経営再建中の三洋電機が、世界最大手の携帯電話メーカー、フィンランドのノキアと合弁会社を設立することが13日、わかった。米国など海外向けの第3世代携帯電話規格「CDMA2000」関連事業を新会社に移管する。出資比率などを最終調整しており、近く発表する。
携帯電話は多機能化が進むにつれ、開発費用が膨大になっており、財務体質の弱い三洋はノキアとの合弁設立による提携でコスト軽減を図る。ノキアは世界シェア3割を握るトップメーカーだが、日本市場への参入は遅れており、提携を本格参入のてこにする考え。NTTドコモが採用し、国内で主流の「W―CDMA」規格の携帯端末事業は、三洋本体に残す方針だ。
三洋は携帯電話を二次電池などと並ぶ再生の柱の一つに位置づけている。三洋は06年3月期にPHSを含む携帯電話の世界出荷台数を1250万台と見込んでいるが、価格競争のあおりを受け、収益力が低下している。
携帯電話をめぐっては、開発費の軽減を狙い、国内外のメーカーの合従連衡が進んでいる。
<三洋電機>携帯世界最大手ノキアと提携へ
先日は三洋とモトローラの提携という話も持ち上がっていたようだが、どうやら相手はノキアとなったようだ。
三洋とノキアが手を組んで一番喜ぶのはボーダフォンかもしれない。今後ボーダフォンに積極的に端末を投入するようになれば、ボーダフォンはラインナップ強化に朗報となりそうだ。
携帯電話は多機能化が進むにつれ、開発費用が膨大になっており、財務体質の弱い三洋はノキアとの合弁設立による提携でコスト軽減を図る。ノキアは世界シェア3割を握るトップメーカーだが、日本市場への参入は遅れており、提携を本格参入のてこにする考え。NTTドコモが採用し、国内で主流の「W―CDMA」規格の携帯端末事業は、三洋本体に残す方針だ。
三洋は携帯電話を二次電池などと並ぶ再生の柱の一つに位置づけている。三洋は06年3月期にPHSを含む携帯電話の世界出荷台数を1250万台と見込んでいるが、価格競争のあおりを受け、収益力が低下している。
携帯電話をめぐっては、開発費の軽減を狙い、国内外のメーカーの合従連衡が進んでいる。
<三洋電機>携帯世界最大手ノキアと提携へ
先日は三洋とモトローラの提携という話も持ち上がっていたようだが、どうやら相手はノキアとなったようだ。
三洋とノキアが手を組んで一番喜ぶのはボーダフォンかもしれない。今後ボーダフォンに積極的に端末を投入するようになれば、ボーダフォンはラインナップ強化に朗報となりそうだ。