翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

授乳

2006-07-03 16:00:47 | 社会
先日、アメリカのマサチューセッツ州とウィスコンシン州で、赤ん坊におっぱいをあげていた女性が、「便所にいってください」と言われた。

この出来事に反発して、オレゴン州でひとつの集会が催された。その集会の名前は「ナースイン」。

土曜日の午後、あるスーパーマーケットの外で、10人ほどのお母さんが赤ん坊におっぱいをあげている。赤ん坊は、満面の笑顔だ。

集会の代表であるヘブロンさんは、集会の目的を次のように語った。「わたしたちの要求は、単純です。母親が、買い物中でも赤ん坊におっぱいをあげることを認めて欲しいということです。先日の事件では『おっぱいをあげるなら便所に行ってください』とお母さんは言われました。お店で働いている人が無知だったからです。」

「あかちゃんにおっぱいをあげることは普通のことです。不衛生でも、猥褻でもありません。おっぱいは、あかちゃんのために存在しているのです。」

オレゴン州の法律は、女性が公共の場所で母乳を与えることを認めている。オレゴン州のお母さんの88%は、母乳で赤ん坊を育てている。アメリカでは最も高い数字だ。

しかし、職場に復帰すると、母乳育児がとたんに難しいものになる。母乳育児を推進する団体は、母親が静かに母乳を圧出できるような時間と場所を確保するように職場に求めている。

アメリカ小児学会は、赤ん坊が1歳になるまでは、母乳で育てることを推奨している。母乳は、赤ん坊の肥満、呼吸器不全、耳の感染症の抑える効果があるのだ。

そういえば、東京の町中で赤ん坊におっぱいをあげているお母さんを見たことはないなあ。

Moms take babies to 'nurse-in' at Clackamas Victoria's Secret


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。