ドワーフそふと

自作のソフトウェアについて
いろいろ書込みたいと考えていますが
はたして、うまくいくのやら...

SONY ICF-506 - 音がこもってるって本当? - その2

2017-11-26 19:56:24 | ラジオ
どうもICF-506の音質が釈然としない。今おいてある部屋はAMの入りが良くないので、ICF-801を使っている部屋と交換してみた。このコモり具合がどうしても気になるのだ。あちこち置いてみても余り代わり映えがしない。しかたがないのでFMの感度が良い場所を探してみた。一ヶ所見つかったので、AMに切り替える。本体の角度を調節してみると「ビンゴ!」となった。

ボリュームを上げてみた。音のディティールがアコーディオンを広げるようにはっきりする。前回の書き込みでは、「設置場所に自由度がある」と述べたが、いかにノイズに強いとはいえ、やはり、このラジオも性能を十分に発揮させるには、電波の受信状況の良い場所を見つけなければならないようだ。

あらためて音質を評価してみる。ノイズが少ないためAMFM共に明瞭度は、しっかり出ている。今回はFMがAMより「解像度が高い」ことがハッキリわかる。全くコモっていない訳ではないが、「気にならない程度」に改善した。受信状況によってコモり具合が大きく変わるようだ。ICF-801が弦楽器のように「響く」ような音質であるのに対し、ICF-506は木管楽器のような聴こえ方だ。当たりの柔らかい音だが、解像度は十分に出ている。少なくとも「地味な音」ではなくなった。受信状況が悪いと「モコモコ・サウンド」と言われたり、圧縮音源のような「デジデジした音」になってしまう。都心部のようなAMの受信状況が悪い地域では、このラジオの評価は、さぞかし低いと予想される。

性能を把握出来た今では、このラジオの音が少し好きになった。ICF-506を設置した部屋は夜中に使っているのだが、AM放送を混信ノイズの少ないクリアなサウンドで楽しんでいる。

SONY ICF-P36 - ラジオ放送が聴ける羊羹

2017-11-17 20:01:47 | ラジオ
ICF-506は、電池のモチが悪い。なので、非常時に備えるためポケットサイズのラジオを必要としていた。
そこで、アルカリ単三電池2本で100時間以上もつ、ICF-P36を購入することにした。
似たようなモデルでICF-P26というのがあるが、こちらは縦型で、おそらく何かに吊るして使用するタイプで、机などに置いて使うには不向きだ。FMアンテナが垂直方向にしか回らないというのも気になったので、横型のICF-P36に決めた。

デザインは、半分に切った羊羹のような形をしていてソニーらしい拘りを感じる。選局ダイヤルはシビアで合わせにくい。横型だから、もしかしてICF-P26よりバーアンテナが長いのではと期待したが、おそらくICF-306も含めて中身はほぼ同じと思われる。

AMの感度は実用レベルに達してると思う。FMは、ロッドアンテナの長さが短いせいか、市内にあるローカルFM局しか同調ランプが点灯しない。イヤホンをアンテナ代わりに使う携帯ラジオと変わらない。ノイズの拾い具合はICF-801と変わらない。

音質は、スピーカーが小さいためなのか「底を空けた紙コップを口元につけて喋っているような感じ」で、決して良い音とは言い難い。しかし、明瞭度は十分だ。AMならばこれでも良いが、FMで使用するには解像度が、やや不足気味だ。
ただ、小さいながらも6畳程度の部屋なら、ボリュームさえ上げれば部屋全体に響かせる事ができる。

イヤホンを使うと、音はモノラルだが実用レベルになる。特にAMは理想的な音質に近い。ステレオイヤホンを使っても両耳で聞くことができる。

普段使いを考えると音質が少々物足りない。しかし、就寝時、枕元に置いて小さな音で聴くには問題ないと思う。非常用として考えれば、これで十分だ。FMは、アンテナを補強しイヤホンを使えば実用に耐えうるかも知れないが、正直オマケと考えたほうがいい。

- 追記 -

前回の記事にて、ICF-506本体上方向からのコモり音について書いたが、正確には次のような現象と勘違いしている事が分かった。電源投入直後やチャンネル変更時に、語尾が聞き取れないほど激しく音がコモっているが、しばらく聞いてると明瞭度が上がってくる。良好な音質になるまでラグのようなものがあるようだ。