6月29日に米国で発売されたアップル(Nasdaq:AAPL)の携帯電話機iPhone(アイフォン)が、一部で開通できない状態が続き、iPhoneの通信サービスの独占契約を結んでいる米通信大手AT&T(NYSE:T)は「問題解決に向け努力している」とコメントした。アップルが、提携企業とともに事業を運営することや消費者向け商品を携帯電話通信網につなぐ難しさに直面していることを露呈した格好。
iPhoneは、電子機器発売への消費者の期待度としては数年ぶりの高さだった。関係筋によると、iPhone購入者の約2%で開通に支障が出ているという。iPhoneを開通させると、通話のほか、音楽や動画の再生、インターネット閲覧などの機能も使えるようになる。
問題が長期化または広範囲に及ばない限り、アップルとAT&Tの両社の業績へのiPhoneの寄与度が下がることはないとみられる。iPhoneの販売台数は公表されていないが、業界関係者は、販売店での行列、メディアでの注目度の高さ、消費者の強い関心などから、iPhoneは有力商品になるとみている。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)への電子メールやブログへの書き込みによると、アップルやAT&Tの店舗に並んだ消費者の一部は、アップルの「iTunes(アイチューンズ)」を起動させたパソコンにiPhoneを接続して開通させようとしたものの、できなかった、または時間がかかったと不満を述べている。
一部のAT&T契約者は、これまで使用していた携帯電話がすでに契約解除となっており、iPhoneの開通を待っているところで、現在使用できる携帯電話が1つもない状態なのだという。
AT&Tの広報担当者、マイケル・コー氏は「iPhone購入者の大半は数分で開通できた」としたうえで、「問題解決に向け努力している。状況は徐々に好転している」と述べた。
アップルの広報担当者、ナタリー・ケリス氏は「iPhone購入者のうちごくわずかな人々が、完全な状態で開通できていない。あらゆる問題を迅速に解決するために懸命に努力している」とした。
酒類会社ビリジアン・スピリッツの社長は29日、ニューヨーク州ロングアイランドにあるアップルの店舗でiPhoneを購入したが、まだ使える状態になっていない。「iPhoneを使えるようにしてもらいたいが、ブラックベリーをもう一度使えるようにしてもらえればいい」と不満を漏らしていた。ブラックベリーは、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)(Nasdaq:RIMM)の人気携帯情報端末(PDA)。
アップルのiPhone、発売直後から一部が開通できず【WSJ】モバイル-最新ニュースIT-PLUS
ここにはどのような原因でiPhoneが開通しないのか書かれていないので、それも気になるが、こうなるのはある程度想像ができた。
その根底には、やはりアップルが携帯電話に初参入というのがあるように思える。
iPhoneはあくまでもiPodに携帯電話機能をオマケでつけただけというスタンスに思えてならない。
だから、携帯電話の初期設定のために、なぜかパソコンとiTunesが必要となる。せめて通話機能だけはそんな面倒な操作なしにすぐに使えるようにすべきだろう。ここにもアップルの傲慢さが感じられる。
そして、どうもこの初期設定部分でうまくいかずに、iPhoneが開通しないという問題が発生しているようだ。
dynaboys BLOG 【iPhone】使いにくそう
少なくとも、iPhoneをSIMに対応させていれば、iPhoneが何らかの理由で開通しなくても、SIMを前の端末に挿せば通話やメールくらいは利用可能なはずで、それで問題解決するまではなんとか凌げるはずだ。
そのような仕様にしなかった点がiPhoneの根本的な欠陥に思えてならない。
SIMに対応しないiPhoneのまま、仮に日本国内に持ち込まれても同様の事が起きる可能性がある。アップルは次のモデルからは仕様変更してSIMに対応するべきだと思う。それが実現しない限りは国内での発売は見合わせた方がいいと思われる。
SIMに対応していないと、「通話とメールだけなら従来の音声端末の方が使い易い」と感じた時に、簡単に別の機種を使うことはできない。
また、いずれ機種変更したくなった時に、SIMの差し替えだけで別の機種に簡単に変更する事もできない。
これでは2Gの時代に逆戻りしたかのような時代錯誤と言える。アップルはそんな事もわからずに携帯電話に参入したのだろうか?
個人的にはiPhoneに多少の期待はしながらも、アップルの携帯電話に対するスキル不足、認識不足が最大の不安材料となりそうだ。SIMに対応していないiPhoneはまったく欲しいとは思わない。
スマートフォンでは先行しているWindowsMobileだが、それも携帯電話としての操作性には疑問な点もあるので、iPhoneと切磋琢磨して欲しいところだ。
iPhoneは、電子機器発売への消費者の期待度としては数年ぶりの高さだった。関係筋によると、iPhone購入者の約2%で開通に支障が出ているという。iPhoneを開通させると、通話のほか、音楽や動画の再生、インターネット閲覧などの機能も使えるようになる。
問題が長期化または広範囲に及ばない限り、アップルとAT&Tの両社の業績へのiPhoneの寄与度が下がることはないとみられる。iPhoneの販売台数は公表されていないが、業界関係者は、販売店での行列、メディアでの注目度の高さ、消費者の強い関心などから、iPhoneは有力商品になるとみている。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)への電子メールやブログへの書き込みによると、アップルやAT&Tの店舗に並んだ消費者の一部は、アップルの「iTunes(アイチューンズ)」を起動させたパソコンにiPhoneを接続して開通させようとしたものの、できなかった、または時間がかかったと不満を述べている。
一部のAT&T契約者は、これまで使用していた携帯電話がすでに契約解除となっており、iPhoneの開通を待っているところで、現在使用できる携帯電話が1つもない状態なのだという。
AT&Tの広報担当者、マイケル・コー氏は「iPhone購入者の大半は数分で開通できた」としたうえで、「問題解決に向け努力している。状況は徐々に好転している」と述べた。
アップルの広報担当者、ナタリー・ケリス氏は「iPhone購入者のうちごくわずかな人々が、完全な状態で開通できていない。あらゆる問題を迅速に解決するために懸命に努力している」とした。
酒類会社ビリジアン・スピリッツの社長は29日、ニューヨーク州ロングアイランドにあるアップルの店舗でiPhoneを購入したが、まだ使える状態になっていない。「iPhoneを使えるようにしてもらいたいが、ブラックベリーをもう一度使えるようにしてもらえればいい」と不満を漏らしていた。ブラックベリーは、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)(Nasdaq:RIMM)の人気携帯情報端末(PDA)。
アップルのiPhone、発売直後から一部が開通できず【WSJ】モバイル-最新ニュースIT-PLUS
ここにはどのような原因でiPhoneが開通しないのか書かれていないので、それも気になるが、こうなるのはある程度想像ができた。
その根底には、やはりアップルが携帯電話に初参入というのがあるように思える。
iPhoneはあくまでもiPodに携帯電話機能をオマケでつけただけというスタンスに思えてならない。
だから、携帯電話の初期設定のために、なぜかパソコンとiTunesが必要となる。せめて通話機能だけはそんな面倒な操作なしにすぐに使えるようにすべきだろう。ここにもアップルの傲慢さが感じられる。
そして、どうもこの初期設定部分でうまくいかずに、iPhoneが開通しないという問題が発生しているようだ。
dynaboys BLOG 【iPhone】使いにくそう
少なくとも、iPhoneをSIMに対応させていれば、iPhoneが何らかの理由で開通しなくても、SIMを前の端末に挿せば通話やメールくらいは利用可能なはずで、それで問題解決するまではなんとか凌げるはずだ。
そのような仕様にしなかった点がiPhoneの根本的な欠陥に思えてならない。
SIMに対応しないiPhoneのまま、仮に日本国内に持ち込まれても同様の事が起きる可能性がある。アップルは次のモデルからは仕様変更してSIMに対応するべきだと思う。それが実現しない限りは国内での発売は見合わせた方がいいと思われる。
SIMに対応していないと、「通話とメールだけなら従来の音声端末の方が使い易い」と感じた時に、簡単に別の機種を使うことはできない。
また、いずれ機種変更したくなった時に、SIMの差し替えだけで別の機種に簡単に変更する事もできない。
これでは2Gの時代に逆戻りしたかのような時代錯誤と言える。アップルはそんな事もわからずに携帯電話に参入したのだろうか?
個人的にはiPhoneに多少の期待はしながらも、アップルの携帯電話に対するスキル不足、認識不足が最大の不安材料となりそうだ。SIMに対応していないiPhoneはまったく欲しいとは思わない。
スマートフォンでは先行しているWindowsMobileだが、それも携帯電話としての操作性には疑問な点もあるので、iPhoneと切磋琢磨して欲しいところだ。