あした天気になーぁれ

乳がんとの闘いや、子供達への想いなど…「今」の自分を見つめていくためにつづります。

豪雨と秋風 心の不調

2011-08-20 11:59:46 | 乳がん
昨日は昼前から土砂降りの雨。

分厚いどす黒い雨雲がだんだん迫ってきたかと思うと、ボトボト! バチバチ!
太い雨が降り出したちまち土砂ぶりに。
激しい雷に空は支配され、方々の屋根は跳ね返った雨が白いしぶきを上げ、逃げまどう様に風と雨の勢いに翻弄されていた。
まるで白い煙のように。

雨足が弱まってくると共にひんやりした空気に変わり、夜も肌寒いくらの気温。
前日まで猛暑で焼ける用な暑さだったのに、この雨と共に急に次の季節がやってきたのだろうか…。

今朝も湿気はなく肌寒いまま。

あんなに暑かったのに… 今朝は暑いコーヒーが飲みたくなる。
夏の終わりはこんなにあっけなかったかな?

それともまた、照らし残した暑い太陽が残暑となってもどってくるのかな?

そんな事を思いながらも 本当はさほど気にとめてもいないのかもしれない…。
こんなに極端な気温の変化に触れてさへ。

ただ常に気持ちにメリハリがなく、ぼや~ と宙ぶらりん。 気持ちの奥底に触れるものがない。



暑い夏でも… 涼しい秋でも  いつもなら季節の移り変わりはワクワクドキドキするものだけど、
今季はなんとも心が浮き立たない。

一歩前へ踏み出す気力も意欲も湧いてこない。
何があるわけでないのに、気持ちがどんより沈んだまま浮かんでこない。
なんとなく人とのかかわりも億劫だったり…
楽しいハズの事も楽しいと思えない。

普段気にならない事も気に障ったり
些細な事で大きなストレスを感じたり…
そんな自分を分析しようとすればするほど自分が嫌になりますます下降線…。

夏の疲れ… なんていうのは言い訳で 本当はずっと前からこの状態。

自分でどう頑張っても この精神状態は意図的には左右する事は出来ない、どうしようもない事。

いつか また自然に気持ちは回復する、今までもそだった。
だから自分を責めず 仕方のない事とこの状態を受け入れて やり過ごせばいい。

身体の中で作用する心の動きは本当に 自分ではどうにもならない…。

私が悪いのではない。これは薬(ホルモン剤)のせいだ! そう言い聞かせている。
まだこの状態が認識できているだけマシかもしれない。

YOU・SHEは毎朝のノルバテックス(ホルモン剤)を「ママの怒り薬」と呼んでいる。
考えようによっては便利な薬。

これが本当に薬のせいかどうかは判らないけれど。



どうであれ 自分の感情や精神状態が己でコントロール出来ない事はもどかしい…。




SHEとオチチ

2011-08-18 17:06:11 | 乳がん
SHEは未だに「オチチ」が大好きだ。

ちょっと甘えたい時 眠い時は決まって 「ママ オチチ…」

「ねぇ ママ こっちある方? 無い方?」なんて聞き方をする。

「まだ いっこ あるもんね♪」なんてニッコリしたりもする。

先日もまた「おちち おちち オーチーチ~ったら オーチーチ♪ 」

「ねぇママはにゅういん したことある?」
「ねぇママはオチチ どこで きったの?」
「びょうーいん? びょうーいんのどこで切ったの?」

「ママのオチチは なにで 切ったの?」
「ねぇ、包丁なの? ハサミなの?(これしか切るものを知らないSHE)」

「どうしてオチチ切ったの?」

”悪い病気があったからだよ”

「ガラガラ ペッペ(うがい)しなかったから?」
「おてて 洗わなかったの? ママ」

SHEなりの世界観で目一杯の不思議 疑問をぶつけてくる
見た事のない「オチチを切る」光景に頭の中はものすごい事になっているに違いない!

必死に解決しようとするSHEに 微笑まずにはいられない。


楽しい夏の1日

2011-08-11 18:38:19 | 子育て
今日は朝早くから、じぃじ・ばぁばと共に仲良し従姉妹ちゃんが我が家へやってきた。

YOU・SHEにとっては今日の事が決まってから指折り数えた楽しみな日! という訳で大興奮。

午前中は室内や公園で遊び、昼食は近くのファミレスへ!
午後は子供3人をつれ 屋外のプールへ出かけてきた。

次はこれ 次はこれ  と 変わるシーンに子供たちは飽きる様子もなく 疲れも見えず


さぁ、いよいよメインイベントのプールだよ!
子供達は大はしゃぎ!

真夏の暑い暑い午後の陽ざしに 屋外のプールの気持ちの良い事といったら… 

YOUも従姉妹ちゃんと一緒なのが格別に楽しいらしく
「ママ、今日は水泳教室なしにしてね」… と釘を刺された。(普段は以外に厳しく教えるスパルタママなのだ!)

目一杯遊んでも「まだまだ遊びたい~」は子供たちの決まり文句(苦笑) 残念ながら また今度…。

近くのドトールで冷たいデザートを食べ帰宅。

一日では遊びきれない夏の楽しい時間を過ごし、YOU・SHEはじぃじ・ばぁばの家へのお泊まりへと出かけて行った。
疲れていても 従姉妹ちゃんもいればきっと楽しい電車のプチ旅行?になったことでしょう・・・。


ママは 皆を 駅まで送り帰宅… さすがに 疲れた~・・・。

昨年の夏 今年の夏 

2011-08-09 22:18:49 | 乳がん
昨年の夏は毎日が楽しくて楽しくて仕方が無かった。

抗がん剤→手術→放射線 ホルモン剤を残す全ての治療を終えて 結果はどうあれ 今後どうなっていくか不安はあるにしろ
とにかく「やる事は全てやった」「辛い治療から解放された」 それだけで気持ちが晴れ晴れしていた。
どん底の精神状態からはい出してきた生々しい記憶も新しい。
前年の「無くした夏」を取り戻すかのように とにかく 心の底から楽しんでいた。

でも今年は… それほどでもない・・・。

ホルモンバランスのせいか、ちょっとイライラしているし、心がサワサワと落ち着かない。
心地の良い大好きな場所にいても なんとなく落ち着かないし…。

先日、公園を歩きながら、何が違うのだろう  と考えてみた。
昨年あって今年足りないもの。

特に何がどうという事はなさそうだけど、
しいて言えば、「生きる事への謙虚さ」かな と思った。

全ての事に向かう「気持ち」が違う。

「生きているだけで有難い」 と思えた事も
あ~がいい、こ~がいい、これはイヤ、ここが気に入らない… なんてフツーに言ってみちゃったりしている。

その普通さが それこそが 「あっぱれ!」な事なのかもしれないけれど、
ピュアな心で さまざまな事柄に感謝しながら 些細な事に喜びを感じ 日々を過ごせる方が断然幸せではなかろうか!
それが病気の上に成り立つ事だとしても…(これは微妙だけど)

病気と引き換えに「生きる喜び」を得たはずだったのに   ダメだなぁ… 煩悩!
これは身体(体調)の進歩であり 精神の後退か?

どんな時であれ場所であれ どんな環境でも 「幸せ」や「満足」は自分次第、向かう心次第なのだ。
今の私は ちょっとマイナス イライラな時が多く 目の前のものにキラキラとした光が当たらない。
それが「イマイチな夏」の原因。

限られた命と思えばこそ、目に見える全てのものが愛おしく輝いてみえるのだ。
病気に限らず どんな命にも限りがあるわけだから どんな時でも心ひとつで得るものは変わる。

少し気持ちが落ち着いたら しっかり休息を取り、謙虚な気持ちになって 周囲に目を向けてみようかな…と思う。