ボーン・アイデンティティー 監督ダグリーマン

マットディモン主演のアクション映画です。
ストーリーは、主人公が記憶を失って海を漂っているところを漁船に救われるところから話が始まります。
自分が何者なのかわからないのに、命を狙われる羽目になり
自分が何者なのか手がかりになるスイス銀行口座の貸金庫を開けてみたら
多数の違う名前の自分の顔写真が貼られたパスポートが、、、、
そして暴力を振るわれそうになったときに、とっさに体が動いて
逆に返り討ちにしてしまって、自分は一体何者なんだと!?
そんな感じで謎が小出しにされつつエンディングに至ります。

原作はロバートラドラムの小説ジェイソンボーンシリーズで読んだことがあるので
先行きが知っているので、その点では原作を知らない人が観るよりも
楽しめませんが、原作と映画はまったく別物でした。
ベストセラー小説の映画化はとても多いですが、原作の良さは超える作品は
少ないと思っていました。
なぜなら小説の方が映画よりもボリュームがあるので、どうしても
どこかで省略せざるを得ないからです。
ところが本作品は映画用にストーリーをかなり変えてあるので
とてもスピーディーな展開で刺客となる殺し屋たちも実に個性的で
腕の立つプロという感じがする俳優なので、ハラハラドキドキの連続でしたw

映画の中で常にあるプロ同士の駆け引きや追っ手の監視を振り切る常に一歩先を行く主人公のクールさに大変楽しめる作品でした。

マットディモンはオーシャンズ11の脇役ぐらいにしか思っていませんでしたが
この作品で彼の存在を再認識しました。

監督のダグリーマンは、MRMRSスミスやライラの冒険も手がけています。
私の大好きなジョンカーペンター、キャスリンビグローに加えて、
これからはダグリーマンもチェックしていこうと思いました

薫山