思うがままに

Step by Step

数曽寺山塊へ

2010-04-08 | 山登り・ハイキング
東に数曽寺谷、西に廻谷 その間に連なる山塊を歩く度にP298から南西に伸びる支尾根が気になっていた
あの支尾根はピーク手前で急峻な岩場だ
ついこの前の3月1日にもその岩場を目に焼き付けたし、過去の写真も何度も確認してみた
廻谷を歩いた時も、廻池からあの支尾根への踏み跡を見つけたこともあったから、きっと登れるはずだと思った
でも、本当に大丈夫だろうか?と不安はぬぐい去れなかった
途中で無理だと判断したら引き返そう! そう自分に言い聞かせながら今日も数曽寺山塊へ

で、下山はどうするか?と地図を見ながら、P320から南東に伸びる支尾根を歩き数曽寺池へ向かうことにした

結果として、行きより帰りの方が大変だった
あんな藪がひどいとは思わなかった!



駐車ポイントに向かう途中、三叉路を北へ
アスファルト道路の末端には旋回可能な広場があり、その向こうに階段が伸びていた
スニーカーのままその階段を上って行った(カメラを持たなかったのが残念)
ここからも尾根に辿りつけそうだ 踏み跡もちゃんとあった
車に戻って写真を撮った


元の三叉路に戻り車を停めるポイントへ
身支度をして出発
途中、前回降りて来た所を確認
その北側にはっきりとした踏み跡があった
ここからの方が分かり易いのだろうか?


湖岸を歩きながらどこから登ったら良いのかと思案した
獣道なのか?それとも人の踏み跡なのか?いくつかの取り付きがあった
もう少し北へ向かって歩きやすそうなポイントを探して、ここが良さそうだと判断した


支尾根への取り付き


黄テープを巻き、振り返って写真を撮った


木や枝を避けながら5分程で歩き易くなった
ここはイノシシにヌタ場のようだ


南側に何度か歩いた支尾根が望めた


歩き易い尾根道だ


登山者はいない?


廻池方向を振り返った 良い天気になって来た


あの山も二度歩いた


廻谷も綺麗だ!


最初の斜面


斜面を登り切るとなだらかな尾根となり、しばらく進むと目の前に急峻な岩場が見えた
滑落したら左側の斜面を転げ落ちてしまう? 大丈夫だろうか? 不安が高まった


昂る気持ちを抑えるため給水しながら周りの眺望を眼で追った


斜面はもうすぐ


さあ登るぞ! と気持ちを新たにして進み出した
足元に切られた枝が落ちていた
まだ最近のようだ
この枝を見て「誰かが登った!」という実感がわいてきて勇気をもらったような気持ちになった


斜面途中から辿った支尾根を振り返った
ナイフエッジのような尾根だと改めて気付いた
尾根を歩いている時はそんなに左右をビクビクしながら歩いてはいないのだが・・・


多少の恐怖感はあったが、あっと言う間にP298に辿り着いた
下から見上げた時ほどのリスクある斜面ではなかったし、紅山の斜面ほどで急ではなかった
そうは言っても、ピークが見えた時はホッとした


P298からの眺望
右側が今日登って来た支尾根、左側はこの数曽寺山塊のメインルート  向こうは廻池


左側の池は数曽寺池で、その向こうは昭和池


西側の山々
右手のピークは私が大好きな数曽寺山塊のビューポイント


大坂山とその奥にP459
そして手前には今日下山予定の支尾根
歩き易そうに見えるが、目の前の木に隠れているポイントが難所だった




三草山


P320へ向かった
途中キレットがあるが、いつものように飛び移って着地
以前より崩れてきているように感じた  ここを歩く人が多くなってきているのかも知れない


P320に到着
今年の3/3のプレートがあった
わざわざプレートを用意してまで山を歩くのが好きなんだなぁーと感心
皮肉っぽい書き方をしたけれど、プレートがあると地図との照合が出来るしポイントが特定出来るのだから有難いことだ



最初に登った時に伐採した木々の幹から新しい芽や小枝がいっぱい出ていた
枯れずにいてくれたことが嬉しかった


P320からの眺望




数曽寺谷への取り付きを開き、案内テープを巻いておいた


数曽寺谷への取り付き
P298へのルートよりこちらの方が分かり易くなってしまった


邪魔な枝を切りながら進んだが予想以上の藪に意気消沈
ピークに巻いたテープを外しに戻ろうかと考えたが、取り敢えず行くだけ行ってみようと決めた


もういや! と何度も思った
途中、昔切られた枝を見たがこのルートは殆ど歩かれていない
踏み跡が薄く、獣も殆ど歩いていないような感じだ
もうノコギリで枝を切る元気もなく藪を掻き分けながら進んだ


数曽寺池が近くに見えてきて、多少歩き易くなってきたがイノシシの散歩道なのかもしれない


広くなった!


大坂山へ伸びる尾根


この大坂山への尾根ルートの方がずっと歩き易いのかも?


P298とP320との中間点のキレット部


もうすぐ数曽寺池


途中、何やら看板が落ちていた
「頭上注意 危険」
どこから飛んできたのか? それともここが危険なのか?
近づくこともなく迂回した


この辺りはルートが特定できない
邪魔な木々や枝をかわしながら右往左往しながら池へ向かった


数曽寺谷道に辿り着いた
P320を出発してから1時間半!
途中までノコギリで枝を切って歩いたからだけど
厭な時間だった!

谷道の途中から干上がった川を歩いた
そのカーブ辺りに踏み跡が支尾根へ向かって伸びていた
そのしっかりとした踏み跡を見てあの支尾根へ向かった人は少なくないのかと思ったが、ひょっとしたらイノシシが踏みつけた道かも知れない・・・・


数曽寺池の東側を歩いた
途中、祠を見つけた
古さを感じない石組を見ると、数曽寺池かその東側にある小さな池にあったものが移設されたように思える


祠の右側の道を東へ降りて行くと池と小屋があった
小屋の左側には更に谷に向かう道があった


池の末端


更に道は谷に向かって伸びていた
三角点のあるP232.9へのルート? それとも仏谷へ辿りつける道なのだろうか?
もうしばらく進んだ後引き返した


数曽寺池の堰堤を見た時、滝が見えた
今まで全く気付かなかった


昔からの滝なのか? それとも堰堤が出来たことによって出来た滝なのか?
私は勝手に数曽寺滝と名付けた


堰堤に立って下山した支尾根を見た
もうこのルートはゴメン


車に戻り、別荘地の道を車で走らせた
赤い屋根のお宅から数曽寺山塊が綺麗に見えた  右端に大坂山も望めた
良い場所だ!
年金生活はここで・・・と思えるほど素晴らしい景色だ


朝いち立ち寄った所の山斜面をカメラに収めた
登れそうだ・・・


今日は絶好の好天恵まれて誰もいない山をひとり歩いた
下山の藪には参ったが、まあ楽しかった
今度は大坂山から南に伸びる尾根を歩いてみたい

・・・・
そろそろハチが飛び交う季節になってきた
困ったものだ


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