昨夜は当番でした。
家でDVDを観賞しました。10970年度アカデミー賞特殊視覚効果賞受賞作品「トラトラトラ!」であります。
1941年12月未明、真珠湾攻撃急襲に出た日本軍。それを探知していながらも防ぐことが出来なかったアメリカ軍。暗号「トラトラトラ=真珠湾攻撃に成功せり」とともに日米両国は太平洋戦争に突入していく-。
製作総指揮ダリル・F・ザナックが日米の優秀なスタッフ・キャストを結集、120億円の巨費を投じて完成させた戦争スペクタル。小さい頃に見た記憶がありますが、ただ迫力ある戦闘シ-ンだけが印象にありましたが、今回は、緊張する日米外交交渉、そして駆け引きが面白かったです。アメリカの上層部が危機管理にいかに鈍感だったかという自戒を訴えておりました。敵国である帝国日本海軍をよく細かいところまで描いておりました。日本からは監督で深作欣二が参加しているせいでしょう。特筆は最後まで戦争回避を願っていた五十六海軍中将を演じた山村聰の演技です。
「外交にラストワ-ドはない」という台詞に対話重視で戦争は避けられるというメッセ-ジがあると感じました。一触即発状態の朝鮮・イラク・イラン問題、そして大国を標榜するロシア・中国など対話重視政策でのアメリカ外交を期待してます。もちろん、日本外交も。