鱧
鰻が黒いのは日焼けって知っていた?というCMがある
日差しのない深海から浅い川に上がってくるときに
鰻にとって有害な紫外線から守るためにメラニン色素が作られ
身体にそそぐ紫外線をカットするらしい
日焼けでいえば養殖の鯛は日焼けで色が濃くなるので
養殖生簀に遮光幕を張って日焼けを防ぐ努力をしているところもあるとか
夏の魚の代表格の鱧もウナギ目だが背は褐色で腹は白っぽい
深くはないが昼間は海底の砂地や岩の間に潜んで夜に活動をするから
余り日光のとは関係のない生活をしているからかな?
その鱧を金曜日に食べてきた
神田の「なまこ屋」に前職の同僚2人と伺った
食前酒の梅ワインに始まり
生け鱧のぬた味噌かけの先付
鱧皮酢
鱧とは関係のない八寸は7種類の酒の肴がすこしずつ
鱧の湯引き
鱧の二色焼き(柚子・山椒)
鱧のゼリー寄せ
鱧の天婦羅
鱧の冷しゃぶしゃぶ
雑炊
柚子シャーベットという鱧尽くし
手のひらからはみ出してしまうほど大きな岩ガキ
一緒に隅に乗せたお猪口と比べてもその大きさがわかる
これが2個、鱧の間に割って入る
とろ~っと甘い、気品さえ感じる旨さが口の中にふわ~っと広がる
暑い季節なので立川に引っ込んでいる大将からの贈り物だとのこと
その大将から店に電話が入って「もっと前に言ってくれれば行ったのに…」
確かにこの前、ワガ友さんと出かけたときは出て来てくれたが
暑さが違うので酸素ボンベを引いてくる身には辛いはず
お言葉だけと(あっ、岩ガキも)ありがたくいただいておきます?
話題は仕事のことはゼロでもっぱら家事と家族の話
同僚の1人は昨年、奥様を亡くして主夫と兼業
もう1人も、股関節か大腿骨の手術のあと腕を骨折…
やっぱり、家事の殆どを同僚がやっているとのこと
意見が一致したのは同居の息子は全く何も手伝わない
我家も同居していたら同じだろうな
生ビールの後、日本酒を2合徳利で7本?、かめ酒(2.5合)を1杯空けて
完璧に出来上がって神田駅でみんな異なるホームに上がってさようなら
翌日の太極拳はふらふらして太極拳になりませんでした
by よしの ふくすけ