気心も受け、爱されない

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想定範囲外だ

2017-07-24 10:45:42 | 日記
もうアンタの顔なんか見ていたくないからさあ」
とすわった目でそう吐き捨てるように言ったわたしに實德
わ、わかったよ。
今度また改めて???、な?」
と言ってコウは逃げるようにしてわたしのシェアハウスを出て行く。
残されたわたしはそんな新たなる試練に再び頭の中が真っ白になり、時間の経つのも忘れただ呆然とソファに座っていた。

それからどれくらいの時間が過ぎたのだろう?

気づいた時、自分が居るこのリビングはすでに真っ暗な夕闇に包まれていた。

やられた。
コウの仕打ちはまたもわたしの想定範囲外だった。
それにしてもよくもまあ現実の状況はこうもわたしを追いつめてくれるものだ???、なんて思いつつ、この仕打ちがわたしに学ばせようとしているものがあるとすれば、それはいったいなんなのだろう?
そう前向きな発想だけは忘れないわたし。
”腐れ縁のオトコとはしっかりと縁を切れ。”
”弱さから来る依存は断ち切るべし。”
それから、それから???、”もっとオシャレに気づかうべし。
さもなければ若くてカワイイオンナにオトコを取られる、”いやそれはちがうか?むしろ”そう言う軽薄なオトコには今後いっさい近寄るべからず”ってことなんじゃないのか?
そしてわたしはそのまま電気もつけずにふらふらと階段を上がり實德、自分の部屋に入るなりばったりと死んだようにベッドの上に倒れ込んだ。

数時間後、わたしはシーツの上にべったりと垂れた自分のよだれに気づき目を覚ます。
あれ?

ね、寝てた?
と、下の階のリビングではルームメイトのふたりが晩飯でも作って食べてるのか?ガタガタとした物音と笑い声まじりの話し声が聞こえてくる。
トオルのヤツ、呑気に飯なんか食ってる場合か?
自分の元カノがコウに取られてやられちまったのをアイツは知ってるのか?
まあでも、ミユキちゃんの場合はトオルがふったわけだから、アイツは大してショックじゃない?
って、そういうこと?

あ?あ、やっぱわたしが最低階層ってことじゃ?ん香港 股價


それから数分後、ノーメークにスパッツ&パーカー姿の全身にどんよりとした邪気を背負ったわたしがスーッと青白い顔で足音もなくリビングに入って行くと、
な、なんだ?!

れておきまし

2017-07-14 10:40:57 | 日記
前日に俺がアイツに話す時、俺の方から『探偵でも雇ってみたら?』とさりげなく、でもしっかりと記憶に残るようにフォローは入れておきますよ。
それと新聞受けには2、3枚、見逃さない程度にそのチラシは入れておきましょう。
ってな感じでどうでしょう?」
とホンジョウは真剣にイナガキへの説得モードに入っている實德環球

面白そう!
あたしは乗った!」
とサイドよりモトコが上機嫌な笑顔でそう応える。

しかしオマエらも好きだねえ」
とマスターは呆れ顔だ。

じゃあ、わかりました。
ホンジョウさんの企画通りことが運んだ場合、わたしはその指示通りに全面的に協力しましょう。
ただし、その後わたしの商売に悪影響がないように後々そのナカバヤシさんには皆さんから十分にフォローしていただくって条件でね」
と、なんとイナガキもその提案を一応納得したようだった???、ってよくもまあこんな馬鹿げた大人の悪戯にこのイナガキって探偵も乗ってきたものだ證券行開戶
探偵って職業はそんなに暇なのか?

なんて思いつつも、その夜赤い砂漠」はそのしょうもないサプライズ企画で延々と終電まで盛り上がり続けた。

そして、その段取りどおりの1週間後の金曜、ホンジョウはナカバヤシを連れ再びその赤い砂漠」に顔を出す。

ホンジョウはふたりの酒が進み調子づいたあたりを見計らい彼の思い出の”運命のオンナ”との感動的な再会エピソードを事細かにナカバヤシに話し出す。
そして真剣にその話に聴き入るナカバヤシに対しホンジョウは、
ところで???、オマエの方はどうなんだ實德
?」
との突っ込みを入れる。