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メ-ルマガジンの転載

2005年04月14日 22時50分43秒 | 不登校
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 大阪府の不登校対策を考える市民連絡会 Mail Magagine
 URL: http://www.geocities.jp/futoko_osaka/
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2005.03.24 Vol.001 ※不定期発行※

※このメールは賛同者の方など、これまで連絡会にご連絡をいただいた方に配信して
います。配信を拒否される場合は、このメールにご返信ください。
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 大阪府の不登校対策を考える市民連絡会は、2月15日に発足後、これまで、さまざ
まに活動してきました。ご支援、ご賛同いただいた方、ほんとうにありがとうござい
ます。お礼をかねて、これまでの活動を報告させていただきます。
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【INDEX】
●「当事者の声」2週間で112本! 3/3~3/18
●府議会議員との面会 3/8~3/18
●府議会の動き 3/11~3/15
●府教委と面会 3/23
●マスコミ報道など
●今後の活動予定
●カンパ募集
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●「当事者の声」2週間で112本! 3/3~3/18
 3月3日から募集を開始した「当事者の声」は、わずか2週間で112本も集まり、23
日、府教委に届けてきました。それぞれの言葉はほんとうに重く、また、言葉になっ
たものの背後には、言葉になり得ぬ思いが深くあることを、ひしひしと感じました。
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●府議会議員との面会 3/8~3/18
 これまで、以下の4名の府議会議員の方に面会しました。
・吉村善美議員(富田林市民クラブ)
・小沢福子議員(社民)
・森山浩行議員(主権おおさか)
・森みどり議員(民主)

 それぞれ、共感していただいたり、具体的な活動についてアドバイスをいただいた
り、ご協力いただきました。今後の活動にも協力していただけそうです。
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●府議会の動き
・上の和明議員が「半減の数値目標」について教育常任委員会で質問。教育長は
「個々に充分配慮して実施する」などと回答。 3/11
・森みどり議員が健康福祉常任委員会で、社会的ひきこもり対策推進会議について質
問。当事者の意見を聞くのかとの質問に、精神保健福祉課長が「関係者と意見交換す
る機会を設けていきたい」と回答。 3/15
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●府教委と面会 3/23
 3月23日、府教委と話し合ってきました。連絡会からは大人13名、子ども5名、府教
委からは生徒指導主事など9名が参加。1時間半にわたって意見交換しました。
 連絡会からは、「半減」政策が不登校の子どもや保護者に大きな不安を与えている
こと、会に2週間で112本もの当事者の声が寄せられたこと、不登校政策に当事者の声
の反映を求めていることなどを話しました。

・「半減」目標について
 府教委は「半減目標が当事者に心配を与えたことは申し訳なかった。府教委として
は、不登校・ひきこもり=悪、排除すべき問題などとはまったく考えていない」「子
ども一人ひとりの自己実現こそ重要で、不登校が積極的な意味をもつこともあると認
識している」「しかし、不登校が継続することは結果として子どもの教育権を奪うこ
とになるため問題がある」「見守る必要のある子どももたくさんおり、無理に学校に
戻すつもりはないが、遊び・非行型やネグレクトによる事例は積極的に働きかける必
要がある」「数は結果であると認識している」などと話しました。
 こうした府教委の見解について、連絡会側から「それは半減目標とは矛盾するので
はないか」と指摘しましたが、その点については明快な見解は示しませんでした。し
かし、半減目標の与えた影響については「深く受けとめる」とし、早急になんらかの
発信をする必要があると話しました。

・子どもたちが発言
 また、子どもたちも発言し、教師が家庭訪問で自分の部屋まで入ってこようとした
とき自殺未遂をはかったこと、病院をたらいまわしにされたこと、電話で「明日は来
られますか」と聞かれるたびに「行けない」とは言えず罪悪感に悩んだこと、朝、パ
ジャマ姿で食事中に先生に入ってこられてとてもイヤな思いをしたことなど、さまざ
まな経験が話されました。

・深刻に受けとめる
 親の立場からも、不登校への偏見が根強いなか、家庭訪問がややもすれば最後の居
場所を奪いかねないこと、実際にそういう経験をしている人が大勢いること、そのた
めに引っ越しまで余儀なくされた経験があることなどが話されました。
 府教委は「学校の指導が子どもを追いつめていたり、家庭に土足で踏み込むような
事例があることは深刻に受けとめたい」「当事者の声を聞く必要、とくに学齢期の子
どもの声を聞く場が必要と感じた」などと話し、問題が起きたときには、市町村を指
導するだけではなく現場に入り込んでも指導するとの見解を示しました。

・要望書を提出
 また、連絡会側は、具体策としての「不登校支援協力員」制度について、子どもに
決定権があるようにすること、協力員の言動について苦情や異議申し立てのできる窓
口を設置することなど9項目の要望を申し入れました(HPに要望書をアップしまし
た)。
 これついて府教委は「もちろん決定権は子どもや保護者にある。要請なしに支援員
が派遣されることはない」「学校復帰のみが目的でないことは当然。学校復帰ありき
とは考えていない。民間のフリースクールなどで子どもたちが救われた例は事実たく
さんあり、それを学校が認識していないことは大きな問題。今後は公教育の一貫とし
て民間とも連携したい」などど話し、異議申し立ての窓口などについても「今後の課
題」として検討すると話しました。
 また、今後も、連絡会と話し合いを続けていくことを約束していただきました。
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●マスコミ報道など
・読売新聞3月21日朝刊(関西版)に掲載の記事中に、連絡会の動きも出ています。
 http://osaka.yomiuri.co.jp/kyouiku/kyouiku/kyo050321.htm
・週刊金曜日「こんなことやってます」のコーナーに掲載されます。→4/1発売号
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●今後の活動予定
・知事への面会要求
・府教委との話し合いの継続
・精神保健福祉課(健康福祉部)との話し合い
・子ども青少年課(生活文化部)との話し合い
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●カンパ募集
・連絡会の活動は収入源がいっさいないなか、印刷費、通信費、交通費などがかかっ
ています。下記口座を開設しましたので、ぜひカンパをお願いします。

・郵便振替口座 00940-6-297003
・加入者名 不登校市民連絡会

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大阪府の不登校対策を考える市民連絡会
〒537-0025 大阪市東成区中道3-14-15
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