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~ねじれた結果?~

2015年11月25日 | 日記
今月22日に行われた大阪府知事と市長を決めるダブル選挙。
結果は、大阪都構想への再挑戦を掲げたおおさか維新の会が両投票で大勝し、松井一郎知事が再選、橋下前市長の後継者として指名されていた吉村洋文新市長が当選する形となりました。
自民党は、中曽根元首相の秘書の経験もあり、市政経験豊富な柳本顕市議を擁立するも敗れるなど、完敗する形となりました。

今年5月に行われた『大阪都構想』の是非を問う住民投票で、『反対票』が過半数を超え、頓挫しかけたように見えましたが、維新人気はまだまだ継続しているようですね。
しかしなぜ、5月に行われた住民投票で、反対票が多く投じられたにもかかわらず、今回の選挙では『都構想への再挑戦』を掲げた維新が大勝することとなったのでしょう?
投票者の意見をまとめてみると
「あの時は、橋下さんが急ぎすぎていて、内容がよくわからなかった」
「反対にはなったが、結局何も変わらなかった」
などといった意見が大半を占めていました。

たしかに5月に行われて選挙は、この大きな改革を分かりやすく説明するには不十分な期間だったのかもしれません。
そこで『反対票』が多く入ったわけですが、反対となり計画中止となれば、現状維持が続くのは致し方のないことでしょう。
しかし、今回の選挙でも「都構想はよくわからない」という意見がちらほら聞かれました。
これでは、単に政治に関心がないと思われても仕方がないですよね。
「民主主義だ!」「日本をよくしろ!」と言いながら、政治に全く関心がないというのは、選挙権がある以上、無責任な行動な気がしますね。

中には、「おおさか維新の会は嘘つきだ!」という意見を上げている人もいます。
たしかに、「5月の住民投票で負ければ、都構想はこれきり」「負ければ民間人に戻る」などと、発言していたにもかかわらず、守っていないところを見ると嘘つきと呼ばれても仕方がありません。
しかし、それはどの政党も似たような節はありますよね。
選挙前の公約がすべて守られていれば日本はどんなに良い国になっていただろうか・・・と何度思ったことでしょう(笑)
もちろん、公約違反は許されることではありません。
では、なぜこのような人気が続くのか?
私は、彼の『実行力』に期待しているからだと思います。
「トップが身を削って示す」と演説で示した通り、自らの給与を4割以上、大幅にカットしました。
自らが私腹を肥やしながら指揮を執るのと、自らが見本となり指揮を執るのとで、どちらが好感を持てるでしょうか?

選挙とは、いわゆる『票取り合戦』。
票を多くとった方が勝ちなわけです。
政治というのは、前進するためには犠牲がつきものです。
そういう面では、すべての人間に支持されるような人はいないでしょう。
しかし、一票でも多くの票を獲得する方法を知っているんだと思います。
響きのいい公約をつらつらと並べて取れる票など、大した数にはならないでしょう。化けの皮などすぐに剥がれます。
しかし、自らが身を削った姿を見せれば、その人間の説得力が格段に増します。
嘘か真かは別として、魅せるべきところを的確に魅せているんですよね。
それが今回のような結果につながったのでしょう。
「トップが身を削って示す」姿勢、これは、どんな世界でも共通する成功のキーワードなのかもしれませんね。


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masa

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