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【au】買い方セレクトで変わった端末価格

2007年11月13日 00時50分19秒 | au
 KDDIの新たな携帯販売制度「au買い方セレクト」が本日11月12日に始まった。

 au買い方セレクトは、初期費用を抑えて携帯を購入しし、充実したサポートを受けたいユーザー向け(ただし基本2年縛り)の“フルサポートコース”と月々の利用料金を抑えたいユーザー向け(ただしKDDIが購入価格の一部、2万1000円を補助する「購入サポート金額」はなし)の“シンプルコース”のどちらかを選んでau携帯を購入・契約する制度。10月16日に発表した2007年秋冬商戦向けモデルの1つで、12日に発売された「簡単ケータイ A1407PT」に加えて、2007年夏モデルなど、すでに発売済みの端末や、今後販売するすべてのau携帯に適用される。

 12日に発売した新機種 簡単ケータイ A1407PTの価格は新規・機種変更ともに、シンプルコース選択で4万円前後、フルサポートコース選択で2万円前後(シンプルコース金額から、“購入サポート金額”分の2万1000円分が割引)となる。機種変更時は、従来までの契約期間により異なっていた価格差がなくなり、一律料金になる。

(中略)

 2007年秋冬モデルの発表にともない、11日まで現行機種も含めてすべて「0円/1円」とする販売店も多かったが、このau買い方セレクトの開始で、端末調達価格が高い新機種やハイエンドモデルとそれ以外の端末の価格差がややはっきりと表れるようになった。

 ただし売り場にはそれほど混乱した様子はない。「従来の方法で、安価に“年数縛り”なく契約したいと考えるお客様などは、とくに“au買い方セレクト”の特徴をよく分かっていらっしゃるようで、11日までに契約を済まされていたようです。

(中略)

 なお、販売店によっては今までと変わらない「0円」「1円」販売も行われている。

 これは「価格表」として店頭に貼り出すものではなく、販売店の定めるオプションサービスに同時加入すると、機種によって11日までとほぼ同価格で購入できるという“裏メニュー”のような形態で実施していた。例えば、新規または番号ポータビリティ利用者/フルサポートコース選択/販売店が定めるオプションサービスへの加入(安心ケータイサポート、プレミアメンバーズ加入、指定割、ダブル定額ライト、EZ待ちうたなど)といった条件を満たすとフルサポートコースの端末価格がさらに割り引かれ、機種によっては「0円」ないし「1円」になる。


「au買い方セレクト」開始、au携帯は最大4万円台に──ただし、条件次第で“0円”端末も継続 - ITmedia D モバイル

 今日からのauの「買い方セレクト」の導入で、「シンプルコース」の端末価格が従来よりも大幅に値上がりする事はわかっていたが、どれくらいの値段になるのかは始まってみない事にはわからなかった。「フルサポートコース」は従来並みの価格と言われていたが、どのように変化するのかも注目された。

 早速、ケーズデンキとヤマダ電機に足を運んでみた。

 「フルサポートコース」の端末価格はフルオプション加入時の割引価格は従来とほとんど変わりがなかった。ケーズデンキでは割引後の価格は、ほとんどの機種が新規0円になっていた。ヤマダ電機はそれよりも高かったが、割引後の価格はそんなに従来価格より大幅には上がっていなかった。

 しかし、一番変わったのは「フルサポート解除料」が高くなったために心理的な2年縛りの強制力が強まった感じだ。そのくせ、端末価格も基本料金等も据え置きでは、実質的な割高感が根強い。

 ユーザーにとって、端末価格と基本料金等では「フルサポートコース」のメリットがほとんど感じられないのに、2年も機種変更できないので「買い方セレクト」を改悪と感じるユーザーもいるだろう。auは「フルサポートコース」のメリットのユーザーへの説明や、今後さらなる特典を増やすなどの対策が必要になるのではないだろうか。

 このため、先月までは駆け込み需要でauが売れたが、しばらくは買い控えが起こるかもしれない。DoCoMoは従来機種は端末価格も基本料金等が従来通りのため、買い控えのauのスキをついて販売を伸ばす可能性もあるかもしれない。

 格安の基本料金で注目される「シンプルコース」はさらに複雑だ。

 昨日までは新規0円だった端末が「シンプルコース」の新規でも、3万円弱~4万円弱の価格となっていた。この価格ではとても手軽には買えない。いくら毎月の基本料が安くても、この端末価格ではかなりの敷居が高い印象だ。

 千円前後の料金プランなどで注目されたauの「シンプルコース」だが、この端末の価格差では「auは本当に売る気があるのか?」と疑問に感じるし、実際にauはあまり売りたくないというのが本音のようだ。

 さらに疑問なのは、「フルサポートコース」なら、フルオプション時には割引となり、結果的にほとんどの機種が0円になるショップもあるが、今のところは「シンプルコース」では同様の割引がない。このために同じ端末でも「フルサポートコース」と「シンプルコース」の端末価格の差が21000円以上の3万円前後になっているのは不公平な気がする。

 通常の「シンプルコース」新規はかなりの割高感があるが、ツーカーからの同番移行で1X(Aシリーズ)端末を購入する場合のみ0円となっているために、とても割安感がある。ツーカーユーザーからすれば、これはかなりの優越感で、「慌ててauにしないで待っててよかった!」と思える瞬間かもしれない。

 ただし、この場合も1X(Aシリーズ)端末のみで、WIN端末では通常の新規と同じ価格となっているために、ツーカーからの同番移行の優越感はなくなってしまう。

 auからすれば、WIN端末の方がAシリーズよりも高いので、差別化したのだろうが、その価格差が3万円前後となると、あまりに差が大き過ぎるように感じられる。しばらくすれば、ツーカーからの同番移行なら「シンプルコース」のWIN端末も0円になるのか?とても気になるところだ。

 auが顧客満足度1位になった結果が、auの自己満足度アップという最悪の事態を引き起こしてしまったようだ。そして、今回の「買い方セレクト」により、全体的にお買い得感が薄れてしまったので、いよいよDoCoMoの大反撃が始まりそうな予感がする。

 ソフトバンクも純増6ケ月1位で自己満足してしまって、ますます改悪をしない事を願うばかりだ。そうなったら、DoCoMoの大反撃をアシストする事になりかねない。

 この調子でいくと、年末から来年にかけて、MNPの勢力図にも変化が出るかもしれない。


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