最近、CDも本もレヴューを書く時間が取れずにいる。
このアルバムも買ってからしばらく経っているのだけど・・・。
ユーミンのアルバムを久しぶりに買った。
「四季」をテーマに季節ごとに集められたベスト盤である。今までありそうでなかった企画。
まずは「春夏撰曲集」が出てこの秋には秋冬盤が出るのだそう。
おそらくはユーミン自身が選曲したと思しき曲の数々は、季節に基づいて選ばれたという特殊性を抜きにしても
コアなファンを喜ばせるような、隠れたどちらかと言うと地味な曲も何曲か入っている。
「ハルジョオン・ヒメジョオン」、「潮風にちぎれて」、「夕涼み」、「晩夏(ひとりの季節)」などのような
アルバムのB面あたりにひっそりと入っていそうな小品のような作品にこそ、実はユーミンの真骨頂がある。
そういう曲たちに改めてスポットライトが当たるのは大変に嬉しい。
「夕涼み」や「降る時」などは高校時代に涙して聞いたものだ。
季節をテーマにしたということは言い換えればユーミンの作詞家としてのパーソナリティに光を当てたと言うことでもある。
季節の移ろいとともに人も風景も変わっていく。
ユーミンのラブソングの大半はこの移ろいゆくことのある種の諦観のなかで輝きを放つ。
なんとも鴨長明的だけど、そんな刹那を切り取ったユーミンの心象風景はきっと誰の心にも、
それぞれの焦点を結んだ風景となって刻まれているのではないか。
誰の胸にもある切ない思い出とともに・・・。
ユーミンのようなアーティストと同時代を歩んでこれたということは、考えてみるととても幸せなことだと思う。
このアルバムも買ってからしばらく経っているのだけど・・・。
ユーミンのアルバムを久しぶりに買った。
「四季」をテーマに季節ごとに集められたベスト盤である。今までありそうでなかった企画。
まずは「春夏撰曲集」が出てこの秋には秋冬盤が出るのだそう。
おそらくはユーミン自身が選曲したと思しき曲の数々は、季節に基づいて選ばれたという特殊性を抜きにしても
コアなファンを喜ばせるような、隠れたどちらかと言うと地味な曲も何曲か入っている。
「ハルジョオン・ヒメジョオン」、「潮風にちぎれて」、「夕涼み」、「晩夏(ひとりの季節)」などのような
アルバムのB面あたりにひっそりと入っていそうな小品のような作品にこそ、実はユーミンの真骨頂がある。
そういう曲たちに改めてスポットライトが当たるのは大変に嬉しい。
「夕涼み」や「降る時」などは高校時代に涙して聞いたものだ。
季節をテーマにしたということは言い換えればユーミンの作詞家としてのパーソナリティに光を当てたと言うことでもある。
季節の移ろいとともに人も風景も変わっていく。
ユーミンのラブソングの大半はこの移ろいゆくことのある種の諦観のなかで輝きを放つ。
なんとも鴨長明的だけど、そんな刹那を切り取ったユーミンの心象風景はきっと誰の心にも、
それぞれの焦点を結んだ風景となって刻まれているのではないか。
誰の胸にもある切ない思い出とともに・・・。
ユーミンのようなアーティストと同時代を歩んでこれたということは、考えてみるととても幸せなことだと思う。