんせ理科科目の試験パス率が低い。3割に満たないし、化学では1割程度。なぜか…

半年ここにいて、発見したのは
Oレベル試験の合否制度です!

試験を受けるとその得点に応じて1から9までの評価がつきます
1が優で8がギリギリセーフ、9は不合格です

この試験、最低限通るために条件が3つあります。
①8以上の評価を3科目で取ること
②7以上の評価を2科目で取ること
③6以上の評価を1科目で取ること 
このうちいずれかが達成していれば、一応試験には合格。
Oレベルの卒業証書は貰えるわけです。そして、多くの学校ではそのギリギリで通る子が多い

となると考えてみよう。

英語と地理がまあまあできて
その2つで7取れたとする。
理科、数学をわざわざ頑張る意味がありますか?って話です。
なんてことはない、日本だって同じです。大学行くのに理科数学が必要ないとこも多いですよ。

そしておいうち、数年前までは理科の科目は選択だったらしく尚更重要度が低い。
そして数学では計算機を使うため、暗算どころか手計算ができない。。。物理化学での計算も勿論できない。もはや、数学ができない云々の話ではないのは確かです。

日本では日本で、センター試験の見直しが検討されて施工にうつる最中ではありますよね。
やはり、どれだけ綺麗事を言っても最終的に試験にパスしてくれないと親も子どもも納得いかないのは明らかです。
現行のシステムで「へっ、理科なんて興味ないよ」って言われてしまうのはそれなりに理由があることがわかり若干絶望していますが一人でもいいから何か楽しさや不思議さを感じてくれたら嬉しいです、、。

はぁ、( ´Д`)=3
程々に頑張ります
ではまた

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