東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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屋外歩行練習とは

2023年12月07日 | 紹介

 皆さんこんにちは!暑い日が続いていましたが、12月に入りいよいよ肌寒くなり、冬が近づいてきましたね。

 今回は、当院のリハビリ訓練室の様子とひろーい敷地内をご紹介しながら、理学療法のリハビリで行っている「屋外歩行練習」の雰囲気をお伝えしようと思います。

 

 まず訓練室の様子です。

広い室内に大きな明るい窓、天気の良い日は日光連山が見えます。富士山、秩父連山、スカイツリーも見ることができます。

理学療法でよく使用する設備としては、プラットフォーム、ルームランナー、自転車エルゴメーター、車イスに乗車したまま自転車漕ぎが行える機器もあります。写真には写っていませんが、杖や車イス、歩行器ももちろんあります。歩行器には様々な種類があり、サークル歩行器、ピックアップ歩行器、免荷式歩行器、シルバーカーなど、患者様の状態に合わせて使用しながら練習を行っています。起立台、重り、階段、ステップ練習用の台、マットなどがあります。

スタッフのアイディアで、壁に数字や文字を貼り、順番や逆順にタッチしながら立位・バランス訓練を行えるようになりました。患者様は楽しみながら集中してタッチされています。

 

【ADL室】

ADL室という日常生活動作が行えるお部屋もあります。ここの台所は実際に使用でき、お料理の練習を行うこともあるんですよ。カレーや野菜炒めのいい匂いがしてくることがあります。

畳が敷いてある和室、トイレ、お風呂、洗濯機などもあります。布団の上げ下ろしや掃除機をかける練習も行えます。

 こういった屋内でのリハビリを行いながら、必要に応じて屋外歩行練習を行っています。

 さて、訓練室を出発して屋外歩行訓練に出発しましょう。血圧計、パルスオキシメーターなどでバイタルチェックしながら歩いていきます。

左手に見えるのが正面入り口です。右手に大きな銀杏の木があります。今年はまだ黄緑色ですが、例年まっ黄色に色づき、とてもきれいです。ちなみに小粒ですが銀杏の実がなります(落ちる先は職員用駐車場・・・)。

正面入り口を出るとこんな感じ。

屋外歩行のスタンダードなコースでは、正面玄関前の駐車場をぐるっと一周します。タイルやアスファルトが多く比較的歩きやすい道ですが、ところどころ、砂利道、草道、やわらかい土(もぐらがいそうなモコモコがあることも)、段差などがあり、病院内や訓練室の平らな廊下とは異なり、より日常生活に近い環境で歩行練習を行うことができます。

敷地内にはバス停もあり、バスや電車など公共交通機関を利用したリハビリも行われています。

屋外歩行に慣れてきたら、以下のようなコースはいかがでしょうか?

けものみち?いえいえ、こんな土の上や芝生の上を歩くこともあります。木の根っこが飛び出ていたり、坂道があったり、野趣あふれるコースとなっています。

広大な(東京ドーム約3.5個分!)敷地内には、桜、梅、藤、つつじ、モミジ、いちょう、カエデなど、その他たくさんの種類の木々や草花があり、季節ごとに目を楽しませてくれます。小鳥のさえずりやセミの声を聴き、季節を感じながら歩行練習を行っていただいております。

 以上、一部ではありますが、当院のリハビリ施設と屋外歩行練習で歩くコースをご覧いただきました。リハビリの雰囲気を感じていただければ幸いです。

 

 

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