久々の 湯めぐりシリーズNo.129
平成24年7月20日(金)~21日(土)
オホーツク温泉 ホテル 日の出岬 紋別郡雄武町字沢木346-3 0158-850-2626
源 泉 名 オムイ温泉(アイヌ語の河口の塞がる所の意)
泉 質 ナトリウム-塩化物強食塩泉(弱アルカリ性高張性高温泉)
泉 温 66.2℃
p H 値 7.6 成分総計20.04g
効 能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき
宿泊 料金 ¥11,500 夕食一階レストラン、朝食レストラン/バイキング
わが人生もそろそろ最終章に入った。これからはひとつひとつのことを大事に書き込むので、多分、長文になる。
最近まではA4サイズ1ページにまとめていたが、今後は自由に書き込むことにする。(A4一枚に内容をまとめるのも
きついが…)この度の往路は混雑が予想される12号線を避け、275号線を北上。北竜のヒマワリ園を下見したが、
まだ、ちらほら開花している程度。
その先、幌加内地区のソバ畑が一面白い花の咲きはじめをデジカメに収め、ちょっと早めの昼食をとる。
もちろん、ご当地名物幌加内そばを賞味。麺は二八、タレも旨くてそば湯までが美味。当初予定していた美深~雄武線
(道道49号線)を急きょ変更し、道道120号線で枝幸へとむかう。これができるのも自前プランの個人旅行だ。
団体のツアーなら凡てがあてがい扶ちになってしまう。相変わらず田舎道ではすれちがう車も少ない。
枝幸へ到着後、直ちに三笠山山頂(172M)にある三笠山展望閣へと登る。ここは冬期間、スキー場になる。
球形を佩びたオホーツクの海は果てしなく広い。真冬ともなれば、この海がはるかアムール川に端を発した流氷が
結氷する。
生憎の悪天候のため枝幸の街並みはぼやけてみえたが、漁業が盛んなこのオホーツク沿岸に点在する市町村は皆
活況がある。
この海域で発達した気圧の影響で最高気温でも13度、最低気温は11度と真夏にしてはすこぶる寒い。これでも
真夏か?
屋上展望台からの遠望を、カメラに収めたりしたが、なにしろ寒い。階下の暖房が効いた喫茶店に転がり込んだ。
屋内展望台を兼ねた360度全面ガラス張りの眺望は抜群の2F カフェラウンジでコーヒータイムをとり、宿には
午後4時すぎチェックイン。フロントには制服に身構えた3名の男性とひとりの女性スタッフがおり、ちょっとしたホテルの
雰囲気だ。
ただ、夕食の時間設定で、コースメニュー以外に「本日は当ホテルのおすすめで採れたてウニをご提供しております。
いかがですか?」と…断るわけにもいかず、「ひとり分お願いします」…これが¥1,800、雰囲気としては、仕方なく
追加オーダーすることになる。
日帰りのお客さんもレストランで食事をする場合、自由に注文することができるのに…商売上手というか?少なくとも
好印象ではない。
しかし、1階のレストランで摂る夕食は、さすがオホーツク海の恵みを器に盛り付けているだけに鮮度や味は納得。
とくに、ホッケのチャンチャン焼き、帆立のフライ、かれいのから揚げが旨かった。全室オーシャンビューの当館は
日の出の風景が売りで、エレベーター内の掛け時計やフロントで手渡される案内書に明朝の日の出時間午前4時2分が
表示されている。
3階の自室からも、6階展望室からも、霧雨がけむり日の出は拝めなかったのが残念。
むしろ岬とは反対側の広大な牧場で50頭ほどの乳牛が草を食む風景が残像となっている。こんな広い牧場で
飼われている牛たちは幸せ者だ。だから夕食後のデザートに提供されたアイスクリームの旨さが頷ける。
温泉は食塩泉で、浴場には42℃、40℃、薬湯と、広めの浴槽が3ケ所あり、浴場入口の左側に露天風呂がある。
ここでも日帰り客で混雑している。
温泉めぐりをしていて、いつも感じることだが、露天風呂には浸かると通り過ぎる風がある。
しかし、風そのものを目にしたことはない。夕食は海の幸が満載だ…が、味も香りも見たことがない。
気温とてそうだ。それを物体として見たことも手で触れたこともない。これが五感ということだ。温泉での受けとめは、
個々人の情緒感によって千差万別だ。
洗い場が個別に仕切られており、客同士が互いにシャンプーや石鹸の飛沫に気を配らなくていい分、安楽だ。
食事後、部屋に戻ると布団が敷いてあり、就寝前にもう一度入浴しようとしたが、ベッドメーキングの係が窓を
開けっ放しにしていったため、室内温度が低下して寒さしのぎに床に入ったがアルコールの影響もあり朝まで白河夜船。
温泉に来て入浴回数1回は初めての経験。取り立てて印象に残る湯でもなかったし、朝風呂も控え、次の温根湯に
期待する。次号に書き込むが、翌日は走行計画を離脱、雄武から湧別を越え、遠くカレーライスを求めて網走市まで
足を延ばすことになる。初日、自宅からの走行距離数276キロ