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土木遺産 No.29 夕張川新水路

2018-12-24 | 北海道選奨土木遺産

 

北海道選奨土木遺産カード
選奨No.29 名称:夕張川新水路       カード:2017年10月19日/見学・撮影日:同日
所在地 江別市/空知郡南幌町/夕張郡長沼町
竣工年 昭和11年(1936年)
選奨年 平成23年度(2011年)
選奨理由 石狩低平湿地を蛇行していた夕張川を直接石狩川へ合流させ、水害常襲地帯を穀倉地帯へ
変貌させる礎となったショートカットです。
沿革や緒元 延長:11.0km、川幅:550m
形式 夕張川下流約11キロ区間の新たな河道開削
カード状況 配布中  2015/6/22
カード略号 B=橋梁/D=ダム/H=港湾/Rd=道路/Rv=河川/Rw=鉄道/P=発電/W=水道/O=その他
配布場所 〒067-0074江別市高砂5 札幌開発建設部江別河川事務所 011-382-2358
カード  
   
   
   
   
写真集1           
 

                                                                                 

   現夕張川    夕張川新水路(下流側)  同(下流側 )                                    

 
 
 
    
その他                               
  <鉱水・の川口>)」や「イバラ(それの口)」     
  などの説が古い記録や文献に記されています。       
  この川は現在の夕張川がかって蛇行して流れて
  いた部分であることから旧夕張川と名付けられました。
  なんぽろリバーサイド公園には、新水路の完成に心血を注いだ保原元二の三連の石像・
  石碑が建ち、新水路での水災、水難から守るように建っている。公園管理棟「遊友館」の
  周囲には、野球場一面、テニスコート3面、サッカー場、ローラースケート場、多目的
  広場などの施設がある。
   
写真集2 南幌町夕張川新水路の河畔に建てられた保原元二の胸像と彰徳碑、感謝の碑
.     
 
 
 
 
  長沼神社境内の保原元二乃碑と水霊の碑
 

 

       

 

 

 
 
 
 
  夕張川は栗山町より下流が勾配緩く川幅も狭いことから海抜ゼロメートルと言われる
  下流域の長沼町、南幌町(当時は村)では毎年のように洪水が発生し住民を苦しめた。
  (北海道の旧駅逓所 No.6旧幌向駅逓所参照)
  当時千歳川に流路をとっていた夕張川を石狩川へ直接合流する新水路計画を立案し、難工
  事の末昭和11年(1936年)27年の歳月を掛け新水路を完成させた。
  夕張新水路によりこの地域は稲作を中心とした農業地帯に生まれ変わり、現在では夕張
  シューパロダム(北海道のダム巡り参照)等の治水事業も進み、道内のみならず我が国の
  食糧供給基地としての役割を担っている。
   
  ちとせ川(千歳川)開発局の下段プレートの拡大
  現在の千歳市街周辺は、「シコツ(大・沢)と呼ばれていましたが、「死骨」を思わせる
  こともあるため、あたりに飛来する鶴にちなみ「千歳」に改名されました。
  この「千歳」という名が川にも付けられ現在の千歳川となりました。
   
 
 
 
 
   
   
   

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