キングコング西野さんは、『えんとつ町のプペル』の件、全部わかって狙ってやっている。ソーシャルはこのスピード感と高い密度のインタラクティブ性がポイント。
https://m.facebook.com/AkihiroNishino.official/#!/AkihiroNishino.official/ より
今回『えんとつ町のプペル』をネットで無料で公開した件のお話です。音楽業界を見ていればわかるように、コンテンツそのものの無料と有料、話題というエンターテイメント、ライブといった体験コンテンツ、総合的に熱烈なファンからちょっと興味ある人まで、ごそっと掴んでいくのが今のセオリー。
キングコング西野さんというべきなのか、プロデューサー兼クリエイター西野亮廣さんというべきなのか、とにかく彼はいろいろわかっている。
ネット上でクリエイターと炎上している?(炎上じゃないけど)件は、彼はわかって演出して話題性を高めている。
この議論はネット住民の大好物。YouTube が出た頃もこういう話があって、既存のクリエイターの収入モデルの崩壊とこの時は、違法コンテンツの問題もあってすごい議論になった。でも違法コンテンツがまだあるにも関わらず、この10年でアーティストがYouTubeにどんどん音楽を出している。YouTuberと言う新しいクリエイターも出ている。
つまり
この十数年、ネットで当たり前となっているコンテンツの無料と有料のハイブリッド収入モデルを当たり前じゃないように、クリエイター西野亮廣さんがプロモーションを仕掛けた。
当然ビジネスモデルをわかっていない人は、有料のものを無料で出して読めるなんてことやっちゃうなんて、すごいなと言うことになり、
有料や、雇われ収入モデルのクリエイターはこういうのが当たり前になっちゃうと、不安を感じるわけで、ポツリと不満をつぶやき、狙ってた議論が演出され広がり、今までのファンに加えて、さらにネットで新しい支持者が増える。
そして、支持のカタチとしての有料購入も、増えて、アマゾンのランキング1位となり、それをまた話題にすることで、さらにバイラルさせた。
無料を絡めた方が、話題の参加者が増え、広告収入も入り、有料のみの総合的に単一モデルより儲かるんです。クリエイターが得するんです。
じゃ、なんでもこのモデルにすればいいじゃんと言うと、そうはいかないのが世の常。無料にすれば有料モデルの人は嫌がる。それがしがらみ。
だからお笑い業界には、はみ出し者ですと言って影響が波及しないようにして、変な奴といことで、アメトークでも笑われ?(笑われてなかったけど)、出版業界には、本を全部買い取って仁義を切っている。
西野亮廣さん個人ということで、しらがみをとっぱらい、スピード感とインタラクティブ性が生まれている。
個の時代と言われているが、こういう人が今後もっと増えていくんだろうな。
そういうことも彼はわかっている。
こういう生き方がちょっと羨ましい。
にしの あきひろ の えんとつ町のプペル を Amazon でチェック! http://amzn.to/2j4TZCP
(追記)
さつまいも農カフェさんも、今回の件で記事書いているのを発見。
キングコング西野さんのブログ~恩で回す~長文です。。。 http://blog.goo.ne.jp/ritz5323/e/c9bf76ed29867be7072407fa4152d4ec @beginrittuより
大ヒット中の絵本『えんとつ町のプペル』を全ページ無料公開します(キンコン西野) http://spotlight-media.jp/article/370505056378315909?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=twitter_share&utm_content=sp @misterspotlightより
これは批判でも肯定でもないです。土曜の朝にブランチしながら書いた雑感です。ただ最後に書きましたが、羨ましいなとはやはり思いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます