変形性膝関節症①

おはようございます大分、久々の投稿になりますが、皆さん如何お過ごしでしょうか昨日は「中秋の名月」でしたが、雲が多く

余りスッキリ見えず残念でした日中も大分涼しく（寒いくらいですが）、秋を感じる様になりましたね。運動、食欲、芸術の秋など

とも言いますが、季節の変わり目で体調を崩す方も少なくありません

この時期だけとは限りませんが、高齢者の方の治療をしていく中で、訴えが一番多い「膝」の痛みに関して今回は紹介していきます。

膝関節は大腿骨（太ももの骨）と脛骨（すねの骨）からなり、この２つの骨が接する面は「軟骨」と言う組織で覆われています。軟骨は、

体重を支えたり、動きによって生じる衝撃を受け止めるクッションのような役割をしていますが、長年膝に負担が掛かると、段々擦り減って

きますその結果、膝関節に炎症や痛みが起こるものを「変形性膝関節症」と言います。時間をかけて進行していく病気で、その進み具合も

個人差があります。

初期には・・違和感、動かし始めや立った時に痛みが生じる。軟骨が少しすり減って、毛羽立ちが見える状態

中期には・・軟骨の摩耗が進み、関節内に散らばった軟骨の破片が滑膜を刺激して、炎症が引き起こされます。膝に水が溜まったり、熱を

持って腫れる事もあり、正座が出来ない、完全に膝が伸ばせないなどの症状が現れます

末期には・・軟骨がほとんどなくなって、完全に骨が出た状態に骨同士が直接ぶつかり、強い痛みが生じます。極端なＯ脚になるなど、

関節の変形も目立ち、長時間歩く事が難しくなってしまいます。

主な原因は加齢その為、高齢になるほど罹りやすく、誰もが発症しえる病気と言えます。

患者数は５０代から増え始め、７０，８０代でピークに。自覚症状がない予備軍も含めると、全国で約２５００万人が罹患していると言わ

れていますまた、「肥満」も原因の一つ私達人間は２本の脚で身体を支えていますから、それだけでも膝には負担が掛かっている状態。

そして歩くとなると、体重の約、、倍の力が片膝に掛かってきます（体重８０㎏の人だと、約２００㎏の負担が掛かる事に・・）

太る（肥満）とそれだけ膝を酷使する事になるんですね( ﾟДﾟ)

また理由は良く分かっていませんが、膝関節は太ももなどの筋肉によって支えられている為、筋力の弱い女性の方が膝に負担が掛かりやすい

と言われています。治療法や予防法などは次回紹介していきましょう(＾◇＾)

今週末も各地で運動会、イベントが開催されると思いますが、ケガなどしない様にウォーミングアップをしっかり行い、水分補給もまめに

行って楽しみましょう