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【J:COM】ハイビジョン録画可能なHDD搭載STBを提供

2006年03月09日 07時12分58秒 | オーディオビデオ
 ジュピターテレコム(J:COM)は3月8日、デジタルCATV「J:COM TVデジタル」の新サービスとして、ケーブルテレビ事業者としては初となるHDD搭載STBの提供を4月15日より開始する。J:COM TVデジタル利用者を対象に、追加月額料金840円でSTBをレンタルする。

 提供されるHDD内蔵STB「HDR」は地上デジタル/CSデジタル/BSデジタルの3波対応チューナー(CATVで利用される64QAM変調方式対応)を2基搭載しており、ハイビジョン放送を250GバイトのHDDにそのまま録画することができる。視聴できるすべてのサービスを一覧表示するEPGやタイムシフト視聴機能などを備え、一般的なDVD/HDDレコーダーのような使い勝手を実現した。

 EPGは8日分のデータを蓄積し、キーワード検索や12ジャンル(ニュース/スポーツ/アニメ/ドラマなど)からのジャンル検索から番組を探し出せる。2つの番組を同時に表示するピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)機能も備える。

 HD映像の録画可能時間は約20時間(BSデジタル 22Mbps時)。DVDドライブは搭載しないため、HDDがいっぱいになった場合にはi.Link端子を利用してD-VHSデッキなどへムーブしてやる必要がある。そのほかのインタフェースとしては、出力端子はD4×1、コンポジット×2、Sビデオ×2などを備える。サイズは54(幅)×70(高さ)×281(奥行き)ミリ、143グラム。

 HDD搭載以外の部分は同社が提供している既存STBとほぼ変わりなく、VoDやPPVのサービスも利用できる。単にCATVチューナーとしてだけの利用ももちろん可能だ。関東サービスエリアでは3月15日より、札幌/関西/九州エリアでは4月15日より受付を開始する(札幌/関西/九州エリアの開始は5月15日)。

 「J:COM TVデジタル」は2004年4月に本サービスが開始され、2005年12月には加入者は65万世帯を突破、同社テレビサービス全体(170万世帯)の40%に近づいている。同社は2005年12月よりハイビジョン専門チャンネルを開始するなど、デジタル放送の高付加価値化に取り組んでおり、J:COM TVデジタルの加入者も今年中に50%を超えるラインまで引き上げたい(代表取締役社長 CEO 森泉知行 氏)考えだ。


J:COM、ハイビジョン録画可能なHDD搭載STBの提供を開始

 STBとHDDレコーダーが別々だと無駄になってしまう場合があるので、HDDレコーダーをSTBに内蔵してしまうというのは良い考えだと思う。

 DVDドライブを内蔵させないのは、ハイビジョン記録するためのブルーレイなどのドライブがまだまだ高いためなのだろう。

 また、「i.Link端子を利用してD-VHSデッキなどへムーブ」できるということは、アイオーデータのHDDレコーダーを増設用として接続できそうだ。


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