アンダルシアの夏 監督 高坂希太郎

ストーリーは、スペインのアンダルシア地方を駆け抜ける自転車ロードレース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」に出場しているペペの視点で描かれたストーリです。

パッケージからジブリの映画かと思ったら、ジブリ作品の作画監督が監督した映画であって、宮崎駿さんは関与していません。

予想外に面白い商品でした。
パッケージの絵から、美しい女性をめぐるほのぼのとした話かと思っていたら
まったく違いました。パッケージの絵のようなシーンは映画にはありません。

映画開始時点から、既にペペはレースを走っています。
酷暑の中、急な坂あり、砂塵が飛び交うなど、かなり過酷なレースの中と
平行して、ペペの出身地である村の応援団の視点やペペの兄の視点になったりと
話が変わります。
自転車レースとは人生のようなものだなと、、、しんみり思わせるような
重いテーマが根底にありまして、ストーリーのネタバレになるので
書けませんが、今、いろいろと悩んだり、挫折している人に
おすすめかもしれません。

世渡り上手な人よりも、ペペのような、不器用ながらも、ひたむきさは
大事だなと、思える作品でした。
1時間もない短編の作品です。お勧め作品です

薫山