昨今27.5インチって言うMTBのホイールが流行っている、このサイズETRTOで表記すると584になるんだけれども、そもそもこの584、ランドナーの650Bサイズ(よくBリムって言われる)と同じである、
写真のバイクはシンプルな650B/MTB GIANT-グラビエ
って言うバイクなんだけれども、これって要はアルミMTBのフレームを使って作った650Bランドナーのフラットバーって言う解釈もできるよね?
日本のランドナーは結構650Aというサイズがついている場合も多いんだけれどもこれはETRTOで590になるからこれには互換性が無い。
そんなこんなで手持ちのランドナーの修理がしばしば持ち込まれることが多いのだが、多くはブレーキと駆動系に問題を抱えている場合が多くて、これを改善してほしいって言うユーザーの対応ってのを色々考えているっていう今回のお話。
(このCX70がリリースされてからシクロもランドナーもものすごい恩恵を受けることになるんだけれどもね、いや凄い)
特にブレーキは90年代はMTBのカンチブレーキで良質のものがあったため(シマノXTRからDXくらいまでね)当時はそれを使っていればさして問題が無かったのだけれども、こと2000年を超えてカンチブレーキって言うのはVブレーキに淘汰された感がものすごくあり、シマノで言えば子供車用でちらほらあったち、ダイヤコンペのちょっとユーザーレベルで調整が難しいものしかなかったからものすごーくチョイスに苦労したものだったが、このシマノのシクロクロス用ブレーキCXシリーズが出てから事情は改善した。
デザインこそ前衛的だけれども、鍛造の仕上げが非常によろしいので確実に制動が楽になるし、調整もVブレーキのそれに準じているのでちょっとコツが解れば仕様には問題が無いというわけ。ただ、初期のセットアップには少し癖があるからセットアップだけはコツのわかったメカがやらないと折角の良いブレーキが台無しになってしまうんだね。
で、これをランドナーにセットして試乗をすると確実に制動距離が短くなって且つコントローラブルになるのが体感できる、シューもロード用のカートリッジタイプが使えるから、制動の味付けに非常に便利だというおまけ付き。
押入れの中に古いランドナーがあったら、こういう建て直しってのもアリですよー、
ちなみに私はフラットバーに変えて普段使いにしているので、参考に見に来ていただいてもOK
実はものすごく安定感が高いからゆっくり町乗りしたいとか、通勤しかしないとか言う場合にもこのモディファイは有効なんだなー
おまけ
90年代のランドナーはパーツの調達上MTBのパーツを多用したのは前述の通りだけれども、気をつけたいのはクランク、IGチェンリングを使っているクランクは組み合わせがあるから、このクランクを使っている場合はちょっと作業の時間が掛かる場合があるかもしれません。
ま、きっちり仕上げるんですがね(笑
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます